2026年6月12日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「硬いものを噛んだら歯が割れた…」
「神経を取った歯が突然抜歯になった…」
「歯が割れることなんて本当にあるの?」
実は、歯が割れる【歯根破折(しこんはせつ)】は、40代以降で増えてくる歯のトラブルの1つです。
実は、歯を失う原因の第3位です。
むし歯や歯周病ほど知られていませんが、歯を失う原因として決して珍しくありません。
今回は、歯が割れる原因や歯根破折のリスク、そして予防法について解説します。
歯根破折とは?
歯根破折とは、
歯の根っこにヒビが入ったり、割れてしまったりする状態
のことです。
歯の表面が少し欠けるのとは違い、
・歯ぐきの中
・骨の中
で起こることが多いため、自分では気づきにくい特徴があります。
レントゲンで映る場合もありますが、映らないことも多く症状で判断となることも多々あります。
歯根破折は歯を失う原因になる
歯の根が割れると、その隙間から細菌が侵入します。
この隙間は治療で埋めることができないので(器具が届かないですし、リペアできたとしても継ぎ目は無くなりません)
すると、
・歯ぐきが腫れる
・膿が出る
・噛むと痛い
・違和感が続く
といった症状が現れます。
さらに進行すると、
歯を支える骨まで失われることがあり、抜歯が必要になるケースも少なくありません。
歯が割れる原因① 神経を取った歯
歯根破折の最大のリスク因子といわれているのが、
神経を取った歯(失活歯)
です。ほとんどの場合がこのパターンといえます。
神経を取った歯は、
・大きなむし歯で削られている
・根管治療で内部を処置している
ため、健康な歯よりも構造的に弱くなります。
実際に、歯根破折を起こす歯の多くは神経を取った歯です。
歯が割れる原因② 食いしばり・歯ぎしり
多くの方が思っている以上に、
食いしばりは歯へ大きな力をかけています。
大体、義自身の体重の1~2倍と言われていて成人でれば100キロくらいです。
特に睡眠中は、力加減をする体のセンサーが緩むので起きている時よりも大きな力がかかります。
その結果、
・歯のヒビ
・被せ物の破損
・歯根破折
につながることがあります。
歯が割れる原因③ 大きなむし歯の後の詰め物・被せ物
歯は削る量が多くなるほど強度が低下します。
そのため、神経まで虫歯が届いていなくても割れたり、かけたりする場合もあります。
が入っている歯は注意が必要です。
特に残っている歯質が少ない場合はリスクが高くなります。
歯が割れる原因④ 加齢
歯は一生同じものを使い続けるので年齢とともにすり減ったり、秘技が入ったりして消耗していきます。
長年にわたって噛む力を受け続けることで、
小さなヒビが蓄積し、
ある日突然割れてしまうことがあります。
そのため歯根破折は、中高年以降で増える傾向があります。
歯根破折は治せる?
残念ながら、
歯根破折はむし歯のように削って治すことが難しい病気です。
割れたお皿のように、元の状態に戻すことはできません。
割れ方によっては保存できるケースもごく稀にありますが、長期的な予後は期待できません。
根の深い部分まで割れている場合は抜歯が必要になることもあります。
そのため、予防と早期発見が非常に重要です。
歯根破折を防ぐためのポイント
① むし歯を予防する
最も重要なのは、
神経を取る状況を作らないことです。
むし歯が大きくなる前に発見できれば、
神経を残せる可能性が高まります。
② 定期検診を受ける
定期検診では、
・むし歯
・被せ物の状態
・噛み合わせ
を確認できます。
早期発見が歯を守ることにつながります。
③ 食いしばり対策をする
食いしばりや歯ぎしりがある方は、
ナイトガード(マウスピース)が有効な場合があります。
これは歯ぎしりがある方であれば保険適応で作ることができます。
歯への負担を減らし、破折リスクを下げることができます。
④ 被せ物を放置しない
古くなった被せ物や、
外れたままの詰め物は危険です。
違和感がある場合は早めに受診しましょう。
まとめ
歯根破折は、歯の根が割れてしまう深刻なトラブルです。
特に、
・神経を取った歯
・食いしばりがある方
・大きな被せ物が入っている歯
では注意が必要です。
歯根破折は治療が難しいですし、できないことも多々あるからこそ、
・むし歯予防
・定期検診
・食いしばり対策
によって予防することが大切です。
「神経を取った歯が気になる…」
「何度も同じ場所が腫れる…」
そんな方は、一度ご相談ください。