2025年9月12日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
親知らずの抜歯が不安な方の不安要素で「痛そう」とういのはかなり大きいと思います。
抜歯後は、痛みや腫れを最小限に抑えるために「守るべきポイント」があります。
適切なケアを怠ると、治りが遅くなったり、「ドライソケット」と呼ばれる強い痛みを伴う合併症を引き起こすこともあります。
今回は、僕が選んだ抜歯後に痛みが出やすい代表的な行動を3つご紹介します。
1. 強くうがいをする
抜歯後の穴(抜歯窩)には血のかたまり(血餅)ができ、これが治癒を助ける“フタ”の役割をしています。
しかし、抜歯直後にゴシゴシと強くうがいをしてしまうと、血餅が流れてしまい、ドライソケットの原因になります。
➡︎ 痛みが長引く原因でこれが1番多いです。抜歯後3日間は「軽く口をすすぐ程度」にとどめましょう。軽くでも何度もすすいでは治りが悪くなります。血の味がして気持ち悪いかもしれませんが、適宜出してとにかくうがいを避けましょう。
2. 喫煙
タバコに含まれるニコチンは血流を悪くし、治りを遅らせます。
また、喫煙時の吸う動作も血餅を剥がす原因になります。
➡︎ おタバコを吸われる方はほぼ確で痛みが長引くと思っていただくくらいでちょうどいいです…。喫煙される方に聞いたら、痛みでストレスが溜まって吸ってしまうとのこと。お気持ちはわかりますが、抜歯後数日、可能なら抜歯前1週間くらいから禁煙できると痛みを大きく減らせる可能性が高いです。抜歯後2〜3日は禁煙、可能であれば1週間程度控えることをおすすめします。
3. 爪楊枝などで抜歯窩を触る
抜歯後の穴に食べ物が入ると気になるかもしれませんが、爪楊枝や舌で触ると傷を刺激して炎症を悪化させます。抜歯後の傷は、底面から盛り上がって治っていくので、基本的に食べかすが入ったまま塞がるということはありません。
抜歯窩は自然に塞がっていくので、無理に触らず経過を見守ることが大切です。
抜歯後におすすめの過ごし方
- 当日は安静にし、血行をよくする激しい運動や入浴は控える
- 冷やしすぎない程度に頬を冷やすと腫れ予防に効果的
- 食事は柔らかいものを選び、反対側で噛む
- 痛みや腫れが強いときは自己判断せず、歯科医院に連絡
当院のサポート(福岡・博多区)
当院では、急なお痛みや不安な時もいつでもサポートできる体制位を整えています。
- CT撮影による精密診断で安全な親知らず抜歯
- 土日祝も診療/平日21時までで、忙しい方も通院しやすい
- 休診日なし&博多駅から徒歩5分 → 突然の腫れや痛みにも応急処置が可能
まとめ
- 抜歯後に痛みが出やすい行動は 「強いうがい」「喫煙」「爪楊枝などでほじる」
- 適切なケアを守ることで治癒がスムーズになり、合併症を防げる
- 福岡市博多区で「親知らずの抜歯後ケアに不安がある」方は、ぜひ当院へご相談ください
参考文献
- 日本口腔外科学会「抜歯後の注意事項」2020年
- Blum IR. “Contemporary views on dry socket (alveolar osteitis): a clinical appraisal of standardization, aetiopathogenesis and management.” J Oral Maxillofac Surg. 2002
- 厚生労働省「歯科治療と生活習慣に関する指針」2021年