2026年10月23日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「歯周病で骨が溶けていると言われた」
「一度失った骨は、もう元に戻らないの?」
「骨を再生させる治療があると聞いたけど、本当?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
歯周病は、歯ぐきだけでなく、歯を支えている骨(歯槽骨)にも影響する病気です。
進行すると歯槽骨が吸収され、最終的には歯がグラグラしたり、抜歯が必要になったりすることがあります。
では、一度失われた骨は元に戻るのでしょうか?
結論からいうと、歯周病によって失われた骨は、通常の歯周病治療だけでは完全に元に戻らないことが多いものの、条件によっては再生療法によって回復を目指せる場合があります。
今回は、歯周組織再生療法について分かりやすく解説します。
① 歯周病で骨が溶けるのはなぜ?
歯周病は、歯周病原細菌を含むプラークによって引き起こされる炎症性の病気です。
炎症が歯ぐきだけにとどまっている状態を「歯肉炎」と呼びます。
さらに炎症が進み、歯を支える組織が破壊されると「歯周炎」になります。
歯周炎では、細菌に対する体の免疫反応などによって歯槽骨が吸収されていきます。
つまり、骨が単純に細菌によって溶かされているわけではありません。
歯周病による炎症が続くことで、歯を支える組織が徐々に失われていくのです。
しかも、骨の吸収は痛みを伴わずに進行することも多いため、定期的な検査が重要になります。
② 歯石取りをすれば骨は戻る?
残念ながら歯周病は完全には元の状態には戻りません。
脊髄病は糖尿病や高血圧等の症状にいわゆる生活習慣病です。全く元の状態に体の組織が戻るわけではないので、骨折したときなどと同じように完全に治るということはありません。
歯周病の基本治療では、歯磨き指導やスケーリング、SRP(歯周ポケット内の歯石や汚染物の除去)などを行います。
これらの治療によって炎症が改善すると、歯ぐきの腫れが引き、歯周ポケットが浅くなることがあります。
しかし、歯ぐきの状態が改善することと、失った骨が再生することは別の問題です。
通常の歯周病治療でも、条件によっては骨の修復が認められることがありますが、失われた歯周組織が完全に再生するとは限りません。
そこで、特定の骨欠損に対して検討されるのが歯周組織再生療法です。
③ 歯周組織再生療法とは?
歯周組織再生療法とは、歯周病によって失われた歯槽骨や歯根膜、セメント質などの再生を目指す治療です。
本来歯周病は元の状態には戻りませんが、歯周組織再生療法をすることで元の状態近くまで骨を回復させることができます。何もしないとどんどん進行していく歯周病に歯止めをかけ、さらに元の組織に戻していけるポテンシャルを秘めた画期的な治療です。
代表的なお薬い方法には、次のようなものがあります。
再生機能を持った薬剤や、骨補填材、特殊な膜を使用して、歯周組織が再生しやすい環境を整える方法です。
ただし、再生療法を行えば必ず骨が元通りになるわけではありません。
治療結果は骨の欠損形態や歯周病の状態などによって異なります。
④ どんな歯でも骨を再生できる?
歯周組織再生療法には、適している症例と適していない症例があります。
特に再生療法が検討されやすいのは、歯の周囲の骨が部分的に深く失われている「垂直性骨欠損」です。
周囲に骨の壁が残っている場合には、再生に適した環境を確保しやすいことがあります。
一方、歯の周囲全体で骨が水平的に失われている場合には、再生療法の効果が限定的になることがあります。
また、歯の動揺が非常に大きい場合や、歯根破折がある場合などには、適応が難しいこともあります。
大切なのは、骨が減っているという理由だけで再生療法を行うのではなく、骨の形や歯の保存可能性を正確に診断することです。
⑤ 歯周組織再生療法はどんな流れで行う?
まずは歯周ポケット検査やレントゲン撮影などを行い、歯周病の状態を確認します。
必要に応じて歯科用CTを使用する場合もあります。
その後、歯石除去や歯磨き指導などの基本治療を行い、炎症の改善を目指します。
再評価によって再生療法が適切と判断された場合には、歯ぐきを開いて歯根表面の汚染物を除去し、再生材料などを使用します。
手術後は歯周組織の治癒を待ちながら、経過を確認します。
骨や歯周組織の変化を評価するには、一般的に数か月以上の期間が必要です。
⑥ 再生療法を受ければ歯は一生残せる?
残念ながら、再生療法によって歯の寿命が保証されるわけではありません。
治療後もプラークが蓄積し、歯周病が再発すれば、再び骨が失われる可能性があります。
また、喫煙や糖尿病のコントロール不良などは、歯周組織の治癒に悪影響を与える場合があります。
再生療法には、術後の痛みや腫れ、感染、歯肉退縮などのリスクもあります。
そのため、再生療法そのものだけでなく、治療後のメンテナンスが非常に重要です。
⑦ 博多歯科・矯正歯科が大切にしていること
当院では、歯周病によって骨が失われている場合でも、すぐに抜歯と判断するのではなく、歯を残せる可能性を検討しています。
まずはご自身の歯をしっかり残すということが何よりも大事だと思っております。
ただし、その歯を残すことで周囲の歯の寿命が落ちてしまったり、食事を十分に取ることができなかったり、痛みがいつ襲ってくるかわからないなどの生活に支障がある場合には抜歯を検討する場合もあります。
当院では歯周病認定医による安心安全な歯周病治療を提供し、もし抜歯を余儀なくされインプラントを検討する場合にはインプラント専門医も在籍しております。
まずはしっかり歯を残す努力を全力で行い、限界が来たらいい治療で代替する。これが私たちのコンセプトです。
ただし、すべての歯に再生療法が適しているわけではありません。
まずは歯周病の進行状況や骨の欠損形態を確認し、基本治療による改善を評価することが重要です。
そのうえで、再生療法の適応や期待できる効果、リスクなどについて説明し、患者さんと一緒に治療方針を考えます。
歯を残すことだけを目的にするのではなく、その歯を長期的に健康な状態で使い続けられるかどうかを大切にしています。
まとめ|失った骨を再生できる可能性はある
歯周病によって失われた骨は、自然に完全回復するとは限りません。
しかし、骨の欠損形態などの条件が整えば、歯周組織再生療法によって回復を目指せる場合があります。
一方で、再生療法には適応や限界があり、すべての症例で同じ結果が得られるわけではありません。
最も重要なのは、歯周病を早期に発見し、これ以上骨を失わないようにすることです。
博多駅周辺で歯周病や歯槽骨の吸収についてお悩みの方は、博多歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
博多駅エリアで2院体制|KITTE博多院とも連携
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」に加え、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも歯周病の検査や治療に対応しています。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
博多歯科・矯正歯科
電話番号:092-402-2976
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー