2025年9月04日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「矯正は若い人がするもの」
「今さら歯並びを直す必要はない」
そう思っていませんか?
実は近年、50代から矯正治療を始める方が増えています。
その理由は、単なる見た目の改善だけでなく、噛み合わせを整えることが健康寿命の延伸につながるからです。
今回の記事では、審美目的以外の矯正のメリットについてご紹介いたします。
50代で矯正するメリット
50代の皆さんが歯科医院に行く時ってどんな時でしょうか。「ずっと定期検診に行っています!」という方ももちろんいらっしゃると思いますが、「歯が痛い」、「詰め物が取れた」あたりが多いのではなりでしょうか。そして、治療したら治るつもりで行くと、「抜歯が必要です…」という驚きの一言を先生が言うみたいなご経験はありませんか?
20代前後の患者さんと違って、50代前後になると、痛くなった歯は何度が治療をしたことがある歯です。初めて削るはではないので、歯の量も少なく、薄くなっていますし、状態も悪くなっていることがほとんどです。予後不良ということで、治療が難しいこともあります。
さて、こんな時には抜歯になった後に何をしていくかが大事です。
そのひとつの選択肢が、矯正やインプラントなのです。
1. 歯を長持ちさせる
噛み合わせが悪いと、一部の歯に過度な負担がかかり、歯の摩耗や破折のリスクが高まります。
矯正で力のバランスを整えることで、歯の寿命を延ばすことができます。
2. 歯周病の予防
歯並びが乱れていると歯磨きが不十分になり、歯周病が進行しやすくなります。
矯正で清掃性が高まると、歯周病リスクを大幅に軽減できます。
3. 全身の健康にプラス
しっかり噛めることで消化吸収が良くなり、糖尿病や肥満のリスクにも良い影響があるといわれています。
また、近年は「噛み合わせと認知症予防の関連性」も研究されています。
4. 見た目・表情の若返り
歯並びを整えることで、口元がすっきりし、笑顔に自信が持てるようになります。
50代からの矯正で注意する点
- 歯周病の有無を確認
矯正は歯を動かす治療なので、まず歯ぐきと骨の状態が安定していることが必要です。 - 治療期間がやや長くなることも
年齢とともに骨の代謝は緩やかになるため、歯の動きも若い世代よりはゆっくりです。 - 補綴治療との併用
すでに被せ物やブリッジ、インプラントがある場合でも、矯正治療と組み合わせて改善することが可能です。
年齢とともに歯が動くスピードは遅くなります。期間が通常よりもかかることも多々ありますので注意が必要です。
当院の強み(福岡・博多エリア)
- GPならではの総合治療計画
矯正だけでなく、虫歯・歯周病治療、インプラントやセラミックも含めたトータルプランをご提案。 - 土日祝も診療・平日21時まで
休診日がなく、仕事や家事で忙しい方も通いやすい体制。
装置のトラブルにも応急処置を随時対応できます。 - 博多駅徒歩5分の好立地
福岡市内や近郊からもアクセス便利。
普段お仕事で忙しい方々も、仕事終わりやお休みの日、お昼休みにサクッと通院も可能です。
まとめ
- 50代からの矯正は「健康寿命を延ばすための投資」
- 噛み合わせ改善で歯の寿命・全身の健康・若々しい見た目を実現できる
- 福岡・博多で大人の矯正に対応できる総合歯科をお探しなら、ぜひ当院にご相談ください
参考文献
- Papapanou PN. “Periodontal diseases: epidemiology.” Ann Periodontol. 1996
- Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics. 6th ed.
- 厚生労働省「歯の健康と全身の健康に関する報告書」2021年