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マウスピース矯正のゴムかけはなぜ必要?顎間ゴムの役割とは

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2026年9月25日

マウスピース矯正のゴムかけはなぜ必要?顎間ゴムの役割とは

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

「マウスピースだけで歯を動かすのに、なぜゴムをつけるの?」

「ゴムかけを忘れると矯正が進まない?」

「食事のとき以外ずっとつける必要がある?」

矯正を始める前はおそらく皆さんマウスピースを交換するだけと思うのですが、実はもう1個重要なタスクがあります。

マウスピース矯正を始めると、治療の途中で「顎間ゴム(がっかんゴム)」を使用することがあります。

小さなゴムなので簡単な補助装置に見えますが、実はマウスピースだけでは動かしにくい方向へ力を加えたり、上下の噛み合わせを整えたりする重要な役割があります。

今回は、マウスピース矯正でゴムかけを行う理由について解説します。

顎間ゴムとは?

顎間ゴムとは、上の歯と下の歯に小さな矯正用ゴムをかけて使用する装置です。

マウスピースに設けたフックや、歯に取り付けたボタンなどにゴムをかけ、上下の歯を引っ張り合うように力を加えます。

マウスピース矯正では、アライナーそのものが歯を少しずつ動かしていきますが、**マウスピースだけですべての方向の力を理想的に加えられるわけではありません。**マウスピースが得意な動きというのは遠心移動と言われる後ろに歯を送ったり、また傾斜移動といって歯を傾けたりするような動きが非常に得意です。

また、マウスピースを2枚分常に噛んでいますので押し込む力は強いのですが引き出す、歯を挺出させる力というのは非常に弱いのでゴムで補ったりします。

そこで必要に応じて顎間ゴムを併用します。

なぜマウスピース矯正でゴムかけをするの?

大きな目的の一つが、上下の歯の位置関係や噛み合わせを整えることです。

このゴム掛けというのは補助装置にはなりますが、しっかり行っていくことによって矯正を早く終了させたり一つ一つの動きを確実に行うことができるようになります。

矯正治療では、単に前歯がきれいに並べば終了というわけではありません。

例えば上の歯が下の歯より前に出ている場合や、反対に下の歯が前に出ている場合、左右の噛み合わせにズレがある場合などには、上下の歯を連動させながら動かす必要があります。

顎間ゴムを適切な位置にかけることで、マウスピースによる歯の移動を補助し、上下の噛み合わせを整えていくことができます。

出っ歯や受け口の改善にも使う?

顎間ゴムは、治療する噛み合わせによってかける方向が変わります。

例えば、上の歯列が前方にあるⅡ級傾向の噛み合わせでは、それを改善する方向にゴムをかけることがあります。

反対に、下の歯列が前方にあるⅢ級傾向では、逆方向にゴムを使用することがあります。

また、上下の歯が噛み合わない開咬や、左右の噛み合わせを調整するときに使用する場合もあります。

ただし、顎間ゴムだけで骨格そのものを自由に変えられるわけではありません。

どこからどこへゴムをかけるかは、治療計画によって全く異なります。自己判断で位置を変更することは避けましょう。ゴムのかけ方はゴムかけがスタートしたときに担当医から詳しく説明をします。

ゴムかけは何時間必要?

顎間ゴムの装着時間は、患者さんの治療計画によって異なります。

「食事と歯磨き以外は使用してください」という場合もあれば、「夜間のみ」など、限られた時間だけ使用する場合もあります。

そのため、一律に「1日○時間」と考えるのではなく、担当する歯科医師から指示された装着時間を守ることが大切です。

ゴムは使用しているうちに力が弱くなりますので、交換方法や交換頻度についても指示に従いましょう。

ゴムかけをサボるとどうなる?

マウスピース矯正では、患者さん自身の協力が治療結果に大きく関係します。

マウスピースの装着時間だけでなく、顎間ゴムが必要な場合にはゴムの装着も治療計画の一部です。

装着時間が不足すると、予定していた方向に歯が十分動かず、マウスピースと実際の歯の位置にズレが生じる原因になることがあります。

その結果、追加のマウスピースが必要になったり、治療期間が予定より長くなったりする可能性があります。

「今日は忘れたから、明日は2倍のゴムをつけよう」と自己判断で強い力を加えるのもやめましょう。

矯正治療では、強い力をかければ早く動くというわけではありません。

マウスピース矯正は「装置を渡して終わり」ではありません

マウスピース矯正は、最初に作ったマウスピースを順番に交換するだけの治療ではありません。

実際には歯が計画通り動いているか、マウスピースがきちんと適合しているか、噛み合わせがどのように変化しているかを定期的に確認する必要があります。

必要に応じてアタッチメント、IPR、顎間ゴムなどを組み合わせながら治療を進めます。

博多歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正だけでなくワイヤー矯正にも対応しています。

その代わりワイヤー矯正では得られないメリットもたくさんあります。例えば外すことができるのでしっかり歯を磨ける。しっかり歯を磨けると患者さん自身も気持ちがいいですし、虫歯のリスクや歯周病のリスクを下げることができます。またワイヤー矯正特有の見た目っていうのをカバーすることができます。透明なマウスピースは非常に目立ちづらいです。

一方でワイヤー矯正の場合は毎月来ていただく必要はありますが、僕ら歯科医師、歯科衛生士がワイヤーを交換したり治療を進めたりすることができますので、患者さん自身が触るタスクっていうのはほとんどありません。その点の楽さはありますが、マウスピース矯正で得られるメリットの方がご自身にとって大きなメリットと感じる場合にはゴムかけを頑張る必要があります。

症例によってはワイヤー矯正の方が適している場合や、治療途中で別の方法を組み合わせた方がよい場合もあります。

一つの装置にこだわるのではなく、その方の歯並びや噛み合わせに適した治療方法を考えることを大切にしています。

まとめ|顎間ゴムも矯正治療の大切な一部です

マウスピース矯正で使用する顎間ゴムには、歯を動かす方向を補助したり、上下の歯列の位置関係や噛み合わせを整えたりする役割があります。

小さなゴムですが、治療計画の中では非常に重要な装置です。

特に大切なのは、指定された場所に、指定された時間、正しく使用すること。

ゴムかけを忘れる日が続いたり、装着方法が分からなくなったりした場合には、そのままにせず担当医へ相談しましょう。

博多駅エリアで2院体制|博多歯科 KITTE博多院もご利用いただけます

博多歯科・矯正歯科に加えて、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、マウスピース矯正・ワイヤー矯正の両方に対応しています。

両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。

矯正治療は長期間の通院になることが多いため、博多駅エリアの2院体制を活かしながら、治療を継続しやすい環境づくりにも取り組んでいます。

監修者情報

院長

工藤 幸暉(くどう こうき)

経歴

  • 九州大学 歯学部卒
  • 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
  • 2026年 日本歯周病学会認定医取得

資格・所属学会

  • 九州大学病院歯周病科研修登録医
  • 日本歯周病学会所属
  • デジタル矯正学会所属
  • 大阪SJCD所属
  • G.F.Oベーシック修了
  • 船越研修会ベーシック修了
  • TMJ LIVE インストラクター
  • スタディーグループMjARSボードメンバー
監修者:工藤幸暉

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