2025年9月17日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「銀歯は目立つのが嫌だけど、自費のセラミックは高い…」
そんな方におすすめなのが、CADクラウン(CAD/CAM冠)です。
CAD /CAM冠は保険でできる白い被せ物です。施術メニューに入れていたない歯科医院も多いですが当院では行っており、保険適用で白い被せ物が選べるようになったことで、多くの患者さんが利用されています。
今回はCAD /CAM冠について詳しく解説します。
CADクラウン(CAD/CAM冠)とは?
- CAD/CAMシステム(コンピュータ設計・製造)で作られる被せ物
- ハイブリッドレジン(セラミックとプラスチックを混ぜた素材)を使用
- 銀歯に比べて自然な白さで、見た目に優れています
2023年12月の改訂でpeek冠が加わり、全ての歯でメタルフリー治療が可能になりました。ただし、1番奥の歯でつけるようになったpeek冠はカラバリが2色のみなので、見た目に難ありですが、銀歯以外の治療が可能になったインパクトは大きいです。
保険適用になる部位
- 小臼歯(前から4・5番目の歯):条件を満たせばすべて保険適用
- 大臼歯(奥歯):上下左右にすべて歯が残っている場合など限定条件あり。Peek冠であれば条件を満たせば全て可能
- 前歯:条件を満たす場合、CAD/CAM冠で保険治療が可能
※条件は厚生労働省の規定によるため、診査での確認が必要です。
ここでいう条件というのは、保険でできるできないの条件ではなく、物理的に可能かという条件です。保険の条件は満たしているけど、歯ぎしりが強くて明らかに割れることが予想される場合や、歯が短すぎてすぐ外れそうな場合など、すぐにトラブルが起きそうな場合は難しいこともあります。
CADクラウンのメリット
- 保険適用で費用が抑えられる(1本あたり数千〜1万円台程度)
- 銀歯より自然で目立たない
- 金属アレルギーの心配がない
CADクラウンのデメリット
- セラミックよりも 変色や摩耗がしやすい
- 強度が劣るため、歯ぎしり・食いしばりの強い方には不向き
- 適用範囲が限られる(すべての歯に使えるわけではない)
- 銀歯より厚めに作る必要があるので、歯を削る量が多い
保険で白くできる反面、歯のダメージや外れる・割れるなどのトラブルも多い被せ物になります。
自費セラミックとの違い

当院の特徴(福岡・博多区)
- CADクラウン/自費セラミックどちらも対応可能
- 総合治療計画:矯正・インプラント・審美治療と組み合わせた最適な提案
- 通いやすさ:土日祝も診療/平日21時まで/休診日なし/博多駅徒歩5分
保険お白い被せ物が少しでも気になる方は是非ご相談ください!
まとめ
- CADクラウンは 保険でできる白い被せ物
- 銀歯より自然で、費用も抑えられるが、セラミックよりは耐久性や審美性で劣る
- 自分に合った選択肢を知るには、歯科医院での診査・相談が大切
福岡市博多区で「CADクラウンについて相談したい」「保険で白い歯にしたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。
参考文献
- 厚生労働省「歯科用CAD/CAM冠の保険適用範囲について」2020年改訂
- 日本歯科審美学会「CAD/CAM冠に関する臨床指針」2021年
- Miyazaki T, Hotta Y. “CAD/CAM systems available for fabrication of crown and bridge restorations.” Aust Dent J. 2011