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神経はあった方がいい?歯の神経をできるだけ残したい理由を歯科医が解説

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2026年7月05日

神経はあった方がいい?歯の神経をできるだけ残したい理由を歯科医が解説

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

「歯の神経はできるだけ残した方がいいって本当?」

「神経を取ると痛みはなくなるけど、何かデメリットはあるの?」

「むし歯が深いと言われたけれど、神経は残せないの?」

歯科医院でこのような質問をいただくことは少なくありません。

結論からお伝えすると、歯の神経はできるだけ残した方がよいと考えられています。

実際、僕も歯科医師になりたての頃は何がなんでも神経を残すことが正義と思っていましたし、患者さんにもそのようにうに説明していました。

ただし、無理に残すことで痛みや感染を繰り返してしまう場合もあり、すべてのケースで神経を残せるわけではありません。

今回は、歯の神経の役割や、神経を残すことのメリット・神経を取らなければならないケースについて解説します。

歯の神経は何をしているの?

歯の神経は正式には「歯髄(しずい)」と呼ばれます。

歯髄には神経だけでなく、血管や細胞も含まれており、歯の健康を維持するために重要な役割を担っています。

主な働きは次のとおりです。

  • 痛みや温度を感じる
  • 歯に栄養や水分を届ける
  • 細菌に対する防御機能を担う
  • 象牙質を作り、歯を修復する働きを助ける

つまり、神経は「痛みを感じるだけの組織」ではなく、歯を生きた状態で維持するために欠かせない組織なのです。

当然、ないよりはあった方がいいですよね。

ただし、それは神経以外が健康である場合の話です。

神経を取るとどうなる?

神経を取ると痛みはなくなりますが、歯にはさまざまな変化が起こります。

歯が割れやすくなる

神経を取ると歯への血液供給がなくなり、時間の経過とともに歯がもろくなる傾向があります。

さらに、神経を取る歯はむし歯が大きいことが多く、治療によって歯質が減ることも、割れやすくなる理由の一つです。

特に奥歯では、強い噛む力によって歯根が割れてしまうこともあります。

むし歯に気付きにくくなる

神経がない歯は痛みを感じません。

そのため、むし歯が再発しても症状が出にくく、発見が遅れることがあります。

気付いたときには大きく進行し、抜歯が必要になるケースもあります。

歯の色が変わることがある

神経を取った歯は、年月とともに黒ずんだり、黄色っぽく変色したりすることがあります。

前歯では見た目が気になることもあり、セラミック治療などが必要になる場合があります。

神経は絶対に残した方がいい?

基本的には、神経は残せるのであれば残した方がよいと考えられています。

しかし、「残すこと」が目的になってはいけません。

ここが1番大事です。

例えば、

  • 神経が細菌感染している
  • 強い炎症が起きている
  • 何もしなくてもズキズキ痛む

といった状態で無理に神経を残すと、痛みや腫れを繰り返し、結果的に歯の寿命を縮めてしまうことがあります。

大切なのは、その歯を長く使い続けられるかどうかです。

例えば、初期で神経を取っていれば、感染が広がらなかった場合が多々あります。

一度、歯の内部である神経のゾーン(髄腔)にはいった細菌は100%取り除くことは不可能です。

歯の内部が複雑な形をしているからです。

また、さらに感染をとるためにより多く歯を削る必要があったり、余計に時間や費用がかかったり、

デメリットもあります。

そこも含めて神経を残すことにこだわるかがポイントになります。

神経を残せるケース

近年では、できるだけ神経を保存する「歯髄保存療法」が発達しています。

例えば、

  • むし歯が神経の近くまで達している
  • 神経の炎症が軽度
  • 痛みが一時的で治まる
  • 細菌感染が広がっていない

このようなケースでは、神経を保護する薬剤を用いて保存できることがあります。

ただし、すべての症例に適応できるわけではなく、慎重な診断が必要です。

神経を守るためにできること

歯の神経を守るためには、むし歯を大きくしないことが何より重要です。

そのためには、

  • 定期検診を受ける
  • むし歯を早期に治療する
  • 歯がしみる症状を放置しない
  • 詰め物が取れたら早めに受診する

ことが大切です。

そもそも神経を取るかも云々の決断を迫られる状況にならないようにするということです。

早期に治療できれば、神経を残せる可能性も高まります。

当院が大切にしていること

博多歯科・矯正歯科では、「神経を取ること」を前提に治療を進めることはありません。

まずは、

  • むし歯の深さ
  • 神経の状態
  • 痛みの程度
  • レントゲン所見

などを総合的に診査し、神経を残せる可能性があるかを慎重に判断します。

一方で、神経を取ることが歯を長持ちさせる最善の選択となる場合には、その理由を丁寧にご説明し、患者さんにご納得いただいたうえで治療を進めています。

患者さんとは「コーチと選手」のような関係で、一緒に将来のお口の健康を考えることを大切にしています。

お気軽にご相談ください。

まとめ

歯の神経は、歯に栄養を送り、細菌から守り、歯を長持ちさせるための大切な組織です。

そのため、残せるのであればできるだけ残した方がよいと考えられています。

しかし、神経が重度に感染している場合は、無理に残すことがかえって歯の寿命を縮めてしまうこともあります。

大切なのは、「神経を残すこと」ではなく、「その歯をできるだけ長く使える状態にすること」です。

博多歯科・矯正歯科では、患者さん一人ひとりの歯の状態を丁寧に診査し、将来まで見据えた治療をご提案しています。

「神経を取ると言われたけれど不安」

「できれば神経を残したい」

「本当に根管治療が必要なのか相談したい」

という方は、ぜひ一度ご相談ください。

あなたに合った状況の説明、最適な治療法やそれに対する代案を、歯科医師の視点で丁寧にご提案します。

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