2026年1月15日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
矯正相談でよくある不安が、
「歯を抜いてまで矯正する必要がありますか?」
「抜歯って怖いし、できれば避けたい…」
結論からお伝えすると、
抜歯矯正は“必要な人にとっては非常にメリットの大きい治療” ですが、
すべての人に必要なわけではありません。
今回は、抜歯矯正のメリットとデメリット を整理し、
「なぜ抜歯が必要になるのか」「どんな人に向いているのか」を歯科医師の視点で解説します。
抜歯矯正とは?
抜歯矯正とは、歯並びを整えるために
小臼歯などの歯を抜いてスペースを作り、歯を正しい位置に動かす矯正治療です。
主な目的は、
- 歯が並ぶスペースを確保する
- 噛み合わせを改善する
- 口元の突出感を改善する
ことです。
なぜ抜歯が必要になるの?
抜歯が必要になる主な理由は、
- 歯の大きさに対して顎が小さい
- 重度のガタつきがある
- 口元が前に出ている(口ゴボ)
- 噛み合わせが大きくずれている
といった場合です。
無理に抜かずに並べると、
- 歯列が不自然に広がる
- 前歯が前に倒れる
- 見た目や噛み合わせが悪化する
こともあるため、
将来を見据えて抜歯を選択するケースがあります。
そもそも歯並びが悪くなる主な原因は
皆さんの顎に対して歯の本数が大き買ったり、歯が大きかったりして無理やり歯が生えていることです。
私たちの顎は古代の祖先たちと比べるとどんどん小さくなっています。親知らずが生え切らないのなんかはその典型例で、古代の人たちにはしっかり生えていて機能していた親知らずも、現代の僕たちの顎には合わなくなってきました。
大人になると顎を大きくすることはできませんから、歯の本数を減らしたり、サイズ調整で帳尻を合わせていきます。
抜歯矯正のメリット
歯並びがきれいに整いやすい
抜歯によって十分なスペースを確保できるため、
- 歯のねじれ
- デコボコ
- 重なり
を、無理なく理想的な位置に動かしやすくなります。
口元がすっきりしやすい
抜歯矯正は、
- 前歯を後方へ下げられる
- 口ゴボの改善につながる
ため、
横顔や口元の印象が大きく変わる ケースがあります。
E~lineを整えたい方は抜歯矯正が有効なことも多々あります。
噛み合わせが安定しやすい
十分なスペースがあることで、
- 上下の歯が正しく噛み合う
- 奥歯への負担が減る
など、長期的に安定した噛み合わせ を作りやすくなります。
無理な歯の移動を避けられる
非抜歯で無理に並べると、
- 歯根への負担が大きくなる
- 後戻りしやすくなる
ことがあります。
抜歯矯正は、
歯や骨に過度な負担をかけずに治療できる という利点があります。
抜歯矯正のデメリット
健康な歯を抜く必要がある
最大のデメリットは、
問題のない歯を抜く必要があること です。
心理的な抵抗が大きく、
「本当に抜いていいのか不安」と感じる方も多いです。
治
抜歯直後の不安や違和感
抜歯後には、
- 一時的な痛み
- 腫れ
- 食事のしづらさ
が出ることがあります。
ただし、
多くの場合は 数日〜1週間程度で落ち着きます。
抜歯矯正が向いている人・向いていない人
抜歯矯正が向いている方
- 歯のガタつきが強い
- 口元の突出が気になる
- 噛み合わせのズレが大きい
- 見た目と機能の両方を重視したい
抜歯矯正を避けられる可能性がある方
- 軽度の歯並びの乱れ
- IPR(歯間削合)で対応可能
- 歯列の拡大で改善できる
※正確な判断には、精密検査が不可欠です。
抜歯=悪い治療ではない
近年は、
- マウスピース矯正
- 非抜歯矯正
が注目されがちですが、
「抜かない=良い」「抜く=悪い」ではありません。
大切なのは、
無理のない方法で、将来も安定する歯並びを作ること です。
抜歯矯正が適応の方に非抜歯でアプローチすると微妙な仕上がりになってしまうことも。
当院の抜歯矯正に対する考え方
博多歯科・矯正歯科では、
- 抜歯ありきの治療は行わない
- 非抜歯・抜歯の両方を検討
- 見た目・噛み合わせ・後戻りまで説明
したうえで、
患者さんが納得して選べること を大切にしています。
また、
- 難症例はワイヤー矯正専門クリニック
- マウスピース矯正専門クリニック
と連携し、
最適な治療につなげる体制 を整えています。
まとめ:抜歯矯正は「必要な人にとって最良の選択」
抜歯矯正のメリットとデメリット をまとめると、
メリット
- 歯並びがきれいに整いやすい
- 口元がすっきりする
- 噛み合わせが安定する
- 無理のない歯の移動ができる
デメリット
- 健康な歯を抜く必要がある
- 治療期間が長くなりやすい
- 抜歯への心理的負担がある
抜歯矯正は、
将来の歯並びと噛み合わせを守るための選択肢 のひとつです。
「本当に抜く必要があるのか知りたい」
「非抜歯とどう違うのか比較したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたにとって最適な矯正方法 を、一緒に考えます。