2026年3月30日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「ラバーダムって何?」「なんで使う歯医者と使わない歯医者があるの?」
根管治療(神経の治療)について調べていると、こういった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
実はこの【ラバーダム】、歯の治療の成功率に関わる非常に重要な器具です。
しかし、すべての歯科医院で使われているわけではないのが現状です。
今回は
- なぜラバーダムを使わない歯医者があるのか
- 使うことで何が変わるのか
- 当院が必ず使用する理由
について、わかりやすく解説します。
ラバーダムとは?まずは基本を知ろう
ラバーダムとは、治療する歯だけを露出させ、周囲をゴムのシートで覆う処置のことです。
主な目的は以下の通りです:
- 唾液や細菌の侵入を防ぐ
- 薬剤の誤飲を防ぐ
- 治療部位を清潔に保つ
- 視野を確保して精密な治療を可能にする
特に【根管治療】では、細菌の侵入を防ぐことが成功率に直結するため、非常に重要な役割を持ちます。
根管治療とは、歯の内部に入ってしまった細菌を除菌するための治療です。
バーダムをしない状態で根管治療を行うと、唾液が絶えず入ってきます。
それにより、除菌してもしても細菌が入ってきますので、
除菌の効果はほとんどなくなると言っても過言ではありません。
患者さんの体の免疫力でなんとか治ることもありますが、
成功率は大幅に下がります。
なぜラバーダムをしない歯医者があるのか?
ここが一番気になるポイントですよね。
ラバーダムを使わない理由はいくつかあります。
① 時間と手間がかかる
ラバーダムは装着に少し時間がかかります。
- シートの装着
- 器具のセッティング
- 適切な位置調整
これらを丁寧に行う必要があるため、
短時間で多くの患者さんを診るスタイルの医院では省略されることがあります。
② 保険診療では評価が低い
日本の保険制度では、ラバーダムの使用に対する評価(点数)がありませんし、
根管治療の保険点数が低いです。
つまり、
- 手間は増える
- 収益にはつながりにくい
という構造があります。
そのため、現実的な運営上の理由や、保険精度の構造上の理由で使用されないケースもあります。
③ 患者さんの違和感への配慮
ラバーダムは初めての方にとって、
- 口が開けにくい
- 呼吸がしづらい気がする
- 圧迫感がある
と感じることがあります。
この違和感を避けるために、あえて使用しない医院もあります。
④ 知識・設備・習慣の問題
ラバーダムは「やろうと思えば誰でもできる」ものではありません。
- 正しい装着技術が必要
- 器具の準備が必要
- トレーニングが必要
また、以前は日本ではあまり普及していなかった背景もあり、
「使う文化がない」という理由も一部にはあります。
ラバーダムを使わないことで起こりうるリスク
ここはとても重要なポイントです。
ラバーダムを使用しない場合、以下のようなリスクがあります。
■ 細菌が入りやすくなる
口の中には多くの細菌が存在します。
ラバーダムをしないと:
- 唾液が治療部位に入る
- 細菌が根の中に再侵入する
結果として【再感染】のリスクが高くなります。
■ 治療の成功率が下がる可能性
根管治療は非常に繊細な治療です。
清潔な環境を保てないと:
- 炎症が再発する
- 痛みが残る
- 再治療が必要になる
といったケースにつながることがあります。
■ 薬剤や器具の誤飲リスク
治療中には、
- 小さな器具
- 消毒薬
などを使用します。
ラバーダムがないと、万が一の誤飲リスクがゼロではありません。
ラバーダムを使うメリット
では逆に、ラバーダムを使うことで何が良くなるのでしょうか?
① 治療の精度が上がる
視野が確保されることで、
- 細かい部分までしっかり確認できる
- 精密な処置が可能になる
結果として【治療の質】が大きく向上します。
② 感染予防ができる
ラバーダムの最大のメリットはこれです。
- 唾液を遮断
- 細菌の侵入を防止
これにより、根管治療の成功率を高めることができます。
③ 安全性が高い
- 器具の誤飲防止
- 薬剤の漏れ防止
患者さんにとっても安心できる環境になります。
デメリットも正直にお伝えします
当院ではラバーダムを推奨していますが、デメリットもあります。
- 装着に少し時間がかかる
- 違和感がある場合がある
- すべてのケースで使えるわけではない(歯の状態による)
ただし、多くの場合は慣れてしまえば問題なく受けられる処置です。
もし、ご希望されない場合は遠慮なくお申し付けください。
当院が根管治療でラバーダムを使用する理由
博多歯科・矯正歯科では、根管治療の際にラバーダムを使用しています。
その理由はシンプルです。
【歯の寿命を守るため】
私たちは「その場しのぎの治療」ではなく、
【長く持つ治療】を大切にしています。
当院の考え方
- 再治療はできるだけ避けるべき
- 一度の治療の質を最大化する
- 将来の抜歯リスクを減らす
そのためには、
👉 無菌に近い環境での治療が不可欠
と考えています。
精密治療へのこだわり
当院では、
- ラバーダム
- 拡大視野(ルーペ・マイクロスコープ)
- 徹底した滅菌
などを組み合わせ、精密な治療を行っています。
これは単なる「こだわり」ではなく、
患者さんの歯を守るための必須条件だと考えています。
他院との違いは「考え方」にあります
ラバーダムを使う・使わないは、単なる技術の違いではありません。
その背景には、
- 治療にどこまでこだわるか
- 長期的な視点を持っているか
という「考え方の違い」があります。
当院では、
👉 患者さんを「コーチと選手」の関係で支える
という方針のもと、
最善の治療環境を提供することを大切にしています。
まとめ
ラバーダムをしない理由には、
- 時間やコストの問題
- 保険制度の影響
- 患者さんへの配慮
など、さまざまな背景があります。
しかし、
👉 【治療の精度・安全性・成功率】を考えると
ラバーダムは非常に重要な役割を持つ処置です。
特に根管治療では、
👉 歯を残せるかどうかに関わるレベルの差になることもあります。
最後に
「ラバーダムって必要なの?」
「自分の治療は大丈夫?」
と気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
博多駅・福岡市博多区エリアで、
精密な根管治療をご希望の方に対して、丁寧にご説明いたします。
あなたに合った最適な治療法を、歯科医師の視点でしっかりご提案します。