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矯正とインプラント、どっちが先?順番を間違えると後悔します!

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2025年5月22日

矯正とインプラント、どっちが先?順番を間違えると後悔します!

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

今回は、患者さまからよくいただくご質問「矯正とインプラント、どちらを先に行うべきか?」についてお話しします。順番を間違えると、治療結果や将来の口腔健康に大きな影響を及ぼす可能性がありますので、ぜひ最後までお読みください。

矯正とインプラント、それぞれの役割

矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整えることで、機能的かつ審美的な改善を目指します。一方、インプラント治療は、失った歯を人工歯根で補うことで、咀嚼機能や見た目の回復を図ります。

これらの治療は互いに補完し合う関係にありますが、治療の順序を誤ると、計画通りの結果が得られないことがあります。

基本は「矯正が先」、その理由とは?

一般的には、矯正治療を先に行い、その後にインプラントを埋入するのが理想的です。なぜなら、インプラントは一度埋入すると位置を動かすことができないため、矯正治療で歯並びを整えた後に、最適な位置にインプラントを配置することが重要だからです。

また、矯正治療によって歯の位置を調整することで、インプラントを埋入するためのスペースや骨の状態を整えることができます。これにより、インプラントの成功率や長期的な安定性が向上します。

例外的にインプラントを先に行うケースも

ただし、すべてのケースで矯正が先とは限りません。例えば、前歯部の審美性を早期に回復したい場合や、インプラントを矯正治療の固定源(アンカー)として利用する場合など、特定の条件下ではインプラントを先に行うこともあります。

このようなケースでは、デジタル技術を活用した精密な治療計画が不可欠です。コンピューターシミュレーションやサージカルガイドを用いることで、矯正治療とインプラント治療を効果的に組み合わせることが可能になります。

治療の順序を誤るとどうなる?

治療の順序を誤ると、以下のような問題が生じる可能性があります:

  • インプラントが矯正治療の妨げとなり、理想的な歯並びが得られない。
  • インプラント周囲の骨や歯肉の状態が不十分で、長期的な安定性が損なわれる。
  • 再治療が必要となり、治療期間や費用が増加する。

これらのリスクを避けるためにも、治療の順序は慎重に検討する必要があります。

まとめ:専門的な診断と計画が鍵

矯正治療とインプラント治療を組み合わせる場合、治療の順序やタイミングは患者さま一人ひとりの口腔内の状態や希望に応じて異なります。そのため、専門的な診断と綿密な治療計画が不可欠です。

当院では、矯正専門医とインプラント専門医が連携し、患者さまに最適な治療プランをご提案しています。矯正やインプラントに関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

参考文献

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  2. Mangano C, Levrini L, Mangano A, et al. Esthetic evaluation of implants placed after orthodontic treatment in patients with congenitally missing lateral incisors. J Esthet Restor Dent. 2014;26(1):61-71. Link
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