2026年10月29日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「自分の歯並びが悪いと、子どもにも遺伝する?」
「親子で出っ歯や受け口が似るのはなぜ?」
「歯並びは生活習慣で変わるって本当?」
お子さんの歯並びについて、このような疑問を持ったことはありませんか?
実際に、親子で顔立ちや顎の形が似ているように、歯並びや噛み合わせにも共通した特徴が見られることがあります。
結論からお伝えすると、歯並びには遺伝的な要因が関係します。しかし、遺伝だけで歯並びが決まるわけではありません。
指しゃぶりや舌の癖、口呼吸など、成長期の生活習慣が関係する場合もあります。
今回は、歯並びと遺伝の関係や、子どもの歯並びを守るために大切なことについて解説します。
① 歯並びは遺伝する?
歯並びには、遺伝的な影響があることが知られています。
このあたりは傾質といって遺伝子の情報に組み込まれた性質を有するので遺伝要因が大きいです。
例えば、次のような特徴には遺伝的な要因が関係すると考えられています。
- 上顎や下顎の大きさ、形
- 顎の前後的な位置関係
- 歯の大きさや形
- 歯の本数に関する特徴
- 顔の骨格や成長の傾向
例えば、歯が大きい一方で顎が小さい場合、歯がきれいに並ぶスペースが不足し、歯並びがガタガタになることがあります。
また、下顎が前方に成長しやすい骨格的な特徴がある場合には、受け口になる可能性があります。
ただし、親の歯並びが悪いからといって、子どもも必ず同じ歯並びになるわけではありません。
遺伝と環境の両方が関係しているためです。
② 親子で出っ歯や受け口が似る理由
親子で似やすい歯並びとして、出っ歯や受け口が挙げられます。
出っ歯(上顎前突)
上の前歯が前方に出ている状態です。
上顎と下顎の位置関係や前歯の傾きなど、さまざまな要因が関係します。
受け口(反対咬合)
下の前歯が上の前歯より前に位置する噛み合わせです。
特に骨格的な受け口では、顎の成長パターンに遺伝的な影響が認められることがあります。
ただし、受け口には歯の傾きが主な原因となる場合もあり、すべてが骨格的な問題とは限りません。
同じように見える歯並びでも、原因が異なれば治療方針も変わります。
そのため、見た目だけで判断せず、歯科医院で噛み合わせや顎の成長を確認することが重要です。
③ 歯並びに影響する生活習慣とは?
歯並びは遺伝だけでなく、成長期の習慣によって影響を受けることがあります。
このあたりは後天的な歯並びの要因です。文献によっては遺伝的な要因よりも後天的な要因の方が歯並びに影響が大きいという論文もあります。私個人の体感としては親御さんやご兄弟で歯並びや骨格、歯の形などが似ていることは非常に多いので半々といったところかなという所感です。
① 指しゃぶり
長期間にわたる強い指しゃぶりは、前歯が噛み合わない開咬や、上の前歯が前方に傾く原因になることがあります。
② 舌の癖
飲み込むときに舌を前歯へ押し付ける癖などは、歯並びや噛み合わせに関係する場合があります。
③ 口呼吸
口呼吸が続いているお子さんでは、舌や唇の位置、顎顔面の成長などに特徴が見られることがあります。
ただし、口呼吸だけが歯並びを悪くする原因だと断定することはできません。
④ 頬杖などの習慣
長時間、同じ方向から顎に力が加わる習慣についても、注意が必要な場合があります。
大切なのは、生活習慣を改善すれば必ず歯並びが良くなるわけではないものの、歯並びに悪影響を与える可能性のある習慣は早めに確認することです。
④ 乳歯の歯並びは永久歯にも影響する?
「乳歯はいずれ抜けるから、歯並びは気にしなくていい」と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、乳歯は永久歯が生えてくるためのスペースを維持する重要な役割を担っています。
例えば、むし歯などによって乳歯を早く失うと、隣の歯が移動して永久歯の生えるスペースが不足することがあります。
また、乳歯の段階で歯と歯の間に隙間がない場合、永久歯が並ぶスペースについて注意深く観察する必要があります。
ただし、乳歯の歯並びだけで将来の永久歯列を完全に予測できるわけではありません。
乳歯の時期から定期的に確認することで、永久歯への生え変わりを適切に管理しやすくなります。
⑤ 子どもの歯並びは何歳から相談すればいい?
歯並びの相談に、必ずしも決まった年齢はありません。
気になることがあれば、乳歯の時期から相談していただいて問題ありません。
特に、前歯が反対に噛んでいる場合や、上下の前歯が噛み合わない場合、顎が左右にずれて噛んでいる場合などは、早めの評価が役立つことがあります。
ただ一つ言えることは早ければ早いほどいいです。小児矯正の場合、この時期がベストという期間があります。年齢でいうとだいたい7歳から8歳ぐらい。お口の中の状態でいうと前から1番目の歯と2番目の歯が生えてきたぐらいです。犬歯が生えてくるとちょっと遅いかなというぐらいです。これをゴールデンエイジと言います。この時期を逃さないようにするためにはこの時期で矯正相談や準備を始めては少し遅いのです。あらかじめ準備をしていいタイミングで始めていくということが非常に重要なので早めにご相談いただけるのが一番効果が高くコスパがいいと思います。
ただし、早く相談することと、早く矯正治療を始めることは別です。
すぐに治療を始めた方がよい場合もあれば、成長を観察した方がよい場合もあります。
すべてのお子さんに早期矯正が必要というわけではありません。
⑥ 遺伝による歯並びは矯正で治せる?
遺伝的な要因が関係する歯並びでも、矯正治療によって改善を目指せる場合があります。
例えば、歯が並ぶスペースが不足している場合には、歯列の状態や成長段階に応じた治療を検討します。
また、成長期のお子さんでは、顎の成長を考慮した治療が選択されることもあります。
ただし、骨格的な問題が大きい場合には、通常の矯正治療だけでは十分な改善が難しいケースもあります。
成長終了後に外科的矯正治療を検討することもあるため、適切な診断が重要です。
矯正治療にはワイヤー矯正やマウスピース矯正などがありますが、装置の選択は年齢や歯並び、治療目標によって異なります。
遺伝だから治せないと諦める必要はありませんが、すべての歯並びが同じ方法で治療できるわけでもありません。
⑦ 博多歯科・矯正歯科が大切にしている矯正治療
当院では、歯並びの見た目だけでなく、噛み合わせや顎の成長、将来のお口の健康まで考えることを大切にしています。
例えば、歯並びが少しガタガタしているからといって、必ずしもすぐに矯正治療が必要とは限りません。
一方で、噛み合わせのずれや骨格的な問題が疑われる場合には、成長期だからこそ確認しておきたいこともあります。
当院では、必要に応じてレントゲン検査や口腔内スキャナーなどを活用し、歯並びや噛み合わせの状態を評価しています。
また、マウスピース矯正とワイヤー矯正の両方に対応し、患者さんの状態に応じた治療方法をご提案しています。
私は、矯正治療で大切なのは、単に歯をきれいに並べることではなく、患者さんにとって本当に必要な治療を適切な時期に行うことだと考えています。
お子さんの歯並びが気になる場合も、まずは現在の状態を確認することから始めましょう。
まとめ|歯並びは遺伝と生活習慣の両方が関係する
歯並びには、顎の大きさや歯の形などの遺伝的な要因が関係しています。
一方で、指しゃぶりや舌の癖など、成長期の生活習慣も影響する場合があります。
ただし、親の歯並びが悪いからといって、子どもも必ず同じ歯並びになるわけではありません。
また、生活習慣だけで歯並びの問題をすべて予防できるわけでもありません。
大切なのは、成長に合わせて歯並びを確認し、必要な場合に適切なタイミングで対応することです。
博多駅周辺でお子さんの歯並びや噛み合わせ、矯正治療についてお悩みの方は、博多歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
博多駅エリアで2院体制|KITTE博多院とも連携
博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」に加え、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、歯並びや矯正治療についてご相談いただけます。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
博多歯科・矯正歯科
電話番号:092-402-2976
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー