2026年9月13日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「矯正を始めたら歯が痛くなったけど大丈夫?」
「噛むと歯が痛いのは、ちゃんと動いている証拠?」
「痛みは何日くらい続く?」
矯正治療を始めると、歯が浮いたような感覚や、噛んだときの痛みを感じることがあります。
結論からいうと、矯正装置を装着・調整した後に一時的な痛みが出ることは珍しくありません。
ただし、すべての痛みが「矯正だから正常」というわけではありません。
注意が必要な痛みもありますし、そもそも痛みがある状態って不安ですよね。
当院は年末年始以外、毎日診療しておりますし、平日は21時まで空いておりますので、不安なことがありましたらお気軽にご連絡ください。
今回は、矯正中に歯が痛くなる理由と、心配しなくてよい痛み・歯科医院へ相談した方がよい痛みの違いについて解説します。
なぜ矯正で歯が動くと痛いの?
矯正治療では、歯に適切な力を加えることで、少しずつ目的の位置へ移動させていきます。
歯は顎の骨に直接くっついているわけではなく、歯と骨の間には「歯根膜」という組織があります。
矯正力が加わると、歯の周囲では骨の吸収と形成が起こり、少しずつ歯が移動していきます。
この過程で歯の周囲の組織に反応が起こるため、歯が押されるような感覚や噛んだときの痛みを感じることがあります。
つまり、矯正後の一時的な違和感や痛みは、歯を動かす過程で起こり得る反応です。
歯根膜は靭帯なので、痛い表現をすると靭帯を引っ張っているようなものです。当然痛いです。。。
どんな痛みならよくある?
ワイヤー矯正では、装置を初めて装着した後やワイヤーを交換・調整した後に痛みを感じることがあります。
マウスピース矯正でも、新しいマウスピースへ交換した直後に歯が締め付けられるような感覚が出ることがあります。
特に、
「噛むと歯が少し痛い」
「歯が浮いたように感じる」
「硬いものを噛みにくい」
「歯全体が押されている感じがする」
といった症状は比較的よくみられます。
一般的には装置の装着や調整後に痛みが出て、その後徐々に軽くなっていくことが多いです。
痛みの程度や続く期間には個人差があります。
靭帯は一時的に伸びますが、歯に関しては伸びっぱなしではなく、歯の方が伸びを修正する方向に動くのです。
この体の仕組みを利用したのが歯列矯正です。
「痛いほど歯がよく動く」は間違い
ここはぜひ知っておいていただきたいポイントです。
「矯正は痛ければ痛いほど歯がよく動く」
というわけではありません。
歯を効率よく安全に動かすためには、適切な矯正力を加えることが重要です。
たまに、早く終わらせたいから強く力をかけてくださいと言われる患者さんもいらっしゃいますが、危険すぎるので僕はやりません。
強すぎる力をかければ、その分早く歯が動くという単純なものではありません。
むしろ過度な矯正力は、歯や歯周組織への負担になる可能性があります。
そのため、矯正治療の痛みを我慢比べのように考える必要はありません。
痛みが強い場合には遠慮なく担当医へ相談してください。
痛みがあるときはどうすればいい?
矯正装置を調整した直後は、硬い食べ物を噛むと痛みを感じやすくなります。
そのような時期には、無理に硬いものを食べず、
おかゆ、うどん、スープ、豆腐、卵料理など、あまり強く噛まなくても食べられるものを選ぶと楽になります。
痛みが強い場合には、状態によって鎮痛薬を使用することもあります。
ただし、薬の種類や全身状態、服用中の薬などによって適切な使用方法は異なるため、必要な場合には歯科医師へ確認してください。
多くの場合、調整後の痛みは徐々に落ち着いていきます。
ワイヤーが当たって痛い場合は「歯が動く痛み」とは別
ワイヤー矯正では、歯そのものではなく、ブラケットやワイヤーが頬・唇の粘膜に当たって痛むことがあります。
これは歯が動くことによる痛みとは別です。
装置をつけた直後は口の中が慣れていないため、口内炎のような傷ができることもあります。
矯正用ワックスを装置に付けることで、粘膜への刺激を軽減できる場合があります。
また、歯が動くにつれてワイヤーの端が後方から出てきて、頬に当たることもあります。
ワイヤーが刺さって痛い場合には、無理に我慢せず歯科医院へご連絡ください。
痛い部分のワイヤーは当日カットができることが多いです。
マウスピース矯正で痛い場合は?
マウスピース矯正でも、歯を動かしている以上、痛みや圧迫感が出ることがあります。
特に新しいマウスピースへ交換した直後は、締め付けられるように感じることがあります。
ただし、
「マウスピースが明らかに浮いている」
「一部分だけ強烈に痛い」
「アタッチメント周辺に異常がある」
といった場合には、単純な矯正痛ではない可能性もあります。
自己判断で装着を中断したり、次のマウスピースへ進んだりせず、まず担当医へ相談しましょう。
この相談が」すぐできるように当院ではほぼ毎日診療している仕組みを整えております。
こんな痛みは歯科医院に相談してください
矯正中だからといって、すべての歯の痛みを我慢する必要はありません。
例えば、
・強い痛みがなかなか軽くならない
・何もしていなくてもズキズキ痛む
・特定の1本だけ強く痛む
・歯ぐきが大きく腫れている
・歯の色が変わってきた
・装置が外れたりワイヤーが刺さったりしている
といった場合には、一度確認が必要です。
矯正治療中でも、むし歯や歯の神経のトラブル、歯周病などが起こる可能性はあります。
「矯正中だから痛くて当然」と決めつけないことが大切です。
痛みが全然なくても歯は動いている?
反対に、
「全然痛くないけれど、本当に歯は動いているの?」
と心配される方もいます。
痛みの感じ方にはかなり個人差があります。
また、治療の段階や歯に加えている力によっても痛みは異なります。
そのため、痛みがない=歯が動いていない、というわけではありません。
歯が予定通り動いているかどうかは、痛みの強さではなく、診察や口腔内写真などを通して確認していきます。
矯正の進捗が気になる場合はいつでもご相談ください。
矯正治療は「歯を動かすこと」だけが目的ではありません
矯正治療では、歯並びをきれいにすることに目が向きがちです。
しかし、本当に大切なのは、歯や歯ぐきの健康を守りながら適切に歯を動かすことです。
そのためには、むし歯や歯周病の管理、歯磨き、定期的なチェックも欠かせません。
博多歯科・矯正歯科では、ワイヤー矯正・マウスピース矯正だけを見るのではなく、一般歯科も含めてお口全体を確認しながら治療を進めることを大切にしています。
まとめ|一時的な痛みは珍しくありませんが、我慢しすぎないでください
矯正装置を装着・調整した後に、歯が浮くような感覚や噛んだときの痛みが出ることは珍しくありません。
多くは一時的で、徐々に軽くなっていきます。
一方で、強い痛みが長く続く、何もしていなくてもズキズキする、特定の歯だけ強く痛むなどの場合には、別の問題が隠れている可能性があります。
そして、覚えておいてほしいのは、
「痛いほど矯正が効いている」わけではない
ということです。
痛みと矯正の進み具合は完全なトレードオフではないと言うことをご理解ください。
また矯正中の痛みで不安なことがあれば、無理に我慢せず担当医へ相談してください。
博多駅エリアで2院体制|博多歯科 KITTE博多院もご利用いただけます
博多歯科・矯正歯科に加えて、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、ワイヤー矯正・マウスピース矯正をはじめ、むし歯・歯周病治療、根管治療、インプラントなど幅広い診療に対応しています。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による厚い診療体制を整えています。
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」と、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」。
矯正治療中の痛みや装置のトラブル、むし歯などについても、お口全体を確認しながら長期的にサポートしていきます。
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー