2025年6月21日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「インプラントは中高年の治療」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?実は、20〜30代の若い世代の方でも、事故や虫歯、先天的な欠損などで歯を失ってしまい、治療に悩まれるケースは少なくありません。今回は、そんな若い世代でも安心して受けられるインプラント治療についてお話します。
若い世代が歯を失う主な原因とは?
20〜30代で歯を失う主な原因は以下の通りです:
- 交通事故やスポーツ外傷による外傷性の欠損
- 重度の虫歯や根尖病変による抜歯
- 先天的な欠損(永久歯が生えてこない)
- 矯正治療中の抜歯後の欠損管理
このような場合、入れ歯やブリッジでは見た目や機能性に不満を感じることもあります。特に人前に出る機会が多い若い世代にとって、自然な見た目としっかり噛める機能は重要です。
ちなみに入れ歯とは、つけ外し式の歯のことで保険のものだと金具が金属のものととなりますし、プラスチックの人工歯を使って歯茎で噛むのでしっかり噛むことが難しいです。

ブリッジとは。歯を失った部分の両サイドの歯を削って細くし、失った部分も含めた複数歯の被せ物を入れる治療です。

そして、インプラントとは、人工の歯を手術で埋め込む治療です。周囲の歯を削らずに済みますし、独立した歯なので見た目も機能も自分の歯のように作ることができます。

インプラントは若年層にも適応可能
はい、適応可能です。むしろ、骨の代謝が活発で健康状態も良好な20〜30代は、インプラント治療に適した年代といえます。
インプラント治療には以下のようなメリットがあります:
- 健康な隣の歯を削らない
- 天然歯に近い見た目と噛み心地
- 長期的な安定性と快適性
ただし、顎の骨の成長が終了していることが条件になります。これは通常18歳頃には完了していますが、骨格の成熟度によって個人差があるため、事前の精密検査が必要です。
若いからこそ気をつけたいポイント
若い方がインプラントを検討する際には、以下の点に注意が必要です:
- 長期的なメンテナンスを前提とする:インプラントは一生ものではなく、定期的な管理が不可欠です。
- 将来のライフスタイルの変化を考慮:引っ越し、妊娠、転職などライフイベントの影響も考慮して治療計画を立てましょう。
- インプラントの再治療に備えた設計:長く使っていかなくてはいけないので将来的なリカバリーがしやすい設計が望ましいです。
福岡で若年層のインプラントなら当院へ
当院では、20代・30代の患者様に向けたインプラント相談も積極的に行っており、CT診断による安全性の高い治療計画や、審美性に配慮した補綴設計に力を入れています。
「まだ若いから…」「入れ歯になるのはちょっと…」と悩まれている方も、まずは一度ご相談ください。無理に治療をすすめることはありません。患者様の将来にわたるお口の健康を一緒に考えていきます。
参考文献
- Bornstein MM, et al. “Implants in young patients: a literature review.” International Journal of Oral and Maxillofacial Implants. 2008;23 Suppl:30-45.
- consensus.app | “Dental implants in young adults: benefits, risks, and long-term prognosis.”
https://consensus.app