2026年6月22日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「むし歯が深いので神経を取る必要がありますと言われた…」
「神経を取った歯はどうなるの?」
「できれば神経は残したいけど、本当に取らないといけないの?」
歯科医院でこのような疑問を持つ方は少なくありません。
歯科医師も患者さんもなるべく神経は取りたくないものです。
歯の神経を取る治療(根管治療)は、痛みを取るために必要な場合がある一方で、一度取った神経は元に戻せません。
今回は、歯の神経を取るとどうなるのか、神経を残せるケース・残せないケースについてわかりやすく解説します。
歯の神経とは?
歯の神経とは、正式には「歯髄(しずい)」と呼ばれる組織です。
歯髄には神経だけでなく、血管や細胞が含まれており、歯に栄養や水分を届ける重要な役割があります。
主な役割は以下のとおりです。
- 冷たいものや熱いものを感じる
- むし歯などの異常を察知する
- 歯に栄養を届ける
- 歯を細菌感染から守る
つまり、神経は単に「痛みを感じるだけのもの」ではなく、歯の健康を維持する大切な組織なのです。
歯の神経を取るとどうなる?
神経を取ると痛みはなくなりますが、栄養組織としても血管や、感覚センサーとしての神経がなくなると歯にはさまざまな変化が起こります。
むし歯の再発に気付きにくくなる
神経がない歯は痛みを感じないため、むし歯が再発しても気付きにくくなります。
また、噛んだときの圧覚も鈍くなるので過剰に力がかかり、歯が割れる場合もあります。
気付いたときには大きく進行していることもあります。
そのため、治療後の定期的なメンテナンスが非常に重要です。
歯の色が変わることがある
神経を取った歯は、時間の経過とともに黒ずんだり、黄色っぽく変色したりすることがあります。
見た目が気になる場合は、セラミック治療やウォーキングブリーチなどの選択肢があります。
歯の脆くなる
以前ば神経を取った歯は、枯れ枝のように脆くなると言われていましたがそれは名神であることがわかっています。
しかし、神経を取る治療をする場合、むし歯が大きいので小さい虫歯よりも多く歯を削る必要があります。
そのため歯の強度が落ち、割れやすくなります。
神経を残せるケースとは?
近年は、できるだけ歯の神経を残す「歯髄保存療法」が注目されています。
以下のような場合は、神経を残せる可能性があります。
- むし歯が神経の近くまで進行しているが、炎症が軽度
- 冷たいものがしみても、刺激を取るとすぐに症状が消える
- 強い自発痛がない
- レントゲンで神経周囲の異常が認められない
神経を保護する薬剤を使用することで、歯髄を保存できるケースもあります。
当院では歯髄温存療法も行っておりますのでご相談ください。(自費治療になります。)
ただし、治療後に症状が悪化した場合は、後から神経を取る治療が必要になることもあります。
神経を取らなければならないケースとは?
一方で、次のような場合は神経を残すことが難しくなります。
- 何もしなくてもズキズキ痛む
- 夜眠れないほど痛い
- 温かいものがしみる
- むし歯が神経まで達している
- 神経が細菌感染を起こしている
- 歯の根の先に膿がたまっている
このような状態で無理に神経を残そうとすると、痛みや腫れを繰り返し、結果的に歯の寿命を縮めてしまうことがあります。
大切なのは、「神経を残すこと」自体ではなく、「歯を長く使い続けること」です。
それを考えると、感染が広がって難治化する前に、しっかり神経もケアをして予防処置をする方が合理的な場合も多々あります。
神経を守るために大切なこと
神経を取るリスクを減らすためには、むし歯を早期発見・早期治療することが重要です。
特に次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 冷たいものがしみる
- 詰め物が取れた
- 歯に違和感がある
- 食べ物が詰まりやすい
- 歯が欠けた
定期検診を受けることで、症状が出る前に小さなむし歯を発見できる可能性があります。
まとめ
歯の神経は、歯に栄養を届け、異常を知らせる大切な組織です。
神経を取ると痛みはなくなりますが、歯がもろくなったり、むし歯の再発に気付きにくくなったりするデメリットもあります。
そのため、当院ではできる限り神経を残す治療を心がけています。
一方で、神経を残すことが歯にとって必ずしも最善とは限りません。
患者さん一人ひとりのお口の状態をしっかり診査・診断し、将来の歯の寿命まで見据えた治療をご提案しています。
博多歯科・矯正歯科では、ラバーダムを使用した精密な根管治療にも対応しています。
平日は21時まで、土日祝も診療していますので、お仕事帰りやお休みの日にも通院しやすい環境です。
「自分の場合は神経を残せるの?」
「本当に神経を取る必要があるの?」
と気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたに合った最適な治療法を、歯科医師の視点で丁寧にご提案します。