【1本でも放置は危険】歯を失うと起こる7つの変化と将来のリスク|博多駅5分の歯医者が解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

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【1本でも放置は危険】歯を失うと起こる7つの変化と将来のリスク|博多駅5分の歯医者が解説

【1本でも放置は危険】歯を失うと起こる7つの変化と将来のリスク|博多駅5分の歯医者が解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

2025年12月30日

【1本でも放置は危険】歯を失うと起こる7つの変化と将来のリスク|博多駅5分の歯医者が解説

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。

「歯を1本くらい失っても、生活に支障はないですよね?」
実はこの考え方、とても危険です。

歯を失うことは見た目の問題だけではなく、
噛み合わせ・他の歯の寿命・全身の健康 にまで影響します。

今回は、歯科医師の立場から
歯を失うと何が起こるのか をわかりやすく解説します。

歯は1本ずつではなく「チーム」で働いている

歯はそれぞれ独立しているように見えますが、
実際は 上下・左右でバランスを取り合う存在 です。

そのため、歯を1本失うだけで噛み合わせのバランスが崩れ始めます。

「いい噛み合わせ」というのは大体理論として分かっています。それはズバリ相互保護咬合です。

咬合とは噛み合わせのことです。歯にはそれぞぞれ役割があって、お互いに保護しあっている、という考え方です。

例えば、奥歯はがっちり噛むためにありますが、前歯はちぎるのが得意です。

食べのを口に運ぶと、まず前歯で噛み切り小さくし、奥歯で咀嚼してもっと細かくマッシュします。

このように歯には役割があり、その役割が達成しやすいように、進化の過程で歯の形は最適化されています。

そして、前歯で噛みちぎるときは奥歯は当たっていない方がほとんどだと思うのですが、この状態では奥歯は休憩ができます。

逆に奥歯ですりつぶしているときは前歯は休憩しています。

このように、お互いに分業することで負担を減らしあっている、という理論が相互保護咬合です。

噛み合わせが崩れ、歯が動き出す

歯を失った部分を放置すると、

  • 隣の歯が倒れてくる
  • 噛み合っていた反対側の歯が伸びてくる

といった 歯の移動 が起こります。

その結果、

  • 食べ物が詰まりやすくなる
  • 噛み合わせがズレる
  • むし歯や歯周病が起こりやすくなる
  • 噛みにくくなる

という悪循環に入ります。

残っている歯の寿命が短くなる

失った歯の役割を他の歯がカバーすることで、
一部の歯に負担が集中 します。

これにより、

  • 歯が割れる
  • 被せ物が外れやすくなる
  • 歯周病が急激に進行する

など、本来残せたはずの歯まで失うリスク が高まります。
これを 歯の連鎖崩壊 と呼びます。

顎の骨が痩せていく(骨吸収)

歯は噛むたびに顎の骨へ刺激を与えています。
しかし、歯を失うとその刺激がなくなり、
顎の骨は少しずつ吸収されて痩せていきます。

骨が減ると、

  • インプラントが難しくなる
  • 入れ歯が安定しなくなる
  • 顔が老けた印象になる

など、将来の治療に大きく影響します。

見た目・発音・表情が変わる

特に前歯を失った場合、

  • 口元がへこむ
  • ほうれい線が目立つ
  • サ行・タ行の発音がしづらくなる

など、日常生活への影響が大きくなります。

奥歯でも、噛み合わせの崩れが進むと
顔全体のバランスに影響します。

消化や全身の健康にも影響する

歯が減ると、しっかり噛めなくなり、

  • 食事が偏る
  • 胃腸に負担がかかる
  • 血糖値が乱れやすくなる

といった全身への影響も起こります。

歯の本数が少ない方ほど、
フレイル(虚弱)や認知機能低下のリスクが高い
こともわかっています。

治療が大がかり・高額になりやすい

歯を失った直後であれば選択肢は多いですが、
放置すると

  • 矯正治療が必要になる
  • 骨造成が必要になる
  • 複数本をまとめて治療する必要が出る

など、治療期間・費用・身体的負担 が増えてしまいます。

また、基本的に手間が掛かればかかるほど治療は難治化して、予後も不透明になります。

治療はシンプルイズベストです。

歯を失ったあとの主な治療方法

歯を失った場合の主な選択肢は、

  • ブリッジ
  • 入れ歯
  • インプラント

それぞれにメリット・デメリットがあり、
「どれが正解」というものはありません。

当院では、噛み合わせ・将来性・生活スタイル を踏まえ、
患者さんに合った方法をご提案しています。

当院が大切にしている考え方

博多歯科・矯正歯科では、

  • 歯をできるだけ失わない治療
  • 失った歯が原因で他の歯を失わない治療
  • 将来を見据えた治療計画

を大切にしています。

博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療 しているため、
忙しい方でも無理なく通院していただけます。

まとめ:歯を失うことは「次のトラブルの始まり」

歯を失うと起こることをまとめると、

  • 噛み合わせが崩れる
  • 他の歯の寿命が短くなる
  • 顎の骨が痩せる
  • 見た目や発音が変わる
  • 全身の健康に影響する
  • 将来の治療が大変になる

歯を失うことは、そこで終わりではなく
次の問題が始まる合図 になることもあります。

「歯がなくなったまま放置している」
「抜歯をすすめられて不安」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
今の状態でできる最善の選択肢 を一緒に考えます。

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