2025年8月10日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
インプラント治療は、人工歯根をあごの骨に埋め込み、失った歯を補う方法です。
近年、当院ではCTや3Dシミュレーションなどのデジタル技術を活用したインプラント治療を導入し、より安全性と精度の高い治療を心がけております。
今回は、「福岡市博多区でインプラント治療を検討中の方」に向けて、デジタル応用の特徴やメリット・デメリット、治療の流れをご紹介します。
デジタルを応用したインプラント治療とは?
従来のインプラント治療では、術者の経験やレントゲン情報に頼る部分が多く、骨の厚みや神経位置の把握に限界がありました。
デジタルインプラントでは以下のような最新技術を活用します:
- 歯科用CT(3D撮影)
骨の形・密度・神経や血管の位置を立体的に確認 - デジタルスキャナー(口腔内3Dスキャン)
歯列・噛み合わせを正確にデータ化 - インプラントシミュレーションソフト
最適な埋入位置や角度を事前設計 - サージカルガイド
設計通りに安全な位置へインプラントを埋入できる器具
メリット
- 高い安全性
神経や血管を避け、骨量の少ない部位でも正確なポジションで手術可能。 - 審美性の向上
歯ぐきや隣接歯とのバランスを事前にシミュレーションし、自然な見た目を再現。 - 手術時間の短縮・低侵襲化
計画通りの位置に一度で埋入できるため、切開や骨削除を最小限に抑えられる。 - 予知性の高さ
治療前に完成形のイメージを共有できるので、患者様の不安も軽減。
最後の予知性の高さが1番大きいところで、特に前歯のインプランや、インプラントと矯正を組み合わせた治療などで大きな力を発揮します。今までは、「治療が終わったらこうなりますよ」という予想を可視化できるツールがなかったのですが、デジタルだとそれが可能となります。CTと口腔内スキャナーを重ね合わせることでできるようになりました。
デメリット・注意点
- CT撮影やシミュレーションに追加の来院が必要な場合がある
- 設計通りでも骨の質や治癒状態によって調整が必要なケースあり
あくまで予測の精度を高める精度なので、精度100%ではありません。よって修正が必要で、ここが歯科医師の腕の見せ所です。
当院のデジタルインプラント治療の流れ
- カウンセリング・精密検査
CT撮影+口腔内スキャンで3Dデータを取得 - シミュレーション設計
埋入位置・角度・深さを事前に決定 - サージカルガイド作製
3Dプリンターでオーダーメイドの手術用ガイドを作成 - ガイド手術によるインプラント埋入
設計通りの位置に安全・正確に埋入 - 治癒期間・最終補綴装着
骨とインプラントの結合後、セラミック冠を装着
福岡市博多区でインプラント治療を検討する方へ
博多エリアにはインプラント対応医院が多数ありますが、デジタル技術を活用する医院はまだ限られています。
当院では、CT・3Dスキャナー・サージカルガイドを組み合わせ、患者様の骨量や全身状態に合わせた精密な治療を提供しています。
まとめ
デジタルを応用したインプラントは、より安全に」「より美しく」「より長持ちする」治療を可能にします。
失った歯を取り戻すだけでなく、将来の口腔環境を見据えた計画ができるのも大きな魅力です。
福岡市博多区でインプラントをご検討の方はご相談ください。
参考文献
- D’haese J, et al. “Computer-guided implant placement: overview of surgical templates.” Int J Oral Maxillofac Implants. 2012.
- Jung RE, et al. “A systematic review of the accuracy and clinical outcomes of guided implant surgery.” Clin Oral Implants Res. 2009.
- 日本口腔インプラント学会「インプラント治療ガイドライン」2020年