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インプラント治療に必要な骨造成とは?骨が足りない方への安心ガイド

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2025年6月16日

インプラント治療に必要な骨造成とは?骨が足りない方への安心ガイド

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

今回は「骨造成(こつぞうせい)」についてご紹介します。
インプラント治療を検討されている方の中には、「骨が足りないからできない」と言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。でも、実はそうしたケースでもインプラントを可能にする方法があるのです。それが「骨造成」という治療です。

骨造成とは?インプラント治療の土台作り

インプラント治療では、人工の歯根をあごの骨に埋め込む必要があります。しかし、基本的に抜歯をすると、歯を支えるという骨の役目がなくなるので、廃用萎縮を起こし、骨は元の状態よりもボリュームダウンして治ります。また、歯周病によって骨が減るパターンもあります。

こうした、歯周病や抜歯によって骨が痩せ、十分な骨がない場合、インプラントを安定して支える骨が不足してしまいます。そこで行うのが「骨を再生・補填する処置」、すなわち骨造成です。

骨造成には以下のような種類があります:

  • GBR(骨誘導再生法):骨が不足している部位に人工骨や自家骨を置き、特殊な膜で覆って骨の再生を促します。
  • ソケットリフト/サイナスリフト:上顎奥歯で骨が少ない場合、上顎洞(サイナス)に骨を追加する方法。
  • スプリットクレスト法:骨の幅が不足している場合に、骨を分割して広げてインプラントを入れる技術。

骨造成が必要になるケース

  • 抜歯後に長期間放置していた場合
  • 重度の歯周病で骨が溶けてしまった場合
  • 先天的に骨の量が少ない方
  • 事故や外傷で顎の骨が損傷している場合

骨造成はインプラント成功の鍵となる非常に大切なステップです。

治療期間と注意点

骨造成を行う場合、骨が再生するまでに3-6ヶ月以上を要するため、通常のインプラント治療よりも治療期間が延びる可能性があります。また、術後は腫れや痛みが出ることもありますが、適切な処置とケアを行えば、リスクは最小限に抑えることができます。

患者様の状態によっては、インプラントと同時に骨造成を行うことも可能です(同時埋入)。事前のCT診断や精密な治療計画が重要になります。

骨造成でインプラントの可能性が広がる

「骨がないからインプラントは無理」と諦めていた方にも、骨造成によって治療の道が開けるケースが多くあります。患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を当院では大切にしていますので、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

参考文献・引用

  1. Buser, D., et al. (2013). Long-term stability of contour augmentation with early implant placement. Clinical Oral Implants Research, 24(1), 73–83.
  2. Jensen, O. T., et al. (1998). Sinus bone grafts and simultaneous implant placement: A retrospective study. JOMI, 13(2), 183–192.
  3. Consensus Report: Bone augmentation procedures. European Association for Osseointegration (EAO), 2019.

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