2026年6月23日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「根管治療でゴムのシートを付けられたけど、あれは何のため?」
「ラバーダムって本当に必要なの?」
「付けない歯医者もあるけど違いはあるの?」
根管治療(歯の神経の治療)を受ける際、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
当院では保険治療でも根管治療の際には必ず使用しておりますが、使わない歯科医院が多すぎて僕たちが変わったことをしているような印象を持たれることもあります笑
実は、根管治療の成功率を大きく左右する重要なポイントのひとつが【ラバーダム】です。
今回は、ラバーダムとは何か、なぜ根管治療で重要なのかについてわかりやすく解説します。
ラバーダムとは?
ラバーダムとは、治療する歯だけを口の中から隔離するためのゴム製のシートです。
お口の中は細菌がたくさんいるゾーンなので、唾液にもたくさんの細菌がいます。
治療する歯以外をラバーsシートで覆うことで、唾液や細菌が治療部位に入り込むのを防ぎます。
患者さんからすると少し大げさに感じるかもしれませんが、根管治療では非常に重要な役割を担っています。
根管治療で最も大切なのは「細菌を入れないこと」
根管治療は、むし歯によって感染した神経や細菌を取り除き、歯の内部をきれいにする治療です。
しかし、せっかく内部を消毒しても、治療中に唾液が入り込めば再び細菌感染を起こしてしまいます。
つまり、治療をしてもしてもキレイになっていません。
「細菌を取り除くこと」と同じくらい「新たな細菌を入れないこと」が重要なのです。
ラバーダムはそのための感染対策として使用されます。
これは歯科医師ならみんなわかっていることなのですが、それでも使わない医院が多いのです。
ラバーダムを使用するメリット
細菌感染のリスクを減らせる
口の中には数百種類、数千億個以上の細菌が存在するといわれています。
ラバーダムを使用することで、唾液による汚染を大幅に減らすことができます。
これは根管治療の成功率に直結する重要なポイントです。
治療の精度が向上する
治療中に唾液や頬、舌が入り込まないため、歯科医師は治療に集中できます。
これが僕が赤字でも、追加料金なしでラバーダムをつける1番の理由です。
特にマイクロスコープや拡大鏡を使用した精密治療では、ラバーダムの有無が治療精度に影響することもあります。
薬液の誤飲を防げる
根管治療では消毒液や小さな器具を使用します。
ラバーダムを装着することで、薬液が口の中に漏れたり、器具を誤って飲み込んだりするリスクを軽減できます。
患者さんの安全面でも重要な役割があります。
ラバーダムを使用しない治療はダメなの?
ラバーダムを使用していないからといって、必ずしも治療が失敗するわけではありません。
しかし、世界的な根管治療のガイドラインや専門医療では、ラバーダムの使用が標準的な方法とされています。
実際に、根管治療の成功率に関する研究でも、適切な感染管理を行うことが良好な予後につながることが報告されていますし、根管治療を専門している司会院では必ず使用します。
つまり、
「ラバーダムを使うこと」そのものが目的ではなく、「細菌感染を防ぐために必要な環境を整えること」が重要なのです。
ラバーダムができないケースはある?
以下のような場合は、ラバーダムの装着が難しいことがあります。
- 歯が大きく崩壊している
- 歯ぐきの深い位置までむし歯が進行している
- 特殊な解剖学的条件がある
このような場合は、事前に土台を作ったり、別の方法で感染対策を行ったりしながら治療を進めます。
大切なのは、ラバーダムを使うかどうかではなく、細菌管理をどれだけ徹底できるかです。
根管治療は除菌と感染源を入れないための治療(バクテリアルリダクション)なので、こうした基本の遵守が成功率を大き左右するのです。
当院の根管治療への考え方
博多歯科・矯正歯科では、根管治療の成功率を高めるために、ほぼ全ての根管治療でラバーダムを使用しています。
もちろん保険点数にはありませんが、追加で料金をいただくこともありません。
また、
- ラバーダムによる隔離
- 拡大視野での精密治療
- ニッケルチタンファイルの活用
- 十分な洗浄・消毒
- 再感染を防ぐ精密な封鎖
を重視しています。
根管治療は一見地味な治療ですが、将来的に歯を長持ちさせるための非常に重要な治療です。
まとめ
ラバーダムは、根管治療中に唾液や細菌の侵入を防ぐための重要な器具です。
根管治療の目的は、歯の内部から細菌を取り除き、再感染を防ぐことです。
そのため、ラバーダムは単なるゴムのシートではなく、治療の成功率を支える大切な感染対策といえます。
当院では、できるだけ歯を残し、長く使っていただくために、精密な根管治療を心がけています。
「根管治療について詳しく聞きたい」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
選手とコーチのような関係で、あなたに合った最適な治療法を、歯科医師の視点で丁寧にご提案します。