2025年10月16日
こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「歯は大丈夫だけど、歯ぐきが気になる…」
そんな方は、歯周病の初期サインかもしれません。
実は、歯を失う原因の第1位は「むし歯」ではなく、歯周病。
しかし、正しいケアと定期的な通院で防ぐことができる病気でもあります。
今回は、今日からできる歯周病予防の基本を分かりやすくご紹介します。
歯周病は、「世界一感染者が多い感染症」としてギネス認定されています。成人だと歯周病菌にかかっていない方が珍しいですし、誰しも歯周病になりえます。しかし、日々のケア次第で早く進む方とゆーーーーっくり進む方に分かれます
1. 歯周病とは?
歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった歯垢(プラーク)の中の細菌が原因で、
歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ溶けていく病気です。
主な症状
- 歯ぐきが腫れる・出血する
- 口臭が強くなる
- 歯がぐらぐらする
- 噛むと痛い
初期は痛みがないため、気づかないうちに進行してしまうのが怖いところです。それゆえサイレントキラーと呼ばれています。
2. 毎日のセルフケアでできる歯周病予防
✅ 歯ブラシだけで終わらせない
歯周病菌は歯と歯の間や歯ぐきの中に潜んでいるため、
フロスや歯間ブラシの併用が必須です。
- 歯ブラシ:歯と歯ぐきの境目を45°の角度で磨く
- フロス:歯と歯の間の汚れを除去(特に前歯)
- 歯間ブラシ:奥歯や隙間が広い部分に有効
歯ブラシで取れる汚れはなんとだったの60%です。みなさんのお家にエアコンクリーニングの業者さんが来たとして、60%程度の掃除で終わって帰ったらどうでしょうか。僕からブチギレます笑
お掃除として60%はどう考えても不十分です。
しかし、フロスをするとこで歯垢除去は約85%まで上がります。
✅ マウスウォッシュで仕上げる
殺菌効果のある洗口液を使うことで、細菌の繁殖を抑制できます。
刺激が少ないアルコールフリータイプがおすすめです。
3. 定期的なプロフェッショナルケア
どんなに丁寧に磨いても、家庭では落とせない汚れがあります。
そこで大切なのが、歯科医院での定期クリーニングです。
当院での予防メニュー
- 保険クリーニング(スケーリング・PMTC):歯石・プラークを除去、歯周病検査、ご希望に応じてフッ素塗布。
- 自費クリーニング(エアフロー):微細な着色やバイオフィルムを徹底除去
また、定期検診では以下のようなチェックも行います:
- 歯ぐきの深さ(ポケット測定)
- 歯の動揺(ぐらつき)
- 噛み合わせ・プラーク付着状況
4. 生活習慣も見直そう
歯周病は生活習慣病の一種とも言われています。
注意したいポイント
- 喫煙:歯ぐきの血流を悪くし、治りを遅くします。
- ストレス:免疫力低下で細菌が繁殖しやすくなります。
- 糖質の摂りすぎ:プラークの原因菌が増える要因に。
バランスの良い食事・十分な睡眠・禁煙を意識することが、
歯ぐきの健康維持にもつながります。
5. 当院の予防歯科(福岡・博多区)
当院では、歯周病の早期発見・予防に力を入れています。
- 歯周検査・口臭検査・唾液検査によるリスク評価
- 平日21時まで・土日祝も診療で定期ケアが続けやすい
- 予防+審美+矯正のトータルケアで、見た目も健康もサポート
まとめ
- 歯周病は歯を失う最大の原因
- 予防の基本は「歯ブラシ+フロス+定期検診」
- 生活習慣を整え、お口と全身の健康を守る
福岡市博多区で「歯ぐきの腫れが気になる」「歯周病を予防したい」という方は、
ぜひ博多歯科・矯正歯科へご相談ください。
参考文献
- 厚生労働省「歯周疾患実態調査」2022年
- 日本歯周病学会「歯周病予防ガイドライン」2021年
- Lindhe J, Lang NP. Clinical Periodontology and Implant Dentistry. Wiley, 2015