2026年8月12日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「銀歯を入れた歯がまたむし歯になることはある?」
「銀歯の下は見えないけど大丈夫?」
「一度治療した歯なら、もうむし歯にならない?」
実は、一度治療した歯でも再びむし歯になることがあります。 詰め物や被せ物の周囲からできるむし歯を「二次むし歯(二次カリエス)」と呼びます。
実は治療した歯はむし歯になりやすくなります。これは意外と知られていないことが多くて、僕も治療の際によく患者さんに説明するところです。
今回は、銀歯の下にむし歯ができる原因や予防方法について解説します。
二次むし歯とは?
二次むし歯とは、過去に治療した詰め物や被せ物の周囲に、新しくできるむし歯のことです。
銀歯そのものがむし歯になるわけではありません。
銀歯とご自身の歯の境目などから細菌が入り込み、残っている歯がむし歯になります。
銀歯の下は直接見えないため、気付かないうちにむし歯が進行していることもあります。
なぜ銀歯の下にむし歯ができるの?
原因の一つは、銀歯と歯の境目に付着する歯垢(プラーク)です。
特に境目に段差や隙間があると汚れが残りやすくなります。
また、詰め物や被せ物は永久に同じ状態を保てるわけではなく、必ず変形していきます。
例えば、白い保険の樹脂では、タッパーなどと同じように温度変化で変形します。タッパーをレンジで温めたら変形しますよね。それと同じで、熱いもの、冷たいものを食べていくうちに変形してしまいます。
銀歯も同様で、熱変形起こし、やがて隙間が生じてしまします。
海外では樹脂や銀歯を最終仕上げのマテリアルとして採用している国は多くありません。
長期間使用することで、
- 接着部分が劣化する
- 詰め物や被せ物が変形・破損する
- 歯そのものが欠ける
- 歯ぐきが下がり境目が露出する
などの変化が起こることがあります。
そこに細菌が入り込むことで、二次むし歯につながることがあります。
二次むし歯は気付きにくい?
二次むし歯の怖いところは、外から見ただけではわかりにくいことです。
レントゲンでもうまく映らないこともあり、二次う蝕は発見が遅れがちです。
銀歯の下で進行している場合、かなり大きくなるまで症状が出ないこともあります。
進行すると、
- 冷たいものや甘いものがしみる
- 噛むと違和感がある
- 銀歯が外れる
- 歯が痛む
などの症状が現れることがあります。
しかし、症状がないからといって問題がないとは限りません。
定期検診や必要に応じたレントゲン検査で確認することが重要です。
治療を繰り返すほど歯は小さくなる
二次むし歯になった場合、銀歯を外し、むし歯になった部分をさらに削って再治療する必要があります。
つまり、
むし歯になる → 削る → 詰める → 二次むし歯になる → さらに削る
という治療を繰り返すほど、ご自身の歯は少なくなっていきます。
むし歯が深くなれば神経を取る治療が必要になったり、削ってうくすなれば歯の破折などによって最終的に歯を残せなくなったりすることもあります。
そのため、歯を長持ちさせるには、最初の治療だけでなく「再治療をできるだけ減らす」という考え方がとても重要です。
二次むし歯を予防するには?
治療した歯を長持ちさせるためには、
- 毎日の丁寧な歯磨き
- デンタルフロスや歯間ブラシの使用
- 甘いものをだらだら食べない
- 定期検診を受ける
ことが基本です。
特に詰め物や被せ物と歯の境目は、意識して清掃しましょう。
そしてお近くの歯医者さんで定期検診を利用することも重要です。
また、歯ぎしりや食いしばりが強い方では、詰め物や歯そのものに負担がかかるため、必要に応じて対策を検討します。
当院の診療方針
博多歯科・矯正歯科では、むし歯を治療するだけでなく、その歯をできるだけ再治療しなくて済む状態にすることを大切にしています。
銀歯が入っているからという理由だけで、すべてやり替える必要があるわけではありません。
現在の詰め物や被せ物に問題がなければ、そのまま経過を見ていくこともあります。
一方で、二次むし歯や適合不良などが疑われる場合には、必要に応じてレントゲンなどで状態を確認し、保険診療・自費診療それぞれの選択肢をご説明します。
できるだけ治療の回数を減らし、ご自身の歯を長く残すことを目指します。
まとめ
銀歯を入れた歯でも、その下や境目から二次むし歯になることがあります。
大切なのは、
- 治療した歯も再びむし歯になる可能性がある
- 銀歯だけでなく他の材料でも二次むし歯は起こり得る
- 症状がなくても進行している場合がある
- 再治療を繰り返すほど残っている歯は少なくなる
- セルフケアと定期検診で再治療を減らす
ということです。
「昔入れた銀歯がそのままで心配」
「銀歯の下にむし歯がないか確認したい」
「何度も同じ歯を治療している」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
現在の状態を丁寧に確認し、できるだけ治療を繰り返さず、ご自身の歯を長く残すための方法をご提案いたします。