2026年10月03日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「毎日歯磨きをしていたのに、歯と歯の間にむし歯があると言われた」
「見た目はきれいなのに、本当にむし歯なの?」
「歯医者ではどうやって歯と歯の間のむし歯を見つけるの?」
むし歯というと、歯の表面に黒い穴が開いているイメージがあると思います。
しかし実際には、外から見ただけでは非常に見つけにくいむし歯があります。その代表が「歯と歯の間にできるむし歯(隣接面う蝕)」です。
当院でも、初診の患者様には無料でバイトウィングという隣接面や詰め物の下がよく見えるレントゲンをおとりしております。(もちろん、強制ではありませんので、ご希望がない場合はお申し出ください)
今回は、なぜ歯と歯の間のむし歯は見つけにくいのか、そして診断にレントゲンが役立つ理由について解説します。
歯と歯の間は、そもそも直接見ることが難しい
歯の噛む面や表側にできたむし歯であれば、歯科医師が直接確認できることがあります。
しかし、歯と歯が接触している部分は隣の歯に隠れているため、正面から見ても確認できません。
さらに初期のむし歯では、表面に大きな穴が開いていないこともあります。
一見すると健康な歯に見えるのに、その内部ではむし歯が進行しているケースもあるのです。
そのため歯科医院では、目で見るだけではなく、症状やお口の状態、必要に応じてレントゲンなどを組み合わせて診断します。
基本的には虫歯治療をする際にはレントゲンを撮らないと正確な診断ができません。なぜなら歯の表面は目で見ることができても歯の中は目で見ることができないからです。どうしても目で見える情報だけだと診断が正確になってきてしまいます。僕たちからするとレントゲンを撮らないで虫歯治療をすることは目をつぶって歯を削るのと同じようなことです。
なぜ歯と歯の間はむし歯になりやすい?
歯と歯の間は、普通の歯ブラシの毛先だけでは汚れを落としにくい場所です。
特に歯同士がしっかり接触している部分には歯ブラシが入りません。
そのため、毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、歯と歯の間にはプラークが残ってしまうことがあります。
ここで重要になるのがデンタルフロスや歯間ブラシです。
歯間ブラシは歯と歯の間にある程度スペースがある場所に適していますが、歯同士の接触が強い部分ではフロスが役立ちます。
特に詰め物やかぶせ物をしている歯は、天然歯とかぶせ物、詰め物との境目に隙間ができやすく汚れがたまりやすいゾーンになります。そこから虫歯になることも多々ありますので、フロスや歯間ブラシは非常に重要です。
「歯ブラシを毎日しているから大丈夫」ではなく、歯と歯の間まで清掃できているかが大切です。
レントゲンを撮ると何が分かる?
歯科医院で行うレントゲン検査では、肉眼では見えない歯の内部や歯と歯の重なった部分を確認できます。
むし歯によって歯の硬い組織からミネラルが失われていくと、レントゲン上では周囲と比べて黒っぽく見えることがあります。
特に歯と歯の間のむし歯を確認する際には、目で見る診査だけでは分からない情報を得られることがレントゲンの大きなメリットです。
もちろん、レントゲンだけを見て機械的に「黒いから全部削る」というわけではありません。
むし歯の深さや進行性、患者さんのむし歯リスク、実際のお口の状態などを総合して治療が必要かを判断します。
大事なのはしっかりとレントゲンの所見を精査して、レントゲンから得られた情報から患者さんの今の状態を把握し、それを患者さんと共有することです。治療する、しないというのは基本的には患者さんが100%決めていいと思っています。僕たちができるのは客観的な医療情報を患者さんにお伝えし、どんなふうにこのリスクと付き合っていくか共有をしていくというのが一番大事なことだと思います。そして僕たちのような町の歯医者さんではそれが一番大事な仕事だと思っています。
レントゲンでむし歯が見つかったら必ず削る?
ここは患者さんからよく聞かれるところです。
小さなむし歯が見つかったからといって、すべてをすぐ削るとは限りません。
むし歯がまだ歯の表面に近い初期段階で、穴が開いておらず、進行するリスクが低いと判断できる場合には、フッ化物の活用や清掃方法の改善、食生活の見直しなどを行いながら経過を見ることがあります。
一方で、むし歯が象牙質まで進んでいる、実際に穴が開いている、経過観察中に進行しているといった場合には治療を検討します。
僕たち歯科医師としても、健康な歯を必要以上に削りたいわけではありません。
だからこそ、早い段階で発見して「削る必要があるのか、それとも経過を見られるのか」を判断することが大切です。
痛くないから大丈夫とは限りません
歯と歯の間のむし歯が厄介なのは、初期にはほとんど症状がないことです。
初期の虫歯や神経まで届く前の虫歯は症状がないことも非常に多いです。歯医者さんに久しぶりに行ったらかなり大きな虫歯が見つかったみたいなことも多々あります。僕たちは歯科医院で働いているのでその経験が多いのかもしれませんが、毎日見ない日はないぐらい久しぶりに歯医者さんに来たら大きい虫歯があったという方はとても多いです。
むし歯が進行して象牙質の深い部分や神経に近づいてくると、
「冷たいものがしみる」
「甘いものを食べると痛い」
「フロスが引っかかる」
「食べ物が挟まりやすくなった」
といった症状が出ることがあります。
しかし、症状が出る頃にはすでにある程度進行していることもあります。
特に歯と歯の間は自分で見ることが難しいため、痛みがなくても定期的にチェックする意味がある場所です。
むし歯を早く見つけるメリットは「歯を残せること」
むし歯を早く見つける最大のメリットは、単に治療が早く終わることではありません。
削る必要が生じた場合でも、できるだけ多くの天然歯を残せる可能性が高くなることです。
小さなむし歯であれば比較的小さな詰め物で対応できることがあります。
しかし、発見が遅れて大きく進行すると、削る範囲も大きくなり、被せ物や神経の治療が必要になる場合があります。
そして同じ歯を何度も治療するほど、残っている天然の歯質は少なくなっていきます。
当院が定期検診をおすすめしている理由の一つも、できるだけ大きな治療になる前に問題を見つけ、歯を長く残したいからです。
レントゲンは毎回必ず撮るの?
レントゲンは非常に便利な検査ですが、すべての患者さんに毎回同じタイミングで撮影するわけではありません。
過去のむし歯の多さ、治療歴、年齢、お口の中の状態、前回のレントゲンからの期間などを考えて、必要性を判断します。
また、レントゲンにも種類があり、確認したい場所や目的によって撮影方法を使い分けます。
大切なのは「とりあえず撮影する」のではなく、診断に必要な情報を得るために適切に使用することです。
まとめ|歯と歯の間のむし歯は「見えないからこそ」チェックが大切
歯と歯の間のむし歯は、隣の歯に隠れているため肉眼では発見しにくく、初期には症状がないことも少なくありません。
そのため、歯科医院での診察に加えて、必要に応じてレントゲンを活用することで早期発見につながります。
そして予防の基本は、歯ブラシだけではなくフロスや歯間ブラシまで使って歯と歯の間を清掃することです。
博多歯科・矯正歯科では、むし歯を見つけたらすぐ削るのではなく、その進行度を確認しながら、できるだけ天然の歯を残すことを大切にしています。
博多駅エリアで2院体制|博多歯科 KITTE博多院もご利用いただけます
博多歯科・矯正歯科に加えて、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、むし歯の検査や定期検診についてご相談いただけます。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
痛くなってから治療するだけではなく、むし歯をできるだけ早く発見し、天然の歯を長く残すための診療を目指しています。
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー