2025年8月01日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「子ども時や10代の若い人がやるものでは?」
「もう20代・30代だから今さら遅い?」
そんなふうに思って、矯正治療をためらっている方はいませんか?
実は、矯正治療は年齢に関係なく始められることが多く、むしろ大人になってからの方が「計画的に」「審美的に」治療を進められるというメリットもあるのです。子供の時からできるともちろんメリットが大きいです。
詳しくは過去のこちらのブログをご参照ください。
『小児矯正の意義とその重要性』
今回は、20代・30代で矯正を始めるメリットや注意点、そして“何歳までできるのか”という疑問にもお答えします。
矯正治療は何歳までできる?
結論から言えば、基本的に年齢制限はありません。
矯正治療は「歯を支える骨(歯槽骨)」が健康であれば、何歳でも可能です。実際、当院でも40代・50代の患者様も多く通院されています。
ただし、大人の矯正では以下のような条件を確認することが大切です:
- 歯周病が進行していないこと
- 顎の成長がすでに止まっている(成人以降)
- 根の長さや骨量などが矯正に耐えられる状態である
【20代・30代】で矯正を始めるメリット
● 審美的意識が高まりやすい年齢
社会人デビューや結婚、子育てなどライフイベントが多い20~30代。
この時期に「歯並びの見た目」を改善しておくと、自信ある笑顔や好印象を手に入れやすいです。
何歳からでもできますが、早いに越したことはありません。だって人生の中で綺麗な歯並びの時間が増えるのですから。
● 将来の口腔トラブルを未然に防げる
歯並びが悪いままだと、将来的に以下のリスクが高まります。
- 虫歯や歯周病(歯磨きしづらい)
- 咬合崩壊や顎関節症(かみ合わせが不安定)
- セラミックやインプラント治療時の制限
早めに歯並びと咬合を整えておくことで、将来の治療の選択肢が広がります。
そもそもいい歯並びだと歯磨きがしやすいのでむし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。型つきが大きい方ほど綺麗な歯並びになった時の歯磨きのしやすさは大きく変わります。効果絶大です。
● 装置の選択肢が豊富
マウスピース矯正(インビザラインなど)や白いワイヤー矯正など、目立ちにくい矯正法が普及しており、仕事やプライベートにも配慮しやすいのが現代の矯正治療です。
大人の矯正で気をつけるポイント
■ 歯周病の有無をしっかりチェック
成人矯正で一番重要なのが歯ぐきの健康です。歯周病が進行していると、歯が動きにくくなったり、治療中にグラグラしてしまう可能性があります。
治療前には歯周病検査・クリーニング・メンテナンスを行い、口腔環境を整えることが重要です。
■ 治療期間は平均2年
大人は骨の代謝が遅いため、子どもよりも治療期間がやや長くなる傾向があります。ただし、ゴールを明確に設定して計画的に進めることが可能です。
当院の矯正治療の特徴
博多歯科・矯正歯科では、大人の矯正治療に特化したプランもご用意しています。
当院では矯正のカウンセリングは無料で行っております。現在の歯並びだけでなく、将来的な補綴治療や審美のご希望にも配慮したご提案をいたします。
まとめ:矯正は「今がベストタイミング」
年齢に関係なく、歯並びは一生ものの財産。
「今さら…」ではなく、「今だからこそ」始める価値があります。
まずはご自身のお口の状態を知ることからスタートしてみませんか?
無料カウンセリングも行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
参考文献
- Proffit WR, Fields HW, Sarver DM. Contemporary Orthodontics, 5th Edition.
- Little RM. “The Irregularity Index: a quantitative measure of mandibular anterior alignment.” Am J Orthod. 1975.
- 厚生労働省「歯科口腔保健の推進に関する基本的な資料(成人矯正の現状と展望)」2021年