2025年7月19日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「歯並びが気になるけど、見た目だけの問題かな?」そんなふうに思っていませんか?実は歯並びは見た目だけでなく、虫歯や歯周病のリスクにも深く関係しています。特に20〜30代は忙しさでケアが疎かになりがちですが、今から矯正を始めることで将来の大きなトラブルを防ぐことができます。
このブログでは、歯並びと虫歯リスクの関係、矯正治療による予防効果について分かりやすく解説します!
歯並びが悪いと虫歯・歯周病リスクが高まる理由
歯並びが乱れていると、
- 歯ブラシが届きにくい
- 食べ物のカスが残りやすい
- 歯垢(プラーク)が溜まりやすい
といった問題が生じます。 - 歯に不均等な力がかかり負担がかかる
2020年の論文によると、歯列不正は歯垢の付着量を増加させ、特に前歯部の虫歯リスクを高めることが報告されています【1】。さらに、歯周ポケットが深くなることで歯周病の進行も早まると言われています。
つまり、「歯並びの乱れ」は単なる審美的な問題ではなく「口腔内の健康リスク」でもあるのです。
最後の歯への負担の問題は患者さんが自覚しにくいものの非常に深刻なことも多いです。例を挙げると、歯にヒビが入ってしまい、そこからむし歯菌が侵入してむし歯になったり、歯を支える骨に負担がかかって歯周病になりやすくなったり、みたいなことが起きる場合があります。
当院ではこれを力のリスクと呼ぶのですが(大森塾の大森先生のお言葉をかりて)、この場合のむし歯や歯周病は正攻法では止められません。そこでマウスピースで力をいなしたり、矯正で根本的に解決したりする工夫が必要です。
矯正治療は「予防歯科」の一環になる
矯正治療=見た目をキレイにするだけ、と思われがちですが、実際には「予防効果」が大きなメリットです。
具体的には、
- 歯磨きしやすくなり、磨き残しが減る
- 咬み合わせが整い、歯への負担が分散される
- 歯周病や虫歯の進行リスクが低下
- 被せ物や詰め物が理想的な形態で作れる
といった効果が期待できます。
特にマウスピース矯正は透明で目立たず、取り外して歯磨きもできるため、20〜30代の忙しい方でも取り入れやすい治療法です。実際に、矯正治療後は歯周病改善や虫歯発症率が低下したという研究も多くあります【2】。
こんな方におすすめ!予防目的の矯正治療
- 虫歯・歯周病の再発を繰り返している
- 磨きにくい歯がある
- 矯正は「若い人向け」と思っている
- 将来インプラントやセラミック治療を検討中
こういった方こそ、矯正による予防効果が高くなります。
また、矯正は一度整えれば長期的にメンテナンスがしやすくなるため、結果的に「治療にかかるコスト・回数を抑えられる」可能性もあります。
見た目と健康の両立なら当院へ
博多歯科・矯正歯科では、目立たないマウスピース矯正からワイヤー矯正まで、患者様のライフスタイルに合わせた矯正プランをご提案しています。
ぜひお気軽にご相談ください!
参考文献
- Al-Hummayani FM, Eshky R. The impact of orthodontic treatment on dental caries: A systematic review. Saudi Dental Journal. 2020;32(4):183-188. doi:10.1016/j.sdentj.2020.04.006
- Karkhanechi M, Chow D, Sipkin J, et al. Periodontal status of adults treated with orthodontics as adolescents. American Journal of Orthodontics and Dentofacial Orthopedics. 2013;143(5):552-559. doi:10.1016/j.ajodo.2012.12.014
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