2026年1月18日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
「キシリトールは歯にいいから安心」
「ガムを噛んでいればむし歯予防になりますよね?」
このように、キシリトール製品=むし歯予防に万能 と思われている方はとても多いです。
しかし実は、キシリトール製品には“落とし穴” もあります。
今回は、歯科医師の立場から
キシリトール製品の正しい効果と注意点 をわかりやすく解説します。
キシリトールは確かに「歯にやさしい甘味料」
まず大前提として、
キシリトール自体はむし歯になりにくい甘味料 です。
- むし歯菌がエサにできない
- 酸を作らない
- 唾液分泌を促す
といったメリットがあります。
そのため、
砂糖よりは確実に歯にやさしい のは事実です。
使い方としては、本来なら砂糖で甘み漬けするところをキシリトールに代替する、といった使い方が王道になります。
キシリトール自体に歯を強くしたり、むし歯菌をやっつける効果がある、と言われていますがそこまで大きな破壊力はありません。やらないよりはやった方がいいかなレベルですし、僕はその目的で摂取していません。
落とし穴①「キシリトール入り=100%キシリトール」ではない
一番多い誤解がこれです。
市販されている
キシリトールガム・タブレット の多くは、
- キシリトール+他の甘味料
- 少量だけキシリトール配合
という製品がほとんどです。
中には、
- 砂糖
- ブドウ糖
- 果糖
が一緒に使われているものもあります。
この場合、
むし歯リスクは普通に存在します。
混ぜ物がなんなのかというところをチェックすることが大事です。
落とし穴②「たくさん摂れば効果が高まる」わけではない
キシリトールは、
- 適量を
- 正しいタイミングで
使ってこそ意味があります。
大量に摂取すると、
- お腹がゆるくなる
- 下痢を起こす
ことがあります。
特にお子さんでは注意が必要です。
落とし穴③ キシリトール=歯磨きの代わりではない
これは非常に重要なポイントです。
キシリトールは、
- 歯を守る「補助的な存在」
であって、
- 歯垢を落とす
- 歯石を防ぐ
ことはできません。
つまり、
キシリトールを摂っていても、歯磨きやフロスをしなければ意味がない
ということです。
むし歯予防の王道は完食のコントロールです。
間食をキシリトールで1回だけ変えても、ジュースやカフェラテをこまめに飲んだり、他のタイミングで間食すればあまり効果はありません。
落とし穴④ キシリトールでも「むし歯にならない保証」はない
キシリトールを使っていても、
- 歯磨き不足
- フロスをしていない
- 歯並びが悪い
- 歯周病がある
こうした条件がそろえば、
むし歯や歯周病にはなります。
キシリトールは
予防の主役ではなく、あくまでサポート役 で、砂糖くらい甘くて安全性が高いのにむし歯の原因にならないというのが画期的なのです。
歯科医師がすすめる正しいキシリトールの使い方
おすすめなのは、
- キシリトール100%表記のもの
- 食後に5〜10分程度
- 歯磨き・フロスと併用する
- 毎日続ける
という使い方です。
特に、
- 間食が多い方
- 口が乾きやすい方
- お子さんのむし歯予防
には、正しく使えば効果が期待できます。
市販のもので言うと、リカルデントがおすすめです。
キシリトールより大切なこと
キシリトールよりも重要なのは、
- 正しい歯磨き
- フロス・歯間ブラシ
- 定期的な歯科検診
- 歯石除去
です。
これらができて初めて、
キシリトールが活きてきます。
当院での考え方
博多歯科・矯正歯科では、
- キシリトールを過信しない
- 生活習慣・磨き方を重視
- 「使った方がいい人」「そうでない人」を見極める
という方針でアドバイスを行っています。
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療 しているため、
セルフケアの相談も気軽にしていただけます。
まとめ:キシリトールは「正しく使ってこそ効果がある」
キシリトール製品の落とし穴 をまとめると、
- 含有量が少ない製品が多い
- 砂糖入りの商品もある
- 摂りすぎは逆効果
- 歯磨きの代わりにはならない
- 万能な予防法ではない
キシリトールは、
正しく使えば心強い味方 ですが、
頼りすぎると危険 です。
「自分の使い方は合っているのか?」
「どの商品を選べばいいのか?」
そんな疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの生活に合った、現実的なむし歯予防法 をご提案します。