2026年11月02日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科です!
「インプラントも歯周病になるの?」
「インプラントの周りの歯ぐきから血が出る」
「インプラントはむし歯にならないから、一生使えると思っていた」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
インプラントは、失った歯の機能を回復するための優れた治療方法の一つです。しかし、天然歯と同じように、細菌によって周囲の組織に炎症が起こることがあります。
その代表的な病気がインプラント周囲炎です。
インプラント周囲炎は、進行するとインプラントを支える骨が失われ、最悪の場合にはインプラントを撤去しなければならないこともあります。
実はこのインプラント周囲炎はインプラントの終末期と呼ばれています。最終的にインプラントを失う原因の多くがこのインプラント周囲炎なのです。逆にインプラント周囲炎を克服すればインプラントの持ちというのが飛躍的に向上します。
今回は、インプラント周囲炎の原因や症状、天然歯の歯周病との違い、予防方法について解説します。
① インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に細菌性の炎症が起こり、インプラントを支える骨が徐々に失われていく病気です。
天然歯の歯周病と非常によく似た病気ですが、インプラント特有の組織構造による違いがあります。
また、インプラント周囲の炎症は、大きく2つに分けられます。
インプラント周囲粘膜炎
インプラント周囲の歯ぐきに炎症が起こっている状態です。基本的に炎症に伴う進行性の骨吸収は認められません。
インプラント周囲炎
炎症がインプラントを支える骨にまで及び、骨の吸収が進行している状態です。
周囲粘膜炎の段階で適切に対応できれば、炎症の改善が期待できます。
しかし、骨の吸収が進んでしまうと、治療が難しくなる場合があります。
インプラント周囲炎は、早期発見と早期対応が非常に重要な病気です。
② 天然歯の歯周病との違いは?
天然歯とインプラントでは、周囲の組織構造が異なります。
天然歯の根の周囲には、歯根膜という組織があります。
歯根膜は歯と骨をつなぎ、噛む力を緩衝する役割を担っています。
一方、インプラントには歯根膜がなく、インプラント体が骨と直接結合しています。
さらに、天然歯とインプラントでは、周囲の結合組織の線維の走行や血液供給にも違いがあります。
そのため、インプラント周囲では炎症が広がる様子や組織の反応が、天然歯と異なる場合があります。
研究では、インプラント周囲炎は天然歯の歯周炎と比べて、炎症が広範囲に及んだり、骨吸収が速く進行したりする場合があると報告されています。
ただし、進行速度には個人差があり、すべてのインプラント周囲炎が急速に悪化するわけではありません。
③ インプラント周囲炎の原因は?
最も重要な原因は、インプラント周囲に蓄積する細菌性プラークです。
つまりインプラントも天然の歯も歯周病になるというところが共通していて、原因もほとんど共通しています。つまり歯周病治療をしっかりしている歯科医院ではインプラント周囲炎の治療もしっかり行うことができますし、患者さんにも歯周病のケアをしっかり理解していただければインプラント周囲炎のリスクも大きく下げることができます。
インプラント自体はチタンなどで作られているため、むし歯にはなりません。
しかし、その周囲の歯ぐきや骨は生きた組織です。
プラークが蓄積すると炎症が起こり、骨の吸収につながることがあります。
特に注意したいのは、次のような要因です。
- 歯磨きや歯間清掃が不十分
- 過去に歯周病にかかったことがある
- 定期的なメンテナンスを受けていない
- 喫煙習慣がある
- 糖尿病のコントロールが不良
- 被せ物の形状などによって清掃が難しい
特に、歯周病の既往がある方は、インプラント周囲炎のリスクが高くなることが知られています。
当院では、歯周病認定医とインプラント専門医が在籍し、安心安全なインプラント治療はもちろん、インプラントを入れた後のサポートもしっかり行っておりますので、お気軽にご相談ください。
そのため、インプラント治療前に歯周病を適切に治療し、治療後も管理を続けることが大切です。
④ インプラント周囲炎の症状とは?
インプラント周囲炎では、次のような症状が見られることがあります。
- インプラント周囲の歯ぐきから出血する
- 歯ぐきが赤く腫れる
- 歯ぐきから膿が出る
- インプラント周囲の歯ぐきが下がる
- 口臭が気になる
- 進行するとインプラントがぐらつく
ただし、初期には痛みなどの自覚症状がほとんどない場合もあります。
また、インプラントには天然歯のような歯根膜がないため、天然歯とは感覚の伝わり方も異なります。
痛みがないからといって、インプラント周囲の組織が健康とは限りません。
インプラント周囲の出血や腫れが続く場合には、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
⑤ インプラント周囲炎は治せる?
インプラント周囲炎の治療では、まず炎症の原因となっている細菌性プラークを減らすことが基本になります。
初期のインプラント周囲粘膜炎であれば、専門的な清掃やセルフケアの改善によって、炎症が改善することがあります。
一方、骨の吸収を伴うインプラント周囲炎では、より専門的な治療が必要になる場合があります。
具体的には、インプラント周囲の清掃や感染源の除去、必要に応じた外科的な処置などを検討します。
症例によっては、骨再生を目指す治療が選択肢になることもありますが、失われた骨を必ず回復できるわけではありません。
また、インプラントの支持骨が大きく失われている場合には、撤去を検討することもあります。
インプラント周囲炎は、進行してから治療するよりも、発症を予防し、早い段階で対応することが重要です。
⑥ インプラントを長持ちさせるために大切なこと
インプラントを長期間使用するためには、治療後のメンテナンスが欠かせません。
特に重要なのは、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的な管理です。
インプラントの周囲は、被せ物の形状によって歯ブラシが届きにくい場合があります。
そのため、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを適切に使用することが大切です。
また、歯科医院ではインプラント周囲の出血や歯周ポケットの状態、清掃状況などを確認します。
必要に応じてレントゲン撮影を行い、周囲の骨の変化も評価します。
インプラントは、装着したら治療が終わりというわけではありません。
インプラント治療は、埋入手術や被せ物の装着だけでなく、その後の長期的な管理まで含めて考える必要があります。
⑦ 博多歯科・矯正歯科のインプラント治療への取り組み
博多歯科・矯正歯科では、インプラント治療だけでなく、歯周病治療や定期的なメンテナンスにも対応しています。
当院ではストローマン社のインプラントシステムを採用しています。
ただし、どれだけ品質の高いインプラントを使用していても、インプラント周囲炎のリスクがなくなるわけではありません。
重要なのは、インプラントを入れる前のお口の環境と、治療後の管理です。
歯周病がある場合には、必要な歯周病治療を行い、インプラント治療後も継続的に状態を確認します。
また、担当歯科衛生士制を採用しており、患者さんのお口の状態や清掃習慣に合わせたメンテナンスを大切にしています。
他院でインプラント治療を受けられた方のご相談にも対応しています。インプラントの種類や状態によって対応可能な処置は異なりますので、まずは検査のうえご説明いたします。
まとめ|インプラントも歯周病のような病気になる
インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。
インプラント周囲炎は、天然歯の歯周病と似た病気ですが、周囲組織の構造が異なるため、進行や治療方法にも違いがあります。
インプラントを長持ちさせるためには、治療前の歯周病管理と、治療後の継続的なメンテナンスが重要です。
インプラント周囲の出血や腫れが気になる方、インプラントのメンテナンスをご希望の方は、博多歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
博多駅周辺でインプラント治療をご検討の方へ
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」に加え、博多駅直結のKITTE博多8階には「博多歯科 KITTE博多院」もございます。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
インプラント治療や歯周病治療、治療後のメンテナンスについてお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
博多歯科・矯正歯科
電話番号:092-402-2976
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー