2025年11月22日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
むし歯や割れた歯を治療する際、
「保険の銀歯と自費のセラミック、何が違うの?」
「自費の被せ物の種類が多すぎて迷う…」
そんなお悩みをよくいただきます。
今回は、当院でも扱っている
自費(保険外)の被せ物の種類と特徴を分かりやすく比較します。
ちょっと文字ではわかりにくいと思いますので、お気軽にご相談ください。
▶ 自費の被せ物は大きく分けて3種類
① フルジルコニア(ジルコニアクラウン)
● 特徴
- セラミックの中でも圧倒的な強度
- 割れにくく、奥歯の治療に最適
- 金属アレルギーの心配なし
- 白く審美性も良い
● 向いている人
- 歯ぎしり・食いしばりが強い
- 奥歯の力が強い
- 耐久性を最優先したい
- 白い歯にしたいが予算も考慮したい
② ジルコニアセラミック(ジルコニアフレーム+陶材)
実はセラミックは単品ではのっぺりした色味です。白い食器のように真っ白なので、歯特有のグラデーションはありません。そこで技工士さんの技術で歯のグラデーションを白さの違うセラミックを薄く積層してグラデーションを再現します。
● 特徴
- 内側は強いジルコニア
- 外側は天然歯のような透明感が出る陶材(ポーセレン)
- 最も見た目が美しいセラミック
- 前歯の仕上がりは圧倒的に自然
● 向いている人
- 前歯の美しさにこだわりたい
- 「本物の歯のような透明感」が欲しい
- 写真・接客業・営業など、口元を見られる仕事の方
③ e.max(ガラスセラミック)
e.max は最も予知性が高く、長持ちします。しかし、ガラスのような素材なので強度が低く、ジルコニアと比べると割れやすいです。
● 特徴
- 透明感が高く自然な白さ
- ジルコニアよりやや柔らかい
- 割れにくく審美性も良い
- 前歯〜小臼歯向け
● 向いている人
- 前歯を自然にしたい
- 歯ぎしりがそこまで強くない
- 強度よりも美しさを優先したい
▶ その他の自費メニュー
④ ラミネートベニア(前歯の薄いセラミック)
- 歯の表面を0.3〜0.5mmだけ削り、薄いセラミックを貼る
- すきっ歯・軽度の変色・形の改善に最適
- 歯をほとんど削らず美しくできる
近年、接着技術の向上で再注目されている治療法です。適応が限られますが、可能であればぜひ選択肢に入れたいところです。
▶ 比較表(強度・美しさ・適応)

▶ 自費セラミックがおすすめの理由
- 見た目が自然で白い
- 変色しにくい(10年後もほぼ変わらない)
- 二次むし歯になりにくい精密なフィット
- 金属アレルギーゼロ
- 口臭の原因になりにくい
保険のCAD冠は安くて審美的にも綺麗ですが、耐久性が低く、厚めに作るためにたくさん歯を削る必要があります。
耐久性・透明感・細かい適合性はやはり自費のセラミックに軍配が上がります。
▶ 当院のこだわり
当院では
- 3Dスキャナー(iTero)で型取り
- 歯科技工所と密に連携して色合わせ
- 複数のセラミック素材を患者さんの用途に応じて選択
また、歯ぎしりが強い方には
ナイトガード(マウスピース)でセラミックを長持ちさせる方法もご提案しています。
▶ まとめ
- 自費の被せ物は「フルジルコニア」「ジルコニアセラミック」「e.max」「ラミネートベニア」の4種が主流
- 強度ならジルコニア、透明感ならe.maxやポーセレン
- 前歯は審美性、奥歯は耐久性を優先
- 当院は3Dスキャン+技工士連携で精密な仕上がりを実現
福岡市博多区でセラミック治療を検討している方は、
ぜひ博多歯科・矯正歯科へご相談ください。