2025年12月24日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
矯正治療が終わったあと、
「これで一安心」と思っていませんか?
実は、矯正後にとても大切なのが
後戻りを防ぐためのケアです。
その中心となるのが リテーナー(保定装置)です。
今回は、
なぜ後戻りが起こるのか
リテーナーの重要性
正しい使い方のポイント
について、分かりやすくお話しします。
背景・よくある誤解
矯正治療後によく聞く声があります。
- 「もう歯は動かないと思っていた」
- 「リテーナーは最初だけでいいと思っていた」
- 「少しくらいサボっても大丈夫だと思った」
実はこれらは、後戻りが起こりやすい考え方です。
矯正後の歯は、まだとても不安定な状態にあります。
なぜ後戻りが起こるのか
歯は、
✔ 歯ぐき
✔ 骨
✔ 周囲の筋肉(舌・唇・頬)
これらのバランスの中で位置が保たれています。
これを馬クシネータメカニズムと言います。
矯正治療で歯を動かしても、
骨や歯ぐきが完全に安定するまでには時間がかかります。
そのため、
何もしないと歯は
「元の位置に戻ろう」とする力が働き、
後戻りが起こってしまうのです。
リテーナーの役割とは
リテーナーは、
矯正で整えた歯並びを
その位置に固定・安定させるための装置です。
リテーナーの主な役割は:
- 歯が元に戻るのを防ぐ
- 骨や歯ぐきが安定する時間を確保する
- 矯正治療の結果を長く維持する
矯正治療の「仕上げ」であり、
治療の一部と考えることがとても大切です。
よく矯正医でいうのが、「歯を動かすよりそれを維持する方が難しい」ということです。
今日施中は装置でイメージした方向へ動かしますが、矯正が終わり、装置が外れると自由に有家けてしまいます。
矯正装置はボーリングのガーターなしのレーンや、自転車の補助輪のようなものです。
リテーナーを使わないとどうなるか
リテーナーを装着しない、
または使用時間が短い状態が続くと、
- 前歯がガタついてくる
- 隙間が戻ってしまう
- 噛み合わせが変わる
といった 後戻り が起こる可能性があります。
一度後戻りが進むと、
再度 矯正治療 が必要になる場合もあり、
時間や費用の負担が大きくなることがあります。
リテーナーの種類と考え方
リテーナーにはいくつかの種類があります。
- マウスピース型
- ワイヤー固定型
- 取り外し式・固定式
それぞれに
メリット・デメリットがあり、
「どれが正解」というものはありません。
大切なのは、
✔ ライフスタイル
✔ 清掃のしやすさ
✔ 継続できるかどうか
を踏まえて、
無理なく続けられる方法を選ぶことです。
当院で大切にしている考え方
博多歯科・矯正歯科では、
矯正治療を
「歯を動かして終わり」とは考えていません。
- 後戻りのリスク説明
- リテーナーの必要性
- 使用時間・期間の目安
- トラブル時の対応
まで含めて、
長期的に歯並びを守ることを大切にしています。
また、リーテーなもある程度選択肢を持って、続けられそうなリテーナーを相談します。
当院は
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療しているため、
リテーナーの調整や相談にも通いやすい環境です。
また、必要に応じて
矯正専門クリニックと連携し、
最適な管理を行っています。
まとめ
矯正後の歯並びを守るためには、
- 後戻りは誰にでも起こり得る
- リテーナーは治療の一部
- 継続が何より大切
この3つを知っておくことが重要です。
せっかく整えた歯並びを、
長くきれいに保つためにも、
リテーナーについて不安や疑問があれば
いつでもご相談ください。
博多歯科・矯正歯科では、
患者さん一人ひとりに合った
無理のない後戻り防止を一緒に考えていきます。