2026年2月20日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
「歯がほとんど残っていないけど、入れ歯は嫌…」
「できるだけ少ない本数のインプラントで治療できませんか?」
そんな方に検討されるのが、
オールオン6(All-on-6) という治療法です。
専門用語だったこの言葉ですが、最近は一般的になりつつあるのを感じます。
今回は、
最小本数で固定式の歯を支えるオールオン6の仕組みとメリット・注意点を、歯科医師の視点でわかりやすく解説します。
オールオン6とは?
オールオン6とは、
👉 片顎に6本のインプラントを埋入し、
その上にすべての人工歯を固定する治療法 です。
通常、歯がすべて無い場合、
- 1本ずつインプラントを入れる
と本数が多くなります。
成人の歯は親知らずを除いても上14本、下14本の上下で28本あり、歯が抜けるごとに1本ずつインプラントをしていると大変な金額になります。(インプラントは目安1本45万ほどです。)
14本ある歯を賄える最小のインプラントの本数は何本なのでしょうか。
基準となる答えは上の歯が6本、下の歯が4本です。
状況に応じてこれより少ない時のあるし、多いときもありますが
エビデンス的なところで言うとこの数字です。
オールオン6では、
6本で全体を支える構造 にすることで、
本数を抑えながら固定式を実現します。
なぜ6本で支えられるの?
ポイントは、
- インプラントを戦略的な位置に配置
- 骨の強い部分を活用
- 人工歯を一体型で連結
することです。
これにより、
- 力を分散
- 安定性を確保
できる仕組みになっています。
オールオン6のメリット
① 入れ歯ではない「固定式」
最大のメリットは、
- 取り外し不要
- しっかり噛める
- 違和感が少ない
という点です。
天然歯に近い感覚で食事ができます。
② インプラント本数を抑えられる
全部の歯を1本ずつ入れるよりも、
- 手術回数
- 費用
- 体への負担
を抑えられる可能性があります。
③ 骨移植が不要な場合がある
傾斜埋入などの工夫により、
- 骨の少ない部分を避ける
- 骨移植を回避できる
ケースもあります。
④ 見た目が自然
歯ぐき部分も含めて設計できるため、
- 若々しい口元
- バランスの良い歯並び
を再構築できます。
オールオン6が向いている方
- 多くの歯を失っている
- 残っている歯の予後が悪い
- 総入れ歯が合わない
- 噛める固定式を希望
こうした方に適した選択肢です。
多くの歯と言うとざっくりですが費用対効果を考えると5本以上です。
もちろん5本失ったら即オールオン、というわけではありません。
患者さんと相談の上、そもそもインプラントが必要か、から考えます。
注意点・デメリット
① 外科手術が必要
- インプラント埋入手術
- 麻酔処置
が必要です。
② 費用は高額になる
本数は抑えられても、
自費治療で高額になります。
③ メンテナンスが必須
オールオン6は固定式ですが、
- 毎日のセルフケア
- 定期的なプロメンテナンス
を怠ると、
インプラント周囲炎のリスクがあります。
オールオン4との違い
似た治療法にオールオン4があります。
- オールオン4 → 4本で支える
- オールオン6 → 6本で支える
6本の方が、
- 支持力が高い
- 長期安定性が高い
とされるケースが多いです。
当院の考え方
博多歯科・矯正歯科では、
- 無理に抜歯してオールオンにしない
- 残せる歯は最大限残す
- 精密診断(CT)を重視
- 必要に応じて専門機関と連携
し、
将来を見据えた治療計画を立てています。
まとめ:少ない本数で固定式を実現できる治療
オールオン6のポイントをまとめると、
- 6本のインプラントで全体を支える
- 固定式でしっかり噛める
- 本数を抑えられる
- 高度な外科治療が必要
- 維持管理が重要
オールオン6は、
歯を多く失った方にとって大きな希望となる治療法です。
「入れ歯が合わない」
「固定式にしたいけど本数が心配」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたに合った最適な選択肢を丁寧にご提案します。