2025年12月21日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
歯科医院で「レントゲンを撮りましょう」と言われたとき、
「被曝は大丈夫なの?」「何回も撮って問題ない?」と不安になる方は少なくありません。
当院でも毎日のようにレントゲンは撮っておりますが、やはり不安に思う方もたくさんいらっしゃいます。X線って見えないですし、なんか有害なビームみたいで怖いですよね。
この記事では、歯科用レントゲンの被曝量と安全性について、
パノラマ・CT・デンタルの違いを含めて、やさしく解説します。
背景・よくある誤解
「レントゲン=体に悪い」
「被曝はできるだけ避けたほうがいい」
そう感じるのは自然なことです。
ただし、歯科で使うレントゲン検査は
医療被曝の中でも非常に少ない線量で設計されています。
この点が、よく誤解されがちなポイントです。
なぜ歯科でレントゲンが必要なのか
歯や歯ぐきの状態は、
見た目だけでは分からない部分が多くあります。
たとえば
- 歯の根の先の炎症
- 骨の状態
- 親知らずの位置
- 見えない虫歯
これらはレントゲンで初めて正確に把握できます。
不要な治療を避けるためにも、検査は重要な役割を持っています。
僕たちが1番よく扱うのはもちろん歯です。その次は歯を支えている顎の骨です、どちらもレントゲンでしか正確に把握できません。
歯科で使うレントゲンの種類と被曝量



● パノラマレントゲン(お口全体)
上下の歯・顎の骨を一度に確認できます。
- 被曝量:少ない
- 親知らず・全体のバランス確認に有効
- 歯科健診や初診時によく使われます
● 歯科用CT(3D画像)
骨や神経の位置を立体的に確認できます。
- 被曝量:パノラマよりは多いが安全範囲内
- インプラント・難しい抜歯・精密診断に使用
- 必要な場合のみ撮影します
- ● デンタルレントゲン(部分撮影)
- 1本〜数本の歯を詳しく撮る検査です。
- 被曝量:非常に少ない
- 虫歯・根の治療の確認に使用
- 日常生活で受ける自然放射線と比べてもごくわずか
放置するとどうなるか
被曝を心配して検査を避けすぎると、
- 状態を正確に把握できない
- 見えない問題を見逃す
- 結果的に治療が大きくなる
といった可能性があります。
歯科のレントゲン検査は
「被曝リスク」と「診断の正確さ」を天秤にかけ、
メリットが上回る場合のみ行うのが基本です。
そして、歯の内部や骨が直接見えない以上、ほとんどの場合でメリットの方が上回ります。
当院で大切にしている考え方
当院では、
- 被曝量の少ないデジタルレントゲンを使用
- 検査の結果を必ず説明
- 状態に応じて デンタル・パノラマ・CT を使い分け
また、
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療しているため、
検査から治療まで無理なく通っていただけます。
まとめ
歯科で使うレントゲンの被曝量は、
日常生活で自然に浴びている放射線と比べても
非常に少なく、安全性が高いものです。
- デンタル:ごく少量
- パノラマ:少量
- CT:必要時のみ、安全管理下で使用
大切なのは、
「撮る・撮らない」ではなく
必要なときに、適切に使うことです。
もちろん無理には撮影しませんのでお気軽にお申し付けください。
不安なことがあれば、
どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。
博多歯科・矯正歯科では、
患者さんが納得した上で検査・治療を受けられることを大切にしています。