2025年6月14日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「白い被せ物ってセラミックと違うの?」という疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。実は、白い被せ物には保険で使えるもの(プラスチック)と自費のセラミックの2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
今回は、それぞれの違いや特徴、費用についてわかりやすく解説します!
保険の「白い被せ物」とは?
保険診療で使える白い被せ物の代表は「CAD/CAM冠」です。硬質レジン(プラスチック)とセラミックを混ぜたハイブリッド素材でできており、2020年以降、条件つきで前歯や大臼歯にも適用されるようになりました。
特徴:
- 保険適用なので安価(約8,000〜12,000円程度※3割負担)
- 色は自然ですが、経年劣化(変色・摩耗)しやすい(ただし、PEEK冠はホワイトとアイボリーの2色のみ)
- 金属アレルギーの心配がない
✅耐久性や審美性ではセラミックに劣るのですが、費用を抑えたい方におすすめです。
セラミックの被せ物とは?
セラミックは陶器と同じ素材で、透明感・強度・変色のしにくさが大きな魅力です。オールセラミックやジルコニア、メタルボンドなど、いくつかの種類があります。
特徴:
- 見た目が非常に自然で美しい(天然歯に近い)
- 変色や摩耗がほとんどない
- 金属を使用しないため、歯ぐきの黒ずみも起きにくい
費用相場(自費):
- オールセラミック:約80,000〜150,000円
- ジルコニア:約100,000〜160,000円
当院の料金はこちら↓
✅前歯の審美性にこだわる方や、長期的な耐久性を重視する方におすすめです。
選び方のポイント

まとめ
白い被せ物といっても、保険でできるものとセラミックでは大きな違いがあります。費用を抑えたいのか、見た目や耐久性を優先したいのかによって選択が変わります。ご自身のライフスタイルや予算、治療の目的に応じて、最適な方法を選びましょう。
当院では、それぞれの被せ物の特徴を丁寧に説明したうえで、ご希望やお口の状態に合わせて最適な治療をご提案しています。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!
参考文献
- 日本補綴歯科学会「審美補綴のガイドライン」
- Consensus:Yamamoto T. et al. “Esthetic longevity of all-ceramic restorations: A systematic review.” J Prosthet Dent, 2022.
- 厚生労働省 保険診療におけるCAD/CAM冠の取り扱いに関する通達(2020年)