インプラントのネジが緩んだらどうする?原因と対処法、放置するリスクを歯科医師が解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

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インプラントのネジが緩んだらどうする?原因と対処法、放置するリスクを歯科医師が解説

インプラントのネジが緩んだらどうする?原因と対処法、放置するリスクを歯科医師が解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

2026年11月07日

インプラントのネジが緩んだらどうする?原因と対処法、放置するリスクを歯科医師が解説

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科です!

「インプラントの歯がグラグラする」

「噛むとカタカタ音がする」

「インプラントのネジが緩んだ気がするけれど、大丈夫?」

インプラント治療を受けた患者さんから、このようなご相談をいただくことがあります。

インプラントは天然歯の代わりとしてしっかり噛める治療ですが、長期間使用する中でネジが緩むことがあります。

ただし、インプラントのネジが緩んだからといって、必ずしもインプラントそのものが悪くなったわけではありません。

適切な処置によって、再び使用できるケースも多くあります。

当院でもたまにインプラントが緩んでで来院される方がいらっしゃいます。

そういった患者さんたちがいらっしゃった場合にはまず精査をしてレントゲンを撮影し、インプラントの上部構造のみが傾いているのか、インプラント自体が傾いているのかを精査します

今回は、インプラントのネジが緩む原因や対処法、放置するリスクについて解説します。

① インプラントのネジはなぜ緩む?

まず、インプラントの構造について簡単に説明します。

一般的なインプラントは、主に3つの部分から構成されています。

  • インプラント体:顎の骨に埋め込まれる人工歯根
  • アバットメント:インプラント体と被せ物をつなぐ部品
  • 上部構造:実際に食べ物を噛む人工の歯

これらの部品を固定するために、小さなスクリュー(ネジ)が使用されることがあります。

インプラントのネジは、専用の器具で一定の力をかけて締め付けられています。

しかし、毎日の食事や噛み合わせによって繰り返し力が加わることで、固定力が低下し、緩みが生じる場合があります。

また、インプラントにはネジで固定するタイプだけでなく、セメントなどで被せ物を固定するタイプもあります。

要はネジなので、様々な方向から力がかかると緩んでしまうことがどうしてもリスクとしてあります。なるべく緩みにくいように、例えば当院で使用しているストローマンインプラントであれば35ニュートンの力で締結するということがある程度決まっていますが、そのトルク値でしっかり締めていても、食事や歯ぎしりなど様々な方向から力がかかることでどうしても緩んでしまうリスクはあります。

そのため、インプラントがグラグラしている場合でも、必ずネジが緩んでいるとは限りません。

② インプラントのネジが緩む主な原因

1. 噛み合わせによる過剰な力

インプラントのネジが緩む原因の一つが、噛み合わせによる負担です。

特定のインプラントに強い力が集中すると、ネジの接合部分に繰り返し負担がかかります。

特に奥歯は大きな噛む力が加わるため、噛み合わせの状態を適切に管理することが重要です。

2. 歯ぎしり・食いしばり

睡眠中の歯ぎしりや、日中の食いしばりも関係する場合があります。

インプラントは天然歯と異なり、歯根膜というクッションの役割を持つ組織がありません。

そのため、強い力が加わる環境では、インプラントの部品に機械的な負担が生じることがあります。

3. ネジの締結状態や部品の適合

インプラントのネジには、メーカーごとに推奨される締め付けトルクがあります。

適切な締め付けが行われていなかった場合や、部品の適合に問題がある場合には、緩みが生じやすくなることがあります。

また、使用しているインプラントの種類や接合構造によっても、ネジの緩みやすさは異なります。

4. 長期間の使用による変化

インプラントは長期間使用することを想定した治療ですが、永久にメンテナンスが不要というわけではありません。

長年の使用によって部品が摩耗したり、噛み合わせが変化したりする場合があります。

その結果、ネジの緩みが発生することがあります。

③ インプラントのネジが緩んだときの症状

ネジが緩んだ場合には、次のような症状が現れることがあります。

  • インプラントの被せ物がグラグラする
  • 噛むとカチカチ、カタカタと音がする
  • 噛んだときに違和感がある
  • 被せ物が浮いているように感じる
  • 食べ物が挟まりやすくなった
  • 被せ物の向きや位置が変わったように感じる

特に注意したいのが、インプラントの動揺です。

患者さんご自身では、被せ物だけが動いているのか、骨に埋まっているインプラント体そのものが動いているのかを判断することは難しい場合があります。

インプラント体自体が動いている場合には、骨との結合が失われている可能性もあるため、早めの診察が必要です。

④ ネジが緩んだら自分で締めてもいい?

結論からいうと、インプラントのネジを自分で締めたり、接着剤で固定したりすることは絶対に避けてください。

インプラントのネジは、専用のドライバーやトルクレンチを使用して締め付ける必要があります。

無理に触ると、ネジやインプラント内部の接合部分を傷つけてしまう可能性があります。

また、市販の接着剤を使用すると、修理が難しくなるだけでなく、口腔内への悪影響も懸念されます。

ネジの緩みが疑われる場合は、その部分で硬いものを噛むことを避け、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

被せ物やネジが外れた場合には、部品をなくさないように保管し、受診時に持参してください。

⑤ インプラントのネジが緩んだ場合の治療方法

ネジの緩みが確認された場合、歯科医院では原因を調べたうえで処置を行います。

1. インプラントの状態を確認する

まず、被せ物やアバットメントの動揺を確認します。

必要に応じてレントゲン撮影を行い、インプラント体の周囲の骨や部品の状態を評価します。

また、噛み合わせや歯ぎしりの有無なども確認します。

2. ネジを締め直す

ネジ自体に破損がなく、部品にも問題がなければ、適切なトルクで締め直すことで改善する場合があります。

ただし、緩んだネジには変形や摩耗が生じていることもあるため、新しいネジへの交換が必要になる場合もあります。

3. 噛み合わせを調整する

特定の部分に過剰な力がかかっている場合には、必要に応じて噛み合わせを調整します。

また、歯ぎしりや食いしばりが強い方には、ナイトガードの使用を検討することもあります。

4. 部品を交換する

ネジやアバットメントが破損している場合には、部品の交換が必要になることがあります。

特にネジが折れてインプラント内部に残ってしまった場合には、専用の器具を使用した除去が必要です。

破折したネジの除去が難しいケースでは、修復方法が限られることもあります。

またインプラントのメーカーというのは100種類以上ありますので、どのインプラントのメーカーをその患者さんが使っているかによって、キットと呼ばれる道具が全く変わってきます。ネジを締め直したり、修理をしたり、新しい被せ物を作ったりすることはできるのですが、キットが違えば、まず足場もありますので、そのインプラントを使っていらっしゃる先生を探すしかなくなります。当院ではストローマンという世界でもトップクラスのシェアを誇るインプラントメーカーを使用しています。

日本の歯科医院でも多くの歯科医院で使われているメーカーですので、引っ越したり、昔治療をしていた歯科医院が遠くなった、何らかの原因で通院できなくなった場合にも、どこかにはストローマンを使っている歯科医院があるはずなので安心です

⑥ ネジの緩みを放置するとどうなる?

インプラントのネジが緩んでいても、痛みがないことがあります。

そのため、「少しグラグラするだけだから大丈夫」と放置してしまう方もいらっしゃいます。

しかし、緩んだ状態で噛み続けると、次のような問題が起こる可能性があります。

① ネジが破折する

緩んだネジに繰り返し力が加わることで、ネジが折れてしまう場合があります。

② インプラント内部が損傷する

ネジやアバットメントが不安定な状態で動くと、接合部分に摩耗や変形が生じる可能性があります。

③ 被せ物が外れる

ネジの緩みが進行すると、被せ物が外れてしまう場合があります。

④ 修理が難しくなる

初期の段階ではネジの交換や締め直しで対応できたものが、部品の破損によって複雑な修理を必要とすることがあります。

そのため、違和感に気づいた段階で早めに対応することが、インプラントを長く使うために重要です。

⑦ インプラントのネジが緩んだら再手術が必要?

患者さんが最も心配されるのが、「もう一度インプラント手術をしなければならないのか」という点です。

結論として、ネジが緩んだだけであれば、通常は再手術が必要になるわけではありません。

インプラント体が骨としっかり結合しており、部品にも大きな問題がなければ、ネジの締め直しや交換で対応できる場合があります。

一方、インプラント体そのものが動いている場合や、周囲の骨に大きな問題がある場合には、別の治療が必要になることがあります。

特にインプラント周囲炎によって骨が失われている場合には、ネジの緩みとは異なる対応が必要です。

被せ物の緩みとインプラント体の動揺は、まったく異なる問題です。

正確に診断することが大切です。

⑧ 他院で入れたインプラントでも修理できる?

「引っ越しをしたので、インプラントを入れた歯科医院に通えない」

「以前通っていた歯科医院が閉院してしまった」

このような場合、他院でインプラントの修理を相談することも可能です。

ただし、インプラントにはさまざまなメーカーや種類があり、使用するネジやドライバーも異なります。

そのため、インプラントのメーカーや製品名が分かると、診療がスムーズになる場合があります。

インプラントカードや治療記録をお持ちの方は、受診時に持参することをおすすめします。

また、メーカーが不明な場合や、専用部品の入手が難しい場合には、修理に対応できないこともあります。

事前に歯科医院へ相談しておくと安心です。

⑨ インプラントを長持ちさせるために大切なこと

インプラントは、治療が終わったらそれで完了というわけではありません。

長期間使用するためには、定期的なメンテナンスが重要です。

特に確認したいのは、次の3つです。

① 噛み合わせの変化

天然歯は年齢や歯周組織の状態によって位置が変化することがあります。

一方、インプラントは骨と直接結合しているため、天然歯と同じようには動きません。

そのため、長期間の使用によって噛み合わせのバランスが変化する場合があります。

② ネジや被せ物の状態

定期検診では、被せ物の破損や動揺、噛み合わせなどを確認します。

③ インプラント周囲の歯ぐき

インプラント周囲炎は、インプラントを失う原因の一つです。

ネジの緩みとは別の問題ですが、インプラントを長持ちさせるためには、周囲の歯ぐきや骨の健康を維持することも重要です。

まとめ|インプラントのネジが緩んだら早めに歯科医院へ

インプラントのネジの緩みは、長期間使用する中で起こり得るトラブルの一つです。

原因には、噛み合わせによる負担や歯ぎしり、部品の適合、長期間の使用による変化などがあります。

ネジの緩みだけであれば、締め直しや部品の交換によって改善できる場合があります。

しかし、放置するとネジの破折やインプラント内部の損傷につながる可能性があります。

インプラントがグラグラする、噛むと違和感があるといった場合には、無理に使用せず、早めに歯科医院へ相談しましょう。

博多駅周辺でインプラントのトラブルにお困りの方へ

博多駅博多口から徒歩5分の「博多歯科・矯正歯科」では、インプラント治療だけでなく、治療後のメンテナンスやトラブルについてのご相談にも対応しています。

また、博多駅直結、KITTE博多8階の「博多歯科 KITTE博多院」でも、インプラント治療やメンテナンスに対応しています。

両院とも平日21時まで、土日祝日も診療しており、複数の歯科医師による診療体制を整えています。

他院で治療を受けたインプラントについても、メーカーや部品の種類によって対応できる場合がありますので、まずはご相談ください。

博多歯科・矯正歯科

所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前4丁目2-22 1F

電話番号:092-402-2976

公式サイト:https://hakata-dc.com/

監修者情報

院長

工藤 幸暉(くどう こうき)

経歴

  • 九州大学 歯学部卒
  • 2025年 デジタル矯正歯科学会認定医取得
  • 2026年 日本歯周病学会認定医取得

資格・所属学会

  • 九州大学病院歯周病科研修登録医
  • 日本歯周病学会所属
  • デジタル矯正学会所属
  • 大阪SJCD所属
  • G.F.Oベーシック修了
  • 船越研修会ベーシック修了
  • TMJ LIVE インストラクター
  • スタディーグループMjARSボードメンバー
監修者:工藤幸暉

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