2026年8月23日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「矯正を始めるとむし歯になりやすい?」
「ワイヤーの周りがうまく磨けない…」
「マウスピース矯正ならむし歯にならない?」
矯正治療は歯並びを整える治療ですが、治療中のお口のケアも非常に重要です。
結論からお伝えすると、矯正装置の種類やセルフケアの状態によっては、矯正中にむし歯のリスクが高くなることがあります。
せっかく歯並びがきれいになっても、むし歯がたくさんできてしまってはもったいないですよね。
実は矯正中は歯磨きにちょっとしたコツがあります。
今回は、矯正中にむし歯ができやすくなる理由と予防方法について解説します。
なぜ矯正中はむし歯に注意が必要?
特にワイヤー矯正では、歯の表面にブラケットやワイヤーなどの装置がつきます。
そのため、
- 装置の周囲
- 歯と歯ぐきの境目
- ワイヤーの下
- 歯と歯の間
などに食べ物や歯垢(プラーク)が残りやすくなります。
通常の歯磨きよりも清掃が難しくなるため、今までと同じように磨いているだけでは、磨き残しが増えてしまうことがあります。
むし歯予防の基本は、歯磨きを頑張りまくることではなく間食を減らすことです。
食べ物の中には炭水化物が入っていて、炭水化物は唾液と混ざると糖になります。この糖が私たちの口に中に住む、むし歯菌の餌になり、餌を食べたむし歯菌は代謝物として酸を出します。この酸が私たちの歯を溶かし虫歯になるのです。
ただし、私たちには唾液という味方がいて溶けた歯を修復してもとに元してくれます。
このリカバリーがうまくいけばむし歯になっても治っていくのですが、戻すのには1-2時間かかると言われています。
そのため、常に何かを食べたり飲んだりすると虫歯になるのです。
そんなことしてないと思うかもしれませんが、例えばデスクワークや勉強をしながらお菓子や、ナッツ、ジュースやカフェラテを飲んだりはしていないでしょうか。また、料理人やパティシエの方は味見をするので虫歯のリスクが跳ね上がります。
これが虫歯の原則です。
間食が最重要ですが、虫歯菌が多いところにはさんがたくさん出ます。
例えば。歯と歯の間や矯正器具周りなどです。
ワイヤー矯正は特に丁寧な歯磨きが必要
そのためワイヤー矯正中は特に、ブラケットの上下やワイヤーの周囲を意識して磨く必要があります。
普通の歯ブラシだけでは届きにくい部分もあるため、
- タフトブラシ
- 歯間ブラシ
- 矯正用の歯ブラシ
などを組み合わせると清掃しやすくなります。
大切なのは「長時間磨くこと」ではなく、どこに汚れが残りやすいのかを理解して磨くことです。
歯科医院で自分に合った磨き方を教えてもらうのもおすすめです。
マウスピース矯正ならむし歯にならない?
マウスピース矯正は装置を取り外して歯磨きできるため、ワイヤー矯正と比較するとセルフケアを行いやすいことがメリットです。
しかし、油断はできません。
食事をした後に歯を磨かず、そのままマウスピースを装着すると、歯の周囲に食べ物や糖分が残った状態で長時間覆われることになります。
また、砂糖を含む飲み物などをマウスピースをつけたまま頻繁に飲むことも、むし歯のリスクにつながります。
取り外せることを活かして、歯とマウスピースの両方を清潔に保つことが重要です。
フッ素入り歯磨き剤を活用しましょう
矯正中のむし歯予防でも、フッ素入り歯磨き剤は重要です。
フッ素には歯の再石灰化を助け、むし歯になりにくい環境をつくる働きがあります。
特別なケア用品だけに頼るのではなく、まずは毎日の歯磨きをしっかり行うことが基本です。
また、歯磨きの回数だけでなく、間食や甘い飲み物を頻繁に摂る習慣にも注意しましょう。
白い斑点ができることもあります
矯正中に注意したいのが、歯の表面にできる白い斑点です。
これは「ホワイトスポット」と呼ばれ、歯の表面からミネラルが失われた初期むし歯のサインであることがあります。
特にワイヤー矯正では、ブラケットの周囲に汚れが残り続けることで起こることがあります。
ブラケットを外したあとに白い跡が残って初めて気付くこともあるため、治療中から予防することが大切です。
定期的なクリーニングも重要
どれだけ丁寧に歯磨きをしていても、矯正装置の周囲には磨き残しが生じることがあります。
そのため矯正治療中も、
- むし歯のチェック
- 歯ぐきのチェック
- 歯石やプラークの除去
- 歯磨き方法の確認
などを定期的に受けることをおすすめします。
矯正治療とむし歯・歯周病の予防はセットで考えることが大切です。
むし歯ができたら矯正は中断する?
小さなむし歯であれば、矯正治療を続けながら治療できることもあります。
一方、むし歯の場所や大きさによっては、ワイヤーやブラケットを一時的に外したり、マウスピースの治療計画を調整したりする必要が出ることもあります。
むし歯が大きくなれば、矯正治療そのものが予定通り進まなくなる可能性もあります。
だからこそ、むし歯ができてから治すのではなく、矯正を始める前・治療中から予防することが重要です。
当院の診療方針
博多歯科・矯正歯科では、矯正治療で歯をきれいに並べることだけをゴールにはしていません。
矯正中もむし歯や歯周病の状態を確認し、必要に応じてクリーニングやセルフケアのアドバイスを行います。
また、当院では一般歯科にも対応しているため、矯正中にむし歯などの問題が見つかった場合にも、お口全体を確認しながら治療を進めることができます。
歯並びだけでなく、矯正が終わったときに歯そのものも健康であることを大切にしています。
まとめ
矯正中は、装置によって歯磨きが難しくなるなどの理由から、むし歯に注意する必要があります。
特に大切なのは、
- 装置の周囲まで丁寧に磨く
- タフトブラシや歯間ブラシなどを活用する
- フッ素入り歯磨き剤を使用する
- 甘いものや飲み物を頻繁に摂らない
- 定期的にむし歯や磨き残しをチェックする
ことです。
マウスピース矯正でも、歯磨きをせずに装着するなどの習慣があれば、むし歯になる可能性があります。
「矯正中の歯磨きがうまくできない」
「ブラケットの周りに白い部分ができてきた」
「矯正中もむし歯をしっかり予防したい」
という方は、ぜひご相談ください。
きれいな歯並びと健康な歯の両方を目指して、矯正治療を進めていきましょう。