2026年8月08日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「根管治療は自費じゃないと精密にできないの?」
「ラバーダムは保険では使えない?」
「CTやNiTiファイルは自費治療だけ?」
根管治療について調べると、「精密根管治療=自費診療」という情報を目にすることがあります。
しかし、結論からお伝えすると、現在は保険診療でも、以前と比べて精密な根管治療を行いやすくなっています。
さらに当院ではラバーダムを追加料金なしで保険でもしっかり使用しております。
コストはかかりますが、必要なのでこれは結構こだわってやってます。
今回は、保険診療でどこまで根管治療ができるのか、当院の取り組みも含めて解説します。
そもそも根管治療とは?
根管治療とは、むし歯などによって歯の神経が感染した場合に、歯の内部にある感染物質を取り除き、洗浄・消毒する治療です。
根管は非常に細く、複雑な形をしています。そのため、歯の中の除菌を100%行うことは不可能なので、体の免疫力でばい菌を抑えられる程度まで最近を減らすことが目標になります。
そのため、根管治療では単に「神経を取る」のではなく、できるだけ細菌を根管内に入れず、感染した部分を適切に除去することが重要です。
ラバーダムは保険診療でもできる?
根管治療で重要なものの一つが「ラバーダム」です。
ラバーダムとは、治療する歯だけをゴムのシートから露出させ、お口の中から隔離する方法です。
唾液には多くの細菌が存在するため、ラバーダムを使用することで、治療中に根管内へ唾液や細菌が入り込むリスクを減らすことができます。
ラバーダムを使用するかどうかは医院の診療体制によって異なりますが、当院では保険・自費にかかわらず、根管治療でラバーダムを使用し、追加料金はいただいていません。
これは珍しくで、多くの歯科医院ではラバーダムに保険点数がないことを理由に使用せず治療することが多いです。
僕はラバーダムも保険点数にあるべきだと思うので、使わない歯医者さんを否定するつもりはありません。保険治療を選択するということは時としてベストな治療でないことが歯科では割とあります。
しかし、根管治療に関してはラバーダムをしないと治療といえないレベルです。
治療費の違いにかかわらず、感染をできるだけ防ぐために必要な基本的処置だと考えているでこれからもこだわりとして使用します。
CTも条件によって保険で撮影できます
通常のレントゲンは二次元の画像ですが、CTでは歯や骨を三次元的に確認できます。
根管治療では、
- 根管の複雑な形態
- 根の先にある病変
- 通常のレントゲンでは確認しにくい根管
- 歯の根の状態
などを詳しく調べるために役立つことがあります。
以前と比べて保険診療でCTを活用できる場面も広がっており、一定の条件を満たす根管治療ではCT撮影が保険適用になる場合があります。
ただし、すべての根管治療でCTが必要なわけではありません。通常のレントゲンや診察で十分に診断できる場合には、CTを撮影しないこともあります。
NiTiファイルも保険診療で使用できる
根管内を清掃するために使用する細い器具を「ファイル」といいます。
その一つがNiTi(ニッケルチタン)ファイルです。
従来のステンレス製ファイルと比較して柔軟性が高く、湾曲した根管にも追従しやすいことが特徴です。
現在では、条件を満たす場合にNiTiロータリーファイルを使用した根管治療も保険診療で評価されるようになっています。
つまり、「NiTiを使う=必ず自費」というわけではありません。
当院でも保険で使用しております。
では、自費の根管治療とは何が違う?
保険診療でも、ラバーダムやCT、NiTiファイルなどを活用しながら根管治療を行うことは可能です。
一方、自費診療では医院によって、
- より長い治療時間の確保
- 使用する器具や材料の選択
- 器具のディスポーザブル化
- より徹底した無菌的環境
- 難症例への対応
などに違いを設けていることがあります。
そのため、「保険だから治療の質が低い」「自費だから必ず成功する」という単純なものではありません。
歯の状態や治療の難易度を診断し、それぞれの治療内容を理解したうえで選択することが大切です。
また、使用する薬剤も今ある一番いいマテリアルを使います。
当院の診療方針
博多歯科・矯正歯科では、保険診療であっても、根管治療に必要と考える基本的な感染対策を大切にしています。
特にラバーダムについては、保険・自費を問わず追加料金なしで使用しています。
また、必要に応じてCTやNiTiファイルなども活用し、できるだけ感染を取り除き、ご自身の歯を残すことを目指します。
一方で、より時間を確保した無菌的な治療や難しい症例などでは、自費根管治療という選択肢についてもメリット・デメリットを含めてご説明します。
大切なのは「保険か自費か」だけではなく、その歯を残すために何が必要なのかを考えることだと思っています。
まとめ
現在の根管治療では、保険診療でも以前よりさまざまな設備や器具を活用できるようになっています。
ポイントは、
- ラバーダムは保険診療でも使用でき、当院では追加料金なし
- CTは一定の条件を満たせば保険適用になる
- NiTiファイルも条件によって保険診療で使用できる
- 保険と自費の違いは、器具だけで決まるものではない
ということです。
「保険でもできるだけ丁寧な根管治療を受けたい」
「自費の根管治療との違いを詳しく知りたい」
「神経を取った歯をできるだけ残したい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
歯の状態をしっかり診査し、保険・自費それぞれの選択肢をご説明したうえで、その歯を長く残すための治療方法を一緒に考えていきます。