【歯を抜かずに並べる選択肢】矯正治療で行うIPRとは?安全性とメリットを解説|博多駅5分の歯医者が解説|博多駅博多口の歯科・歯医者|博多歯科・矯正歯科|日・祝日も診療

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【歯を抜かずに並べる選択肢】矯正治療で行うIPRとは?安全性とメリットを解説|博多駅5分の歯医者が解説

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2026年1月07日

【歯を抜かずに並べる選択肢】矯正治療で行うIPRとは?安全性とメリットを解説|博多駅5分の歯医者が解説

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。

矯正相談の際によくある質問が
「IPRって何ですか?」
「歯を削ると聞いて不安です…」
というものです。

結論からお伝えすると、IPR(歯間削合)は、正しく行えば安全で、抜歯を回避できることも多い有効な処置です。
今回は、矯正治療におけるIPRとは何か、そして なぜ行うのか・安全性はどうなのか を、歯科医師の立場からわかりやすく解説します。

IPRとは何か?

IPR(Interproximal Reduction) とは、
歯と歯の間を ごくわずかに削ってスペースを作る処置 のことです。

日本語では
ディスキング歯間削合 と呼ばれることもあります。

削る量は1か所あたり

  • 0.2〜0.5mm程度
  • 紙1枚〜2枚分ほど

と非常に少なく、
歯の形や機能に大きな影響を与えるものではありません。

この量であれば、歯の表面のエナメル質という層を貫通せずに済むので歯の寿命を縮めずに済みます。

逆にこの量を超えると、歯の中の象牙質まで達するのでむし歯になりやすくなります。

近年は無理な部分矯正を行って歯を削りまくり、数年でむし歯になったり知覚過敏になったりするケースもありますので注意が必要です。

なぜ矯正でIPRを行うの?

矯正治療では、歯を並べるための スペース確保 が必要です。
その方法として、

  • 抜歯
  • 歯列の拡大
  • IPR

があります。

IPRは、

  • 軽度〜中等度のガタつき
  • 前歯のデコボコ
  • ブラックトライアングル(歯の隙間)の改善

などに有効で、
抜歯せずに歯並びを整えられる可能性を高める 方法です。

IPR=歯を大きく削る、ではない

「削る」と聞くと不安になる方が多いですが、
むし歯治療のように大きく削るわけではありません。

IPRでは、

  • エナメル質の表層のみ
  • 痛みが出にくい
  • 麻酔が不要なケースがほとんど

という特徴があります。

適切な量・方法で行えば、
知覚過敏やむし歯リスクが大きく上がることはありません。

当院では、切削量が測れるバーや装置を用いていますのでご安心ください。

IPRのメリット

IPRには、以下のようなメリットがあります。

  • 抜歯を避けられる可能性が高くなる
  • 歯列を自然な形で整えやすい
  • 矯正後の歯の形が整う
  • ブラックトライアングルの改善につながる
  • 治療計画の自由度が上がる

特に マウスピース矯正 では、
IPRを組み合わせることで 無理のない歯の移動 が可能になります。

IPRのデメリット・注意点

一方で、注意点もあります。

  • 削る量や部位を誤るとトラブルになる
  • 経験と判断力が必要
  • 無計画なIPRは歯の健康を損なう

そのため、

「とりあえず削る」IPRはNG です。

事前の診断・シミュレーションを行い、
本当に必要な場合に、必要最小限で行うこと が重要です。

先日の記事でも書いたミニマルインターベンションの原則に則り最小限にする必要があります。

IPRはどんな矯正に使われる?

IPRは、

  • マウスピース矯正
  • ワイヤー矯正(軽度症例)

のどちらでも使用されますが、
特に マウスピース矯正では非常に重要な処置 になります。

なぜなら、

  • 拡大量に限界がある
  • 抜歯を避けたいケースが多い

からです。

抜歯矯正もフィニッシングをしっかりやれば問題ありませんが、やはりなるべくなら歯を抜かずにやりたいものです。IPRの許容量を超えなければなるべく非抜歯で行っていきます。

当院でのIPRに対する考え方

博多歯科・矯正歯科では、

  • 事前に精密検査・シミュレーションを実施
  • 必要な場合のみIPRを行う
  • 削る量は最小限
  • 将来のむし歯・知覚過敏リスクも考慮

という方針で対応しています。

また、

  • 難症例や専門的判断が必要な場合
  • 抜歯・高度な歯の移動が必要なケース

では、
ワイヤー矯正専門クリニックやマウスピース矯正専門クリニックと連携し、
最適な治療につなげています。

IPRが不安な方へ

IPRは、

  • 誰にでも必要な処置ではない
  • 必ず行わなければならないものでもない

という点も大切です。

「本当に削る必要があるのか」
「他の選択肢はないのか」

こうした疑問は、遠慮なくご相談ください。

まとめ:IPRは“歯を守るための調整”

矯正におけるIPR は、

  • 歯を大きく削る処置ではない
  • 抜歯を避けるための選択肢
  • 正しく行えば安全性は高い

という特徴があります。

矯正治療は、
歯を動かすことが目的ではなく、歯を長く健康に使うことが目的です。

IPRについて不安がある方、
矯正治療そのものに迷っている方も、
ぜひ一度ご相談ください。

あなたにとって本当に必要な治療かどうか を、一緒に考え、なるべく多くの選択肢を提供できますように努力します。

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