2026年8月01日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「タバコは歯周病になりやすいって本当?」
「電子タバコなら歯への影響は少ないの?」
「インプラントや矯正治療にも影響する?」
喫煙がお口の健康に良くないことは広く知られていますが、具体的にどのような影響があるのかは意外と知られていません。
結論からお伝えすると、喫煙はむし歯・歯周病・インプラント治療など、さまざまな歯科治療に悪影響を及ぼしますし、全身の健康にも悪影響であることがわかっています。また、電子タバコも「安全」とは言い切れず、お口への影響が懸念されています。
今回は、喫煙と電子タバコがお口に与える影響について解説します。
喫煙は歯周病の最大のリスク因子の一つです
喫煙によって血流が悪くなると、歯ぐきに十分な酸素や栄養が届きにくくなります。
10本未満の喫煙でも3倍、30本以上だと6倍程度と言われています。
ちなみに歯周病は歯を失う原因の第1位で、歯の健康に最も直結する病気です。
タバコを吸った結果、
- 歯周病になりやすくなる
- 歯周病が進行しやすくなる
- 治療をしても治りにくくなる
といった影響があります。
さらに、喫煙者は歯ぐきから出血しにくいため、歯周病に気づくのが遅れることも少なくありません。
むし歯や口臭の原因にも
喫煙は唾液の分泌量を減らし、お口の中を乾燥させることがあります。
唾液には、お口をきれいに保つ働きや、むし歯菌が作る酸を中和する働きがあります。
そのため、唾液が減ることで、
- むし歯になりやすくなる
- 口臭が強くなる
- 着色(ヤニ)が付きやすくなる
などのリスクが高まります。
タバコのヤニって普通の歯医者さんのクリーニングでもなかなか落ちないんです…
パウダークリーニングで落としたりすることもできますが保険外のケアになります。
インプラント治療にも影響します
喫煙は、インプラント治療の成功率にも影響を与えることが知られています。
インプラントは、人工歯根が顎の骨としっかり結合することで機能します。
しかし喫煙によって血流や治癒力が低下すると、
- 骨との結合がうまくいかない
- 傷の治りが遅くなる
- インプラント周囲炎のリスクが高くなる
といった可能性があります。
そのため、インプラント治療前後には禁煙をおすすめすることが一般的です。
電子タバコなら安心?
「電子タバコなら歯に影響はない」と思われる方もいますが、現時点ではそうとは言い切れません。
電子タバコにはタールが含まれない製品もありますが、製品によってはニコチンを含むものもあり、ニコチンは血流を悪くし、歯ぐきの治癒を妨げる可能性があります。
タールやニコチンが入っていれば、やはり普通のタバコと同じ悪影響があります。
また、電子タバコのお口への長期的な影響については、現在も研究が続けられています。
そのため、「紙巻きタバコより害が少ない可能性はあっても、安全とは断言できない」というのが現時点での考え方です。
禁煙はいつからでも遅くありません
長年喫煙している方でも、禁煙することでお口の環境は改善していきます。
歯周病治療やインプラント治療の効果を高めるためにも、禁煙は大きなメリットがあります。
「今さら遅い」と考えず、できることから始めることが大切です。
まとめ
喫煙は、
- 歯周病の進行
- むし歯や口臭
- 歯の着色
- インプラント治療の成功率低下
など、お口にさまざまな悪影響を及ぼします。まさに百害あって一利なしです。
もちろん僕も吸いません。
また、電子タバコについても、お口への影響がないとは言えず、注意が必要です。
「喫煙がお口にどれくらい影響しているか知りたい」
「歯周病やインプラント治療について相談したい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
患者さん一人ひとりのお口の状態や生活習慣に合わせて、将来の歯を守るための治療やセルフケアをご提案いたします。