2025年3月22日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
親知らずの抜歯は、多くの方が直面する問題です。しかし、どのような基準で普通の歯科医院か病院で抜歯するかを決めるのでしょうか?今回は、その選択基準について詳しく解説します。
神経の近さ
親知らずが神経に近いかどうかは、抜歯の方法を決定する重要な要素です。レントゲンやCTスキャンで神経の位置を確認し、神経に非常に近い場合、専門的な設備が整った病院での抜歯が推奨されます。特に下顎の親知らずは、下歯槽神経に近いことが多いため注意が必要です。
癒着度合い
親知らずが周囲の骨や歯とどの程度癒着しているかも重要です。癒着が強い場合、抜歯が難航する可能性があります。このようなケースでは、骨を削る手術が必要となるため、病院で全身麻酔を用いて行うことが一般的です。
全身麻酔の検討
通常の歯科医院では局所麻酔を用いて親知らずを抜歯しますが、全身麻酔が必要な場合もあります。全身麻酔は、高度な設備と専門知識が必要であり、通常は病院で行われます。全身麻酔が必要と判断されるのは、複雑な抜歯や患者の体調による場合が多いです。
全身疾患の有無
糖尿病があったり、血液さらさらのお薬を飲んでいたりすると、病院の方が安全な場合が多いです。病院には看護師さんやお医者さんもいますし、それがかかりつけであれば、あなたのことをよく知っている医療従事者がフォローしてくれるのでより安心です。
まとめ
親知らずの抜歯をどこで行うかは、神経の近さ、癒着度合い、全身麻酔の必要性など、さまざまな要素によって決まります。私たち博多歯科・矯正歯科では、患者様一人一人に最適な治療法を提供するため、詳細な診断を行います。親知らずの抜歯でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
僕は元々口腔外科という病院の歯医者さんで働いていたので、横向きの親知らずも毎日のように抜いていますが、やはり環境や道具的に対応が難しい場合は、提携先の福岡赤十字病院や母校の九州大学にご消化も可能です!
以上、親知らずの抜歯についての選択基準をお伝えしました。ご不明点やご質問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。