2025年2月05日

こんにちは!博多歯科・矯正歯科 院長です!
親知らずは現代の私たちにとって必ずしも必要なものではありませんが、その存在が問題を引き起こすことが多いです。
博多の方は20-40代の方が多く、当院でも埋まっている親知らずを抜歯することが毎日のようにありますが、どうせ抜くことが多いのになんで親知らずってあるんでしょう、、、
親知らずの役割
親知らずは、文字通り「知らずに親になる年齢」に生えてくることからその名前がつけられました。しかし、現代の人々の食生活や顎の発達の変化により、親知らずは機能的な役割を果たさないことが多くなっています。古代の人々は硬い食物を食べるために強い顎と多くの臼歯が必要でしたが、今日では軟らかい食物が主流となり、親知らずの必要性が減少しました。
親知らずの問題点
親知らずはしばしば問題を引き起こします。以下のような問題が一般的です。
埋伏歯
親知らずが完全に生えてこない場合、埋伏歯(埋まった歯)となり、隣の歯や骨に圧力をかけることがあります。これが原因で痛みや感染症が発生することがあります。
位置異常
親知らずが正しく生えてこない場合、隣の歯を押し歪ませることがあります。これにより歯並びが悪くなり、噛み合わせや口腔衛生に問題が生じることがあります。
虫歯と歯周病
親知らずが口の奥に位置しているため、清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
親知らずの治療
親知らずの問題を予防または治療するためには、定期的な歯科検診が重要です。以下は一般的な治療法です。
抜歯
問題を引き起こしている、あるいは将来的に問題を引き起こす可能性のある親知らずは抜歯が推奨されます。抜歯は局所麻酔の下で行われ、通常は短時間で終了します。
痛みと炎症の管理
親知らずの周囲に炎症や痛みがある場合、抗生物質や鎮痛薬が処方されることがあります。これにより一時的に症状を緩和することができますが、根本的な解決にはならないことが多いです。
口腔衛生の強化
親知らずが問題を引き起こさない場合でも、特別な注意を払って清掃することが推奨されます。フロスや歯間ブラシを使用して、食べ物の残りやプラークを取り除くことが大切です。
定期的な歯科検診と適切な治療を受けることで、親知らずに関連するリスクを最小限に抑えることができます。親知らずについての疑問や心配がある場合は、ぜひ当院にご相談ください。