2026年8月26日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「歯ブラシだけではダメなの?」
「フロスと歯間ブラシ、どっちを使えばいい?」
「両方使った方がいいの?」
毎日しっかり歯磨きをしていても、歯と歯の間には汚れが残りやすいものです。
そこで活躍するのが、デンタルフロスと歯間ブラシです。
結論からお伝えすると、どちらが優れているというものではなく、歯と歯の隙間の大きさや歯ぐきの状態によって使い分けることが大切です。つまり患者さんによって違います。
今回の記事は参考までに選び方や使い方の考え方をお伝えするので、お近くの歯医者さんでもぜひ聞いてみてください。
今回は、デンタルフロスと歯間ブラシの違いや選び方について解説します。
歯ブラシだけでは歯と歯の間を磨きにくい
大前提として
歯ブラシは歯の表面を磨くためには非常に重要ですが、毛先が歯と歯の間の細かい部分まで十分に届かないことがあります。歯ブラシだけでは十分に歯を磨くことはできません。
歯ブラシのみの歯磨きで60%のプラーク除去、フロスや歯間ブラシを使うと80-90%ほど除去できると言われています。
そのため、歯ブラシだけでセルフケアを終わらせていると、歯と歯の間に歯垢(プラーク)が残ってしまうことがあります。
歯と歯の間は、
- むし歯
- 歯肉炎
- 歯周病
- 口臭
などの原因となる汚れが残りやすい場所です。
そこで、歯ブラシに加えてフロスや歯間ブラシを使用します。
デンタルフロスがおすすめなのは?
デンタルフロスは、細い糸を歯と歯の間に通して汚れを取り除く道具です。
特に、
- 歯と歯の隙間が狭い方
- 歯ぐきが比較的健康な方
- 歯と歯が接触している部分を清掃したい方
などに向いています。
若い方や歯ぐきが下がっていない方では、歯間ブラシが入らないことも多いため、まずフロスを使うケースが多いでしょう。
フロスには、糸を指に巻いて使用するタイプと、持ち手のついたホルダータイプがあります。
慣れていない方は、使いやすいものから始めて問題ありません。
ただしロールタイプの方が汚れ落ちはいいので、お近くの歯科医院で使い方を聞いてみてください。
歯間ブラシがおすすめなのは?
歯間ブラシは、小さなブラシを歯と歯の間に通して使用します。
特に、
- 歯と歯の隙間が広い方
- 歯周病などで歯ぐきが下がっている方
- ブリッジが入っている方
- 矯正装置がついている方
などに適しています。
フロスだけでは清掃しにくい広いスペースに対して、ブラシで効率よく汚れを落とせることがメリットです。
また、歯間ブラシにはサイズがたくさんありますので合うサイズを歯科衛生士さんや、歯科医師に確認してもらいましょう。
結局、どっちを使えばいい?
簡単に考えると、
狭い隙間にはフロス、広い隙間には歯間ブラシ
という使い分けが一つの目安です。
ただし、お口の中はすべて同じ隙間ではありません。
例えば前歯ではフロス、奥歯の一部では歯間ブラシというように、同じ人でも場所によって使い分けることがあります。
そのため、「フロス派」「歯間ブラシ派」とどちらか一つに決める必要はありません。
歯間ブラシはサイズ選びが重要
歯間ブラシには、さまざまな太さがあります。
「汚れをしっかり取りたいから」と太すぎるものを無理に押し込むのはおすすめできません。
歯ぐきを傷つけたり、痛みが出たりする原因になります。
反対に、細すぎると歯の面にブラシが十分に当たらず、清掃効果が低くなることがあります。
無理なく入り、歯の側面に適度にブラシが触れるサイズを選ぶことがポイントです。
サイズがわからない場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。
フロスをすると血が出るけど大丈夫?
フロスを始めたときに「血が出るから怖くてやめた」という方もいらっしゃいます。
歯ぐきに炎症があると、フロスを通したときに出血することがあります。
出血するからといって、すぐに使用をやめた方がよいとは限りません。
歯垢が原因の炎症であれば、適切な清掃を続けることで改善していくことがあります。
ただし、出血が長く続く、歯ぐきが腫れている、痛みが強いといった場合には、歯周病などが隠れている可能性もあるため、一度歯科医院で確認しましょう。
毎日完璧じゃなくても、まず習慣に
「毎日フロスまでやるのは面倒」と感じる方も多いと思います。
最初から完璧を目指す必要はありません。
例えば、
夜の歯磨きだけはフロスや歯間ブラシを使う
など、続けやすい方法から始めてみましょう。
慣れてくると、それほど時間をかけずにできるようになります。
大切なのは、特別な日に念入りに磨くことよりも、毎日の習慣として続けることです。
当院の診療方針
博多歯科・矯正歯科では、患者さん全員に同じセルフケア方法をおすすめするのではなく、一人ひとりのお口に合わせた方法をご提案しています。
歯並びや歯ぐきの状態、ブリッジやインプラントの有無などによって、適した清掃器具は異なります。
担当の歯科衛生士がお口の状態を継続して確認しながら、
- フロスが適している場所
- 歯間ブラシが必要な場所
- 適切な歯間ブラシのサイズ
- 実際の使い方
などをご説明します。
「磨いている」だけではなく、「きちんと汚れを落とせている」状態を一緒に目指すことを大切にしています。
まとめ
デンタルフロスと歯間ブラシは、どちらか一方が優れているわけではありません。
基本的には、
- 狭い歯間 → デンタルフロス
- 広い歯間 → 歯間ブラシ
- 場所によって両方を使い分ける
- 歯間ブラシは適切なサイズを選ぶ
- 歯ブラシと組み合わせて毎日の習慣にする
ことがポイントです。
「自分はフロスと歯間ブラシ、どっちがいい?」
「歯間ブラシのサイズがわからない」
「フロスをすると毎回血が出る」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご自身のお口に合ったセルフケア方法を身につけて、むし歯や歯周病を予防し、できるだけ長く健康な歯を守っていきましょう。