2025年7月09日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「朝起きると顎が疲れている」「奥歯がすり減ってきた気がする」…そんな経験はありませんか?
実はこれ、大人になってから気づくことが多い「歯ぎしり・くいしばり」が原因かもしれません。
当院の患者様でも、歯ぎしりやくいしばりにお悩みの方は多く、当院でも対応しておりますのでご相談ください。
今回は、歯ぎしりやくいしばりがどのようなトラブルを引き起こすのか、そして予防・治療の選択肢について解説していきます。
歯ぎしり・くいしばりとは?無意識に起こる「力のクセ」
歯ぎしりやくいしばり(ブラキシズム)は、睡眠中や日中に無意識で歯を強く接触させる癖のことです。
歯がすり減っている方に「歯ぎしりをご家族に指摘されたことはありますか」と聞くと覚えのない方もいらっしゃいます。
実は、いわゆる「歯ぎしり」と呼ばれ、音を伴う「グラインディング」だけでなく、カチカチ噛むタッピング。音のない「クレンチング(くいしばり)」も含まれます。

原因はストレス、噛み合わせ、歯並び、生活習慣などさまざまで、意識して改善するのが難しいのが特徴です。
放置するとこんなトラブルが…歯・顎・被せ物への影響
歯ぎしり・くいしばりが慢性化すると、以下のようなトラブルを引き起こします。
- 歯の摩耗・破折:エナメル質がすり減り、知覚過敏や割れの原因に。
- 顎関節症:顎のだるさや開閉時の違和感・痛みにつながります。
- 被せ物・詰め物の脱離:特にセラミックや金属の破損が増えます。
- 歯周病の悪化:歯にかかる過剰な力が歯ぐきに悪影響を及ぼします。
特に働く世代はストレスや長時間のPC作業などでくいしばりを起こしやすく、自覚のないまま進行してしまうケースが多く見られます。
また、寝ている間も脳のストレス解消で何かしらのブラキシズムをしてしまうケースが多いです。
対処法:セルフチェックと歯科での予防がカギ
歯ぎしり・くいしばりの兆候に気づいたら、早めに対策を取りましょう。
日常でできるセルフチェック
- 朝起きたときに顎の筋肉が疲れている
- 頬の内側に歯型がついている
- 歯の先端が平らに削れている
- 歯に亀裂が走っている
これらに心当たりがあれば、歯科医院での診察をおすすめします。
歯科でできる主な対処法
- マウスピース(ナイトガード)の作製:就寝時の歯の保護
- 噛み合わせの調整:咬合性外傷のリスクを軽減
- ストレス対策・生活指導:日中のくいしばりの意識づけ
- 被せ物・補綴の見直し:破損しにくい素材への交換
ナイトガードは保険適用になる場合も多く、手軽な対処法としておすすめです。
「ただの癖」では済まない歯のダメージ。早期発見・予防が鍵
歯ぎしり・くいしばりは「癖」と軽視されがちですが、歯や顎に大きな負担をかけ、長期的に見ると補綴治療やインプラント治療が必要になるケースもあります。
気づいたときが治療のタイミングです。「もしかして…」と思った方はぜひお気軽にご相談ください。
博多歯科・矯正歯科では…
当院では、マウスピースによる予防はもちろん、すり減った歯の修復、咬合再構成、インプラント治療までトータルに対応可能です。
まずはお口の状態を一緒に確認しましょう。
参考文献
- Lavigne GJ, et al. “Sleep bruxism: A critical review of the literature.” Journal of Oral Rehabilitation, 2008.
- 日本顎関節学会. 「顎関節症のガイドライン(第3版)」, 2020.
- 小野塚實 他, 「咬合とブラキシズム」, 医歯薬出版, 2019.