2025年10月26日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です。
「歯医者の麻酔ってどのくらい効くの?」「いつまでしびれるの?」
治療を前に、そんな不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
患者さんからよく聞かれる質問です。
今回は、歯科で使う麻酔の種類と効果時間についてわかりやすく解説します。
1. 歯科で使う麻酔の種類
歯科治療で最も一般的に使うのは「局所麻酔(きょくしょますい)」です。
虫歯治療・抜歯・歯周治療などの際に、痛みを感じる部分だけに効かせるタイプの麻酔です。
これは骨に麻酔を染み込ませるタイプなので骨が分厚く緻密な方は効きにくいと言われています。
注射で行うものが主流ですが、当院では麻酔注射の前には表面麻酔(ジェル状の麻酔)を使うことで、
「注射のチクッとした痛み」も感じにくくする工夫をしています。
2. 麻酔が効くまでの時間
個人差はありますが、一般的には
- 注射してから3〜5分ほどで効果が出始める
- 奥歯など骨が厚い部分は少し遅れることもある
感覚としては、
「唇や頬がぽわっとしびれてきた」
「指で触ると感覚が鈍い」
という状態になれば、しっかり効いているサインです。
上の前歯のところは鼻と近いので、鼻のあたりまで聞いてきますが心配いりません。
3. 麻酔の効果時間
通常の局所麻酔は、
🕒 約1〜3時間程度 効果が持続します。
ただし、使う薬剤の種類や部位、量や体質によっても差があります。麻酔が聞きにくかったことがある場合は事前に教えてくだされば、量を通常よりも多くすることもできます。
4. 麻酔が切れるときの感覚
麻酔が切れてくると、
- しびれが徐々に薄れていく
- 感覚が少しずつ戻る
という段階を経て、完全に元の状態に戻ります。
多くの方は治療後2〜3時間でしびれがほとんど取れることが多いです。
5. 麻酔が効いている間の注意点
- 🍴 食事は麻酔が切れてから!
→ しびれている間に食べると、頬や舌を噛んでしまうことがあります。 - ☕ 熱い飲み物はやけど注意
→ 感覚がないため、温度を感じづらくなります。 - 🚗 治療直後の運転は控えめに
→ 違和感があるうちは集中力が落ちやすいです。
特に食事は気をつけましょう!気づかずに唇を噛みまくってたくさん口内炎ができてしまう方もいます、、、
6. 麻酔が効きにくい場合もある?
一部の方は、体質や炎症の状態によって麻酔が効きにくいことがあります。
例
- 強い炎症(膿が溜まっているなど)がある
- 緊張・ストレスでアドレナリンが出ている
- 体質的に麻酔が代謝されやすい
当院では、効きづらい方には追加麻酔や電動麻酔器の使用などによって痛みを最小限に抑える工夫を行っています。お気軽にお申し付けください。
7. まとめ
- 歯科麻酔の効果は 約1〜3時間持続
- 食事・熱い飲み物は麻酔が切れてから
- 効きづらい場合も追加対応可能
福岡市博多区で「麻酔が怖い・痛みに弱い」という方は、
博多歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。
また当院では、痛みに配慮した電動麻酔器・表面麻酔・リラックス治療を導入しています。静脈内鎮静のご相談も可能ですので、こちらも気になる方はお申し付けください。
参考文献
- 厚生労働省「歯科局所麻酔薬の安全使用ガイドライン」2022年
- 日本歯科麻酔学会「局所麻酔の基礎知識」2023年
- Becker DE. Local anesthetics: review of pharmacological considerations. Anesth Prog. 2021