2026年9月21日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「噛んだ瞬間だけ歯が痛い」
「冷たいものが特定の歯だけしみる」
「何度治療しても同じ歯の周りが腫れる」
このような症状がある場合、むし歯や歯周病だけでなく、歯にヒビが入っている可能性があります。
体の中でも最も硬い組織である歯なので、ヒビなんか入るの?と思う方もいらっしゃると思うのですが、決して珍しい状態ではありません。特に50代を超えてくると、ずっと使っていた歯に何らかの亀裂が走ったり、一部壊れてしまったりすることも散見されます。
歯のヒビは「クラック」と呼ばれ、ヒビの位置や深さによっては歯の神経に炎症が起きたり、歯の根まで割れる「歯根破折」につながったりすることがあります。
今回は、歯のクラック・歯根破折で起こりやすい症状や原因、治療方法について解説します。
歯のクラックとは?
歯のクラックとは、歯に生じた亀裂やヒビのことです。
一口にクラックといっても、歯の表面にある浅いヒビから、歯の内部へ深く進んでいるものまで状態はさまざまです。
クラックが起きる原因は様々です。歯ぎしり、食いしばりや硬いものを噛んでしまったという明確なきっかけ、さらにはそういうことをしていなくても長く使うというだけで経年劣化としてヒビが入ってくる場合もあります。それから根管治療をした歯は歯が脆くなってしまいますので割れやすくなってしまいます。この場合、クラックだけではなく歯根破折といって歯が真っ二つに割れてしまうこともあります。
表面だけの細かな亀裂で症状がなければ、必ずしも治療が必要とは限りません。
一方、ヒビが象牙質や歯の神経まで達すると、痛みやしみる症状が出ることがあります。
さらに歯の根まで大きく割れてしまった状態を「歯根破折」と呼びます。
ヒビがあるからすぐ抜歯、というわけではありません。どこまで亀裂が進んでいるかが非常に重要です。
歯にヒビが入るとどんな症状が出る?
クラックで特徴的な症状の一つが、噛んだときの痛みです。
特に、
「硬いものを噛むとピリッと痛む」
「噛んだ瞬間、あるいは力を抜いた瞬間に痛む」
「特定の歯だけ冷たいものがしみる」
といった症状がみられることがあります。
ヒビが深くなると歯の神経に炎症が起こり、何もしていなくてもズキズキ痛む場合もあります。
ただし、クラックの症状はむし歯や知覚過敏などとも似ており、症状だけで判断するのは困難です。
歯根破折では歯ぐきが腫れることも
歯根破折では、歯の根にできた亀裂から細菌が入り込み、歯の周囲に炎症を起こすことがあります。
ガリッと音がして歯がグラグラしてきたみたいなケースの時には歯が真っ二つに割れてしまう歯根破折が起きている可能性もあります。
その結果、
・同じ場所の歯ぐきが何度も腫れる
・歯ぐきから膿が出る
・噛むと痛い
・歯がグラグラする
といった症状が現れることがあります。
歯周病に似た深い歯周ポケットが、特定の場所だけにみられることもあります。
一方で、歯根破折があっても初期にはほとんど症状がないケースもあるため、診断が難しいことがあります。
歯のヒビはレントゲンで分かる?
「レントゲンを撮ればヒビが分かるのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、細いクラックやヒビの方向によっては、通常のレントゲンで直接確認できないことがあります。
そのため、症状の確認、噛んだときの反応、歯周ポケット、拡大視野での観察など、複数の情報を組み合わせて診断します。
必要に応じてCTを使用することもあります。
歯のヒビは診断が難しいことがあるため、一つの検査だけで判断しないことが大切です。
ヒビが入った歯は残せる?
これはヒビの位置や深さによって大きく異なります。
症状がなければ基本的には経過観察をしていくことが多いです ひびが気になるからといって削って埋めたりするとかえって歯の厚みが薄くなってしまいさらなるクラックを招いてしまう可能性もあります症状がある場合はかぶせ物をしたり神経の治療をしたりしていきます。
浅いクラックであれば、経過観察や噛み合わせへの対応、詰め物・被せ物などによって歯を保護できる場合があります。
神経まで炎症が及んでいる場合には、根管治療が必要になることもあります。
一方、歯の根まで深く破折して細菌感染が広がっている場合には、残念ながら保存が難しく、抜歯が必要になるケースもあります。
大切なのは、「ヒビがある=抜歯」「何が何でも残す」と最初から決めつけないことです。
歯を残すメリットだけでなく、感染や周囲の骨への影響も考えながら判断する必要があります。
まとめ|噛んだときだけ痛む歯も一度確認を
歯のクラックや歯根破折では、噛んだときの痛み、冷たいものがしみる、歯ぐきの腫れを繰り返すなどの症状が現れることがあります。
一方で、むし歯や知覚過敏、歯周病などでも似た症状が出るため、自己判断は難しいものです。
博多歯科・矯正歯科では、必要に応じてレントゲンやCT、拡大視野での確認などを行い、歯を残せる可能性を検討します。
できるだけ歯を残すことを大切にしながらも、その歯と周囲の組織を長期的に守ることを考えて治療方法をご提案します。
博多駅エリアで2院体制|博多歯科 KITTE博多院もご利用いただけます
博多歯科・矯正歯科に加えて、博多駅直結の「博多歯科 KITTE博多院」でも、歯の痛みや破折、根管治療など幅広い歯科治療に対応しています。
両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。
「噛んだときだけ痛い」「以前治療した歯が何度も腫れる」など、原因がはっきりしない症状についてもお気軽にご相談ください。
院長
工藤 幸暉(くどう こうき)
経歴
- 九州大学 歯学部卒
- 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
- 2026年 日本歯周病学会認定医取得
資格・所属学会
- 九州大学病院歯周病科研修登録医
- 日本歯周病学会所属
- デジタル矯正学会所属
- 大阪SJCD所属
- G.F.Oベーシック修了
- 船越研修会ベーシック修了
- TMJ LIVE インストラクター
- スタディーグループMjARSボードメンバー