2026年1月04日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
「親知らずって、そもそもなんで生えてくるんですか?」
「トラブルになるなら、最初から無ければいいのに…」
これは患者さんから本当によく聞かれる疑問です。
今回は、親知らずはなぜ存在するのか、そして
なぜ現代ではトラブルになりやすいのか を、歯科医師の視点でわかりやすく解説します。
親知らずは「進化の名残」である
親知らず(第三大臼歯)は、人類がまだ原始的な生活をしていた頃に必要だった歯です。
古代レベルの昔の人類は、
- 硬い木の実
- 生肉
- 加工されていない食物
を噛み砕く必要があり、
今よりも顎が大きく、歯の本数も多く必要 でした。
そのとき、奥歯として活躍していたのが親知らずです。
現代人に親知らずが不要になった理由
かつては大活躍していた親知らずですが現代では、
- 食事が柔らかくなった
- 加工食品が増えた
- 顎をしっかり使う機会が減った
ことで、顎の骨が小さくなってきています。
しかし、歯の本数は進化のスピードについていけず、
親知らずだけが“昔の設計のまま残っている” 状態なのです。
その結果、
- 生えるスペースが足りない
- 斜め・横向きに生える
- 骨や歯ぐきの中に埋まる
といったトラブルが起こりやすくなっています。
このトレンドは今も当然進行中で、今度は僕たちは歯並びが悪くなってきました。
顎が小さすぎて普通の歯も生えきらなくなったのです。
親知らずはなぜ「親知らず」と言われるの?
親知らずは、他の歯よりも 一番最後に生える歯 です。
生える時期が、
- 10代後半〜20代前半
- 親が歯の状態を把握していない年齢
であることから、
「親が知らないうちに生える歯=親知らず」 と呼ばれるようになりました。
ちなみに英語では[wisdom teeth]と言われます。wisdomは知恵のこと。知恵がついていろんなことがか家軟組織つできる年齢、つまり大人になって生えてくるのでこの名がつきました。
親知らずがトラブルを起こしやすい理由
親知らずは位置的に、
- 一番奥にある
- 歯ブラシが届きにくい
- 汚れが溜まりやすい
という特徴があります。
そのため、
- むし歯
- 歯周病
- 歯ぐきの腫れ(智歯周囲炎)
- 手前の歯までむし歯になる
といった問題を起こしやすいのです。
親知らずは必ず抜かないといけないの?
結論から言うと、
親知らずは必ずしも抜く必要はありません。
以下のような場合は、
残しても問題ないことがあります。
- まっすぐ生えている
- 上下でしっかり噛み合っている
- 歯磨きがきちんとできている
- むし歯や炎症がない
- 移植や矯正で活用できそう
一方で、
- 斜め・横向きに生えている
- 繰り返し腫れる
- 手前の歯を悪くしている
場合は、将来的なトラブルを防ぐために抜歯を検討 します。
親知らずを放置すると起こること
問題のある親知らずを放置すると、
- 腫れや痛みを繰り返す
- 口が開かなくなる
- 強い炎症が広がる
- 手前の健康な歯を失う
など、抜歯がより難しくなるケース もあります。
特に、年齢が上がるほど
- 骨が硬くなる
- 治りが遅くなる
ため、抜くなら若いうちの方が負担が少ない と言われています。
当院での親知らず治療について
博多歯科・矯正歯科では、
- 口腔外科認定医が在籍
- レントゲン・CTによる正確な診断
- 難しい症例は
九州大学病院口腔外科・福岡赤十字病院歯科口腔外科へ紹介
し、安全性を最優先 に親知らずの治療を行っています。
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療 しているため、
お仕事や学校帰りでもご相談いただけます。
まとめ:親知らずは「悪者」ではないが注意が必要
親知らずがある理由 は、
- 人類の進化の名残
- 昔は必要だった歯
という背景があります。
ただし現代では、
- 顎が小さい
- 磨きにくい
- トラブルが起こりやすい
ため、状態を見極めた判断が重要 です。
「抜いた方がいいのか分からない」
「今は痛くないけど心配」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
もちろん無理に抜くことはしません。
抜く・抜かないを含めた最適な選択 を、歯科医師として丁寧にご説明します。