2026年8月30日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「インプラント手術の後は普通に食事していい?」
「お風呂や運動はいつから大丈夫?」
「手術したところは歯磨きしてもいいの?」
インプラント手術後は、傷口が治り、インプラントが骨と安定して結合していくための大切な期間です。
術後1ヶ月後の過ごし方で成功率が大きく変わります。
結論からお伝えすると、手術後しばらくは傷口に強い刺激を与えず、歯科医師から指示された薬やセルフケアを守ることが重要です。
今回は、インプラント手術後に気を付けていただきたいポイントを解説します。
手術当日は強いうがいをしない
インプラント手術後に特に注意していただきたいのが、強いうがいです。
手術した部分には血のかたまりができ、傷口を守りながら治癒が進んでいきます。
これば抜歯をした後も同じなのですが、気になるからと何度もブクブクうがいをすると、出血が続いたり傷口の治りを妨げたりする可能性があります。
口の中に少し血の味がして気持ち悪いかもしれませんが血液には傷を治し、骨や歯茎の元がたっぷり入っています。何度もうがいをせず安静にしておきましょう。
麻酔が切れるまで食事には注意
インプラント手術では通常、局所麻酔を使用します。
麻酔が効いている間は感覚が鈍くなっているため、
- 唇や頬を噛んでしまう
- 熱いものを口にしてやけどする
といったことがあります。
基本的には、麻酔の感覚が十分に戻ってから食事をすると安心です。
大体目安で1-3時間程度ききます。
手術当日は、硬いものや刺激の強いものを避け、傷口とは反対側を使って無理のない範囲で食べるようにしましょう。
飲酒・喫煙は控えましょう
手術後の飲酒は、血流が良くなることで出血や腫れにつながることがあります。
少なくとも歯科医師から指示された期間は控えましょう。
また、インプラント治療において特に注意したいのが喫煙です。
これは本当に大事です。抜歯の時もそうなのですが、血行が悪くなると治りも悪くなりますし、傷口に化学物質が触れるのは良くありません。
喫煙は傷口の治癒やインプラント周囲の組織に悪影響を及ぼす可能性があります。
インプラントを長く安定して使用するためにも、禁煙をおすすめします。
激しい運動・長風呂・サウナも避ける
手術当日は、激しい運動も避けましょう。
ランニングや筋力トレーニングなどで血流が良くなると、傷口から出血しやすくなることがあります。
同じ理由で、
- 長時間の入浴
- サウナ
- 岩盤浴
なども手術当日は控えた方が安心です。
シャワー程度にして、できるだけゆっくり過ごしましょう。
翌日以降については手術内容によって異なるため、担当医の指示に従ってください。
手術したところを触らない
傷口が気になって、
「舌で触ってしまう」
「指で確認する」
という方もいらっしゃいます。
しかし、傷口を繰り返し触ると刺激になります。
特にインプラントを入れて1ヶ月半は非常にインプラントが外れやすい時期です。この時期に不用意に触ってしまうと、手術はやり直しになりますし、骨の回復を待たないといけないので半年ほと完了が延期になります。
また、縫合している場合は糸が気になることもありますが、自分で引っ張ったり切ったりしないようにしてください。
歯磨きはどうすればいい?
手術をしたからといって、お口全体の歯磨きをやめる必要はありません。
むしろ、残っている歯を清潔に保つことは大切です。
ただし、手術した部分については歯ブラシで直接強くこすらないようにします。
手術部位をいつから、どのように磨くかは処置内容によって異なるため、担当医や歯科衛生士の指示に従いましょう。
腫れや痛みが出ても大丈夫?
インプラント手術後には、ある程度の痛みや腫れが出ることがあります。
特に骨造成などを同時に行った場合には、通常のインプラント手術より腫れが大きくなることもあります。
処方された鎮痛薬や抗菌薬などがある場合には、指示された方法で服用してください。
ただし、
- 出血がなかなか止まらない
- 痛みが非常に強い
- 腫れが大きくなり続ける
- 発熱など全身の症状がある
- 数日経過してから症状が急に悪化した
といった場合には、自己判断で様子を見続けず、手術を受けた歯科医院へ連絡しましょう。
薬は自己判断で中断しない
手術後には、状態に応じて鎮痛薬や抗菌薬などが処方されることがあります。
「痛くないからもう飲まなくていいだろう」
と自己判断で服用方法を変更せず、処方された薬は歯科医師・薬剤師から説明された方法で使用してください。
また、薬を飲んで発疹や息苦しさなど異常を感じた場合には、服用を続けず速やかに医療機関へ相談してください。
手術が終わっても通院は必要です
インプラント手術が終わったからといって、その日に治療がすべて終了するわけではありません。
インプラントが骨と安定するまで経過を確認し、治療方法によってはその後、
インプラント手術 → 治癒期間 → 型取り・被せ物の製作 → 装着 → メンテナンス
という流れで進んでいきます。
また、被せ物が入った後も定期的なメンテナンスが重要です。
インプラントはむし歯にはなりませんが、周囲に炎症が起こる**「インプラント周囲炎」**には注意が必要です。
当院の診療方針
博多歯科・矯正歯科では、インプラントを「入れて終わり」の治療とは考えていません。
治療前にはCTなどを用いて顎の骨や周囲組織の状態を確認し、一人ひとりに合わせて治療計画を立てます。
また、手術後の経過観察から被せ物の装着、その後の定期的なメンテナンスまで継続して管理していきます。
インプラントだけを見るのではなく、残っている天然歯も含めて、お口全体を長期的に健康に維持することを大切にしています。
まとめ
インプラント手術後は、傷口が安定するまでの過ごし方が大切です。
特に、
- 手術当日は強いうがいをしない
- 麻酔が切れるまでは食事に注意する
- 飲酒・喫煙を控える
- 激しい運動や長風呂、サウナを避ける
- 傷口を舌や指で触らない
- 手術部位の歯磨きは指示に従う
- 薬は指示通り使用する
- 強い痛みや出血など異常があれば早めに連絡する
ことを覚えておきましょう。
ただし、インプラントの本数や骨造成の有無などによって、手術後の注意事項は異なります。実際に手術を受けた際には、担当医からの指示を優先してください。
「インプラント手術が怖くて迷っている」
「手術後に仕事へ復帰できるのか心配」
「骨が少ないと言われたけれどインプラントができるか知りたい」
という方も、お気軽にご相談ください。
手術だけでなく、その後できるだけ長くインプラントを使用できるところまで考えて治療を進めていきます。
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー