2025年12月26日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
「むし歯治療が終わったのに歯が痛い」
「治したはずなのに、ズキっとするのはなぜ?」
こうしたご相談は、実はとても多くあります。
今回は、むし歯治療後に歯が痛くなる理由について、
不安をあおらず、分かりやすく解説します。
背景・よくある誤解
治療後の痛みが出ると、
「治療が失敗したのでは?」
「ちゃんと治っていないのでは?」
と不安になりますよね。
ただし、治療後に一時的な痛みが出ること自体は珍しくありません。
多くの場合、時間の経過とともに落ち着いていきます。
なぜ治療後に痛みが出るのか
① 神経が刺激を受けているため
むし歯が神経に近い位置まで進んでいた場合、
治療による刺激で神経が一時的に敏感になります。
- 冷たいものがしみる
- 噛んだときに違和感がある
こうした症状は、
神経が落ち着くまでの反応として起こることがあります。
刺激としては、歯を削った刺激や詰め物という歯よりも断熱性の低いものが入っていることで受ける熱刺激などです。治療の後遺症のようなもので起きる時は起きてしまいます。
② 詰め物・被せ物の高さの影響
治療後に
「噛むと痛い」「特定の歯だけ当たる」
という場合、
詰め物や被せ物の高さが
わずかに合っていない可能性があります。
この場合は、
高さを微調整することで改善することが多いです。
③ 治療による炎症反応
歯は硬い組織ですが、
内部には神経や血管があり、
治療によって軽い炎症が起こることがあります。
これは、
「体が治ろうとする過程」で起こる反応で、
数日〜1週間ほどで落ち着くことが一般的です。
放置するとどうなるか
一方で、次のような場合は注意が必要です。
- 痛みが日に日に強くなる
- 何もしなくてもズキズキする
- 夜眠れないほどの痛みが続く
このような症状がある場合、
神経の炎症が強くなっている可能性があります。
我慢せず、
早めに歯科医院へ相談することが大切です。
当院では原則当日に急患を受け付けております。
前々からご予約をいただいている予約枠の患者さんを診察しながらにはなりますので待ち時間がありますが、応急処置のみであれば対応いたします。
「様子を見る」と「放置」は違います
治療後の痛みについては、
「少し様子を見ましょう」とお伝えすることもあります。
これは、
経過を確認しながら管理するという意味であって、
何もしない「放置」とは違います。
- 痛みの変化
- しみ方
- 噛んだときの感覚
こうした点を一緒に確認しながら、
必要に応じて追加の処置を行います。
当院で大切にしている考え方
博多歯科・矯正歯科では、
- 治療後に起こり得る症状を事前に説明
- 痛みが出た場合の目安を共有
- 無理に我慢させない対応
を大切にしています。
治療には必ずリスクやデメリットがありますので、そもそもむし歯や歯周病が起きにくいようにリスクマネジメントを行い、予防にも力を入れております。
当院は
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療しているため、
治療後の違和感や痛みについても
早めにご相談いただきやすい環境です。
「これって大丈夫かな?」
そんな軽い疑問でも構いません。
まとめ
むし歯治療後に歯が痛くなる理由には、
- 神経が刺激を受けている
- 詰め物・被せ物の高さ
- 一時的な炎症反応
といった原因があります。
多くは一時的なものですが、
痛みが強い・長引く場合は、
我慢せず歯科医院へ相談することが大切です。
博多歯科・矯正歯科では、
治療後も安心して過ごしていただけるよう、
丁寧なフォローを心がけています。
気になる症状があれば、いつでもご相談ください。