2026年11月04日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科です!
そしてこれだけ医療が進歩しているのにもかかわらず、なぜ虫歯はなくならないのでしょうか?
「以前治療した歯が、またむし歯になってしまった」
「銀歯の下がむし歯になっていると言われた」
「一度治療した歯なのに、どうしてまたむし歯になるの?」
このような経験はありませんか?
実は、一度むし歯を治療した歯でも、再びむし歯になることがあります。
これを「二次カリエス(二次う蝕)」と呼びます。
詰め物や被せ物をした歯は、見た目がきれいでも、その周囲や下でむし歯が進行している場合があります。
今回は、二次カリエスが起こる原因や症状、治療方法、再発を防ぐための対策について解説します。
① 二次カリエスとは?
二次カリエスとは、過去にむし歯治療を行った歯に、再びむし歯が発生することです。
例えば、銀歯や白い詰め物の周囲からむし歯が広がり、詰め物の下まで進行することがあります。
詰め物や被せ物そのものがむし歯になるわけではありません。
人工物と接している天然の歯の部分が、再びむし歯になるということです。
二次カリエスは、詰め物の周囲にできることもあれば、外から見えない部分で進行することもあります。
そのため、患者さん自身では気づきにくい場合があります。
治療したのに虫歯が再発するなんて、前の先生が下手だったのでしょうか?必ずしもそうではありません。
僕たちは日々の診療で二次カリエスをよく目にしますし、僕たちが行う虫歯治療の多くはこの二次カリエスが元になっていることが多いです。
② なぜ詰め物の下でむし歯になるの?
二次カリエスが起こる原因はいくつかあります。
① 詰め物と歯の境目にプラークがたまる
詰め物と天然歯の境目は、形状によって汚れが残りやすくなる場合があります。
むし歯の原因菌が糖分を利用して酸を作り、歯を溶かすことで二次カリエスが発生します。
② 詰め物の劣化や破損
長期間使用している詰め物では、材料の摩耗や破損、接着部分の劣化などが起こる場合があります。
その結果、境目に隙間が生じ、汚れが停滞しやすくなることがあります。
ただし、隙間があるからといって必ずむし歯になっているわけではありません。
③ むし歯になりやすい生活習慣
甘い飲み物を頻繁に飲む、間食の回数が多い、歯磨きが不十分といった習慣も関係します。
二次カリエスは、詰め物の問題だけでなく、お口の環境や生活習慣も関係する病気です。
③ 銀歯は二次カリエスになりやすい?
「銀歯はむし歯になりやすい」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
金属の詰め物は、材料自体がむし歯になることはありませんが、歯との境目に問題が生じると二次カリエスの原因になる場合があります。
一方、コンポジットレジンやセラミックなどの白い材料でも、二次カリエスが発生する可能性はあります。
重要なのは、材料の種類だけではありません。
詰め物の適合状態、接着操作、むし歯のリスク、日常の清掃状態などが関係します。
しかしセラミックの場合、確実に銀歯やプラスチックより虫歯になりにくいことがわかっております。
これはセラミック自体の性質にあります。セラミックとは日常のもので言うとお茶碗やマグカップのようなものです。これらは非常に歯と似た性質であり、ツルツルしているので汚れがつきにくいですし、熱いものや冷たいもので熱変形をすることもありません。また、歯に近い素材なので、しっかり歯とくっつけることができ、細菌が入りにくいのです。
一方、プラスチックや銀歯の場合は、熱いものや冷たいものを食べると熱変形をしますし、噛むことで曲がってしまったり、汚れがつきやすくなったりしてしまいます。
これはマテリアルの性質なので、僕たちがどんなに技術を身につけてもリスクを下げることはできません。
虫歯治療の後の予後というのは、素材の選択からすでに始まっていると言えます。
銀歯だから必ず再発する、セラミックなら絶対にむし歯にならない、というわけではありません。
どの材料を選ぶ場合でも、適切な治療とその後のメンテナンスが重要です。
④ 二次カリエスにはどんな症状がある?
二次カリエスでは、次のような症状が見られることがあります。
- 冷たいものがしみる
- 噛んだときに違和感がある
- 詰め物の周囲が黒く見える
- 詰め物が浮いている、外れやすい
- 食べ物が詰まりやすくなった
ただし、初期の二次カリエスでは自覚症状がないことも少なくありません。
また、詰め物の周囲が黒くなっていても、単なる着色である場合があります。
逆に、見た目に変化がなくても、内部でむし歯が進行していることがあります。
痛みがないから大丈夫、黒くなっているから必ずむし歯、とは判断できません。
歯科医院では、視診や必要に応じたレントゲン検査などを組み合わせて診断します。
⑤ 二次カリエスになったら詰め物はやり直し?
二次カリエスが見つかった場合、むし歯の範囲や詰め物の状態によって治療方法が変わります。
むし歯が小さく、詰め物の一部分に限られている場合には、部分的な修理や再修復で対応できることがあります。
一方、詰め物の下に広くむし歯が進行している場合には、詰め物を外して治療し直す必要があります。
さらに、むし歯が歯の神経に達している場合には、根管治療が必要になることもあります。
ここで知っていただきたいのが、歯は治療を繰り返すほど、残っている健康な歯質が少なくなりやすいということです。
詰め物を外す際には、むし歯だけでなく、修復物の除去に伴って歯を削る必要が生じることもあります。
そのため、当院では必要以上に歯を削らず、できるだけ健康な歯質を残すことを大切にしています。
⑥ 二次カリエスを予防するためにできること
二次カリエスの予防には、毎日のセルフケアと定期的な歯科受診が重要です。
① フッ化物配合歯磨き粉を使用する
フッ化物には歯の再石灰化を促進し、むし歯を予防する働きがあります。
年齢に応じた適切な濃度と使用量を守りましょう。
② フロスや歯間ブラシを使用する
詰め物と歯の境目、特に歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃が難しい場所です。
デンタルフロスや歯間ブラシを併用することをおすすめします。
③ 間食や甘い飲み物の回数を見直す
糖分を含む飲食物を頻繁に摂取すると、歯が酸にさらされる時間が長くなります。
摂取する量だけでなく、回数にも注意しましょう。
④ 定期的に詰め物の状態を確認する
歯科医院では、詰め物の境目や適合状態、むし歯の有無などを確認します。
問題が小さい段階で発見できれば、比較的小さな処置で対応できる可能性があります。
⑦ 博多歯科・矯正歯科のむし歯治療への取り組み
博多歯科・矯正歯科では、むし歯を治療するだけでなく、できるだけ再治療を減らし、患者さん自身の歯を長く残すことを大切にしています。
当院では、必要に応じてマイクロスコープなどを使用し、歯の状態を確認しながら治療を行います。
また、治療中に唾液などが入り込むことを防ぐため、症例に応じてラバーダム防湿を使用しています。
ラバーダムは、治療する歯をゴム製のシートで隔離する方法です。特に接着操作を伴う修復治療では、水分のコントロールが重要になります。
当院では、保険診療でもラバーダムの使用による追加料金はいただいておりません。
さらに、コンポジットレジンやCAD/CAM修復物、セラミックなど、歯の状態に応じた治療方法をご提案しています。
材料の特徴や保険適用の条件、費用についてもご説明し、患者さんが納得して治療方法を選べるよう心がけています。
まとめ|治療した歯こそ定期的なチェックが重要
二次カリエスは、一度むし歯治療を行った歯に再び発生するむし歯です。
詰め物の境目にプラークがたまることや、修復物の劣化、生活習慣などが関係しています。
また、詰め物の下で進行すると、見た目や症状だけでは気づきにくいこともあります。
大切なのは、むし歯を治療して終わりにするのではなく、再発を防ぐための管理を続けることです。
以前治療した歯に違和感がある方や、詰め物の状態が気になる方は、博多歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
博多駅周辺でむし歯治療をお探しの方へ
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」に加え、博多駅直結のKITTE博多8階には「博多歯科 KITTE博多院」もございます。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
むし歯治療や詰め物のやり直し、定期的なクリーニングなど、お口のお悩みがありましたらお気軽にお問い合わせください。
博多歯科・矯正歯科
電話番号:092-402-2976
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー