2026年9月11日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「歯を失ったら、インプラントと入れ歯のどちらがいい?」
「できるだけしっかり噛みたいけれど、手術は怖い」
「高齢になったら入れ歯の方がいい?」
歯を失ったときの代表的な治療方法として、インプラント・入れ歯・ブリッジがあります。
今回はその中でも、患者さんから比較されることの多い「インプラント」と「入れ歯」について解説します。
結論からいうと、どちらかがすべての人にとって優れているわけではありません。
残っている歯の状態、顎の骨、全身状態、費用、治療期間、患者さんが何を重視するかによって適した治療は変わります。
当院では、インプラント専門医が在籍しており、インプラントやそれ以外の治療もご相談可能なのでお気軽にご相談ください。
インプラントとは?
インプラントは、歯を失った部分の顎の骨にチタンなどでできた人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。
顎の骨によってインプラントが支えられるため、天然歯に近い感覚でしっかり噛みやすいことが大きな特徴です。
また、1本の歯を失った場合でも、基本的には隣の健康な歯を大きく削る必要がありません。
一方で、インプラントを顎の骨に埋め込むための外科手術が必要です。
保険適用となるケースは限定的で、多くの場合は自費診療となります。
費用はおよそ40万円ほどかかりますが、ご自身の歯の価値を考えてみてください。
例えば僕が
「40万あげるので歯を抜かせてください」と言ったら、安すぎると思いませんか。
(もちろんそんなこと言ったことはありません笑)
歯の価値というのはもっともっと高いはずです。
運悪く歯を失った場合には、以前と同じように食事を楽しむために、インプラントは非常に有効です。
インプラントが向いている人
インプラントが特に選択肢になりやすいのは、
・できるだけ自分の歯に近い感覚で噛みたい
・取り外し式の入れ歯に抵抗がある
・残っている歯への負担をできるだけ減らしたい
・見た目にもこだわりたい
・治療後のメンテナンスを継続できる
といった方です。
特に、歯を1本だけ失ったケースでは、隣の歯を削るブリッジと比較して、周囲の歯を削らずに治療できることは大きなメリットです。
失った歯を補うために、残っている健康な歯へできるだけ負担をかけたくない方には、インプラントは有力な選択肢になります。
インプラントが向かない場合もあります
ここまでの話を聞くとインプラントに偏ったように感じるかもしれませんが、歯を失った場合の第一選択は、基本的にはインプラントです。
とはいえ、インプラントは誰でも受けられる治療ではありません。
顎の骨が少ない場合には骨造成などの追加処置が必要になることがあります。
また、全身疾患の状態や服用している薬によっては、インプラント手術を慎重に検討する必要があります。
喫煙もインプラント治療のリスク因子の一つです。
さらに、インプラントは入れたら終わりではありません。
インプラント自体はむし歯になりませんが、周囲に炎症が起こる「インプラント周囲炎」になることがあります。
長く使用するためには、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが重要です。
入れ歯とは?
入れ歯は、失った歯と歯ぐきを人工物で補う取り外し式の治療です。
数本の歯を失った場合には部分入れ歯、すべての歯を失った場合には総入れ歯を使用します。
インプラントとの大きな違いは、基本的に大きな外科手術を必要としないことです。
また、条件を満たせば保険診療で作製できるため、治療費を抑えやすいというメリットもあります。
多数の歯を失っている場合でも対応しやすく、昔から行われている治療方法です。
インプラントが現れた今でも入れ歯がなくなることはありません。
入れ歯が向いている人
入れ歯が選択肢になりやすいのは、
・外科手術を避けたい
・できるだけ治療費を抑えたい
・比較的短期間で失った歯を補いたい
・全身状態などの理由でインプラント手術が難しい
・多数の歯を失っている
といった方です。
入れ歯は取り外しができるため、外して清掃できるという特徴もあります。
また、将来的にお口の状態が変化した際に修理や調整を行える場合があることもメリットです。
入れ歯にもデメリットがあります
入れ歯の場合、インプラントと比較すると噛む力や安定感に違いを感じることがあります。
特に使い始めは、
「違和感がある」
「食べ物が入れ歯の下に入りやすい」
「話しにくい」
「硬いものが噛みにくい」
と感じる方もいます。
部分入れ歯では、残っている歯に金具をかけて支える設計になることもあり、その歯に負担がかかる場合があります。
ただし、入れ歯にもさまざまな設計や材料があります。
「入れ歯=噛めない」と決めつけるのではなく、残っている歯や顎の状態に合わせて適切に設計することが大切です。
インプラントと入れ歯を比較すると?
大まかな違いを整理すると、インプラントは「しっかり噛みたい」「取り外したくない」「周囲の歯への負担を減らしたい」という方に向いています。
一方、入れ歯は「手術を避けたい」「費用を抑えたい」「比較的早く歯を補いたい」という方に向いています。
インプラントは固定式で安定しやすい反面、手術・治療期間・費用というハードルがあります。
入れ歯は外科手術を避けられる反面、取り外しや違和感、噛み心地などを受け入れる必要があります。
つまり、「一番良い治療」ではなく、「自分にとって何を一番大切にするか」で選択肢が変わります。
年齢だけで決める必要はありません
「もう高齢だから入れ歯しか無理ですよね?」
と相談されることがあります。
しかし、インプラントができるかどうかは年齢だけで決まるものではありません。
全身状態や顎の骨、お口の清掃状態などを確認して判断します。
反対に、若いから必ずインプラントが一番良いとも限りません。
例えば、今後の治療計画や残っている歯の状態によっては、入れ歯やブリッジを選択することもあります。
年齢だけではなく、これからその治療を何年使うのか、将来どのような治療が必要になる可能性があるのかまで考えることが大切です。
「歯を失った原因」を考えることも重要
インプラントか入れ歯かを決める前に、ぜひ考えてほしいことがあります。
それは、
「なぜその歯を失ったのか?」
ということです。ここを僕は一番重視しております。
歯周病で歯を失ったのであれば、残っている歯にも歯周病が進行している可能性があります。
むし歯で失ったのであれば、むし歯になりやすい環境が残っているかもしれません。
歯ぎしりや強い噛み合わせが原因で歯が割れたのであれば、その力への対策も必要です。
原因を改善しないままインプラントや入れ歯を入れても、同じような問題を繰り返す可能性があります。
失った歯をどう補うかと同じくらい、残っている歯をどう守るかが重要です。
当院ではインプラントありきで考えません
博多歯科・矯正歯科では、インプラント治療を行っていますが、歯を失った方全員にインプラントをおすすめするわけではありません。
入れ歯、ブリッジ、インプラントにはそれぞれメリットとデメリットがあります。
さらに、状態によっては「本当にその歯を抜かなければならないのか?」というところから考えることも大切です。
可能であれば天然歯を残す方法を検討し、抜歯が必要な場合には、その後の選択肢を一緒に考えます。
患者さんが何を優先したいのかを伺いながら、治療期間や費用、将来的なメンテナンスまで含めて比較することを大切にしています。
まとめ|自分に合った方法を選ぶことが大切
インプラントは、しっかり噛みやすく、周囲の歯を大きく削らずに治療できることがメリットです。
一方、入れ歯には外科手術を避けやすく、保険診療という選択肢もあり、多数の歯を失ったケースにも対応しやすいというメリットがあります。
どちらが優れているかではなく、お口の状態と患者さんが大切にしたいことを合わせて考えることが重要です。
「インプラントにした方がいいのかわからない」
「入れ歯以外の方法も知りたい」
という段階でも大丈夫です。
まずはそれぞれの選択肢を知ってから、自分に合った治療方法を一緒に考えていきましょう。
博多駅エリアで2院体制|博多歯科 KITTE博多院もご利用いただけます
博多歯科・矯正歯科に加えて、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、インプラントや入れ歯をはじめ、むし歯・歯周病治療、根管治療、矯正など幅広い診療に対応しています。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による厚い診療体制を整えています。
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」と、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」。
歯を失った後の治療方法だけでなく、「本当に抜歯が必要なのか」という段階から、残っている天然歯をできるだけ長く守る方法を一緒に考えていきます。
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー