2025年12月23日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
歯の治療中に、
「ゴムのシートのようなものを付けられた」
「口の中が覆われて少し違和感があった」
そんな経験はありませんか?
それが ラバーダム です。
今回は、この ラバーダムの重要性 について、
なぜ歯科治療で必要とされるのかを分かりやすくお話しします。
背景・よくある誤解
ラバーダムについて、患者さんからよく聞く声があります。
- 「なくても治療できるのでは?」
- 「少し苦しそうで不安」
- 「付ける歯医者と付けない歯医者があるのはなぜ?」
実際、すべての治療で必須というわけではありません。
ただし、治療の質や安全性を高めるために非常に重要な場面があります。
苦手な方もいらっしゃるのでもちろん無理につけることは絶対にしませんが、あった方が間違いなく治療のクオリティは上がりますので、おすすめはしております。
ラバーダムとは何か

ラバーダムとは、
治療する歯だけを露出させ、
周囲をゴムのシートで隔離する器具です。
主に 根管治療(歯の神経の治療)など、
清潔な環境が特に重要な治療で使用されます。
この装置は少し勉強している歯科医師に聞けばみんな「あった方が間違いなくいいもの」であるという道具ですが、保険点数にないので使わない歯科医院がほとんどです。つまりクオリティは上がるけど、赤字になるのでやっていないものになります。
なぜラバーダムが重要なのか
① 唾液による感染を防ぐため
お口の中には多くの細菌が存在しています。
治療中に 唾液 が入ると、
治療部位が 感染 するリスクが高まります。
ラバーダムを使用することで、
唾液や細菌の侵入を防ぎ、
治療の成功率を高めることができます。
② 治療の精度を高めるため
根管治療などは、
とても細かく、繊細な作業です。
- 視野が安定する
- 乾燥状態を保てる
- 集中して処置ができる
こうした点から、
ラバーダムは治療精度の向上に直結します。
③ 誤飲・事故防止のため
治療中には、
小さな器具や薬剤を使用します。
ラバーダムを装着することで、
誤って飲み込んでしまうリスクを減らし、
安全性を高める役割も果たしています。
ラバーダムを使わないとどうなるか
ラバーダムを使わずに根管治療を行うと、
- 細菌が入り込みやすくなる
- 再治療のリスクが高まる
- 治療期間が長引く可能性がある
といったことが起こる可能性があります。
もちろん、
症状や治療内容によっては不要な場合もありますが、
特に根管治療では重要な役割を担っています。
当院で大切にしている考え方
博多歯科・矯正歯科では、
「なぜそれが必要なのか」を
患者さんにきちんと説明した上で治療を行うことを大切にしています。
ラバーダムについても、
- 治療の目的
- メリット・デメリット
- 使用しない場合の選択肢
をお伝えし、
納得して治療を受けていただくことを重視しています。
また当院は、
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療しており、
お仕事帰りや急な症状にも対応しやすい体制を整えています。
まとめ
ラバーダムの重要性は、
単に「付けるか・付けないか」ではありません。
- 感染予防
- 治療精度の向上
- 安全性の確保
これらを総合的に考え、
必要な場面で適切に使うことが大切です。
治療中に疑問や不安を感じたら、
遠慮なく質問してください。もちろんなしでもなるべく唾液が入らないようにサポートはします。
博多歯科・矯正歯科では、
患者さんが安心して治療を受けられる環境づくりを大切にしています。