2025年8月07日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!
「朝起きたらあごが疲れている…」
「気づかないうちに歯を噛みしめている…」
「せっかく入れたセラミックがすぐ割れてしまった」
そんなお悩みを抱えている方、実は“歯ぎしり”や“食いしばり”が原因のことが多いのをご存知ですか?
この記事では、福岡市博多区でマウスピース治療を検討している方や、セラミック治療後のメンテナンスを気にされている方に向けて、マウスピースの活用方法とその重要性を解説します。
ちなみに当院では歯ぎしり・食いしばりや、顎関節症の治療にも力を入れている珍しい歯科医院で、いつでもご相談承っております!
歯ぎしり・食いしばりが引き起こすトラブル
特に夜間の無意識下で起こる「歯ぎしり(ブラキシズム)」や「食いしばり(クレンチング)」は、自覚がないまま以下のような悪影響をもたらします:
- セラミックの割れ・欠け・脱離
- 歯や歯ぐきの痛みや知覚過敏
- あごの痛み・頭痛・肩こりの原因にも
- 被せ物やインプラントの寿命を縮める
今年福岡市内で開業した私ですが、20〜50代の働く世代を中心に、ストレス性のかみしめ習慣が多い傾向にあります。
セラミック治療後は“マウスピース”が必須?
審美治療で使用されるセラミックは、非常に見た目が美しく、変色しにくい優れた素材です。
しかし、衝撃や過度な咬合力には弱いため、治療後の「守り」がとても重要です。
特に、
- 寝ている間に強く噛みしめている方
- 無意識に日中でも食いしばってしまう方
- ボクシングやジム通いなどで力を入れる機会が多い方
には、就寝時のマウスピース(ナイトガード)の装着をおすすめしています。
マウスピースがおすすめな理由
マウスピースをおすすめすると、「毎晩つけられるか不安」「マウスピースを作るために通院するのがめんどくさい」と言ったお声をおただきます。ごもっともです。ライフスタイルを変えるのは大変なことです。しかし、私はそれ以上のメリットがあると思います。
- 保険が適用でき、¥3,000弱で作れる
- 矯正と違い2回のアポイントで形になる
- 歯を負担から守ることができる
【福岡・博多で対応】マウスピースの種類と選び方
当院では、咬合力やセラミックの種類に応じてオーダーメイドで設計。
特にセラミック・インプラント治療後の方には、“壊さないための処方”としてご提案しています。

メンテナンスも重要!長く使うためのポイント
- マウスピースは定期的な洗浄・乾燥を
- 変形・破損があればすぐに調整・再作製
- 3〜6ヶ月に1回の定期検診で噛み合わせチェック
また、福岡市博多区で働く方には、職場でのストレス管理や姿勢の改善も食いしばり対策に有効です。
特にデスクワークの方は、集中してる時に案外食いしばっていたりします。また、マウスピース中は間食できません(むし歯になります)ので、間食が減ったというご意見も先日いただきました。
まとめ|セラミックを守る“もう一つの治療”として
歯を白く美しく整えるだけでは、本当の治療は完結しません。
長く守るためのケア=マウスピースは、セラミック治療をした方にとって“仕上げ”ともいえる存在です。
福岡・博多で「セラミックを入れたけどすぐ割れた…」「歯ぎしりが心配」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなただけの噛み合わせと生活習慣に合わせた予防プランをご提案します。
参考文献
- Lobbezoo F, et al. “Bruxism defined and graded: an international consensus.” J Oral Rehabil. 2013.
- Okeson JP. Management of Temporomandibular Disorders and Occlusion, 8th Ed.
- 日本補綴歯科学会「補綴治療後のナイトガードの有用性について」2020年