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【差し歯とインプラント、どちらがいい?】それぞれの違いと選び方

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2025年7月31日

【差し歯とインプラント、どちらがいい?】それぞれの違いと選び方

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、博多歯科・矯正歯科、院長です!

「前歯が折れた…」「もう一度しっかり噛めるようにしたい」——
そんなとき、選択肢に挙がるのが「差し歯」か「インプラント」。
でも、「そもそも何が違うの?」「自分にはどちらが合っているの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、差し歯とインプラントの違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。

差し歯とは?

差し歯とは、歯の根が残っている状態で、土台を立てて人工の歯をかぶせる治療です。

例えば虫歯が大きくてほとんど歯が残らなかった場合、被せ物が被りませんので本来抜歯です。しかし、歯の厚みがある程度あれは土台を差すことで被せ物を被せる支柱を作れるのです。

● 特徴

  • 根っこ(歯根)が健康であることが前提
  • 抜歯をせずに済む場合が多い
  • 費用が比較的抑えられる
  • 歯根破折や再感染のリスクがある

歯の根がまだ機能している方には有効な選択肢です。

インプラントとは?

インプラントは、歯を失った部分のあごの骨に人工のチタン製のネジ(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。

● 特徴

  • 天然歯に近い噛み心地と見た目
  • 隣の歯を削らない
  • 骨の量や全身状態に注意が必要
  • 手術が必要(治療期間:約3〜6ヶ月)

歯を抜いた・失った場合に“第二の永久歯”としての役割を果たします。

差し歯とインプラントの違いを比較

差し歯は自分の子のった歯にレジンや金属でできた支柱(コア)を差しますので、結局は自分の歯と言えます。インプラントは完全に歯がなくなった状態で骨に埋め込むので人工の歯です。ここが大きな違いです。

前歯のケースでは何を重視すべき?

前歯は「見た目」と「発音」に大きく関わるため、審美性と精密な治療が求められます。

  • 歯の根に十分な強度がり破折がない場合 → 差し歯が適応となるケースが多い
  • 歯根が折れている、ぐらついている、感染している場合 → インプラントの方が予後が安定する可能性が高い

こんな方はインプラントがおすすめ!

  • 歯を抜いた or 抜かざるを得ないと言われた方
  • 過去に差し歯治療で再発を繰り返している方
  • 見た目・噛み心地を重視したい方
  • 周囲の歯に負担をかけたくない方
  • 急に取れるのが心配な方

当院の治療スタンス:無理に勧めません

博多歯科・矯正歯科では、患者様一人ひとりの状態を丁寧に診断し、“いま残せる歯かどうか”を的確に見極めたうえで治療を提案しています。
差し歯で済むなら差し歯、長期的に見てインプラントが良ければそちらをご提案します。なるべくご自身の歯は残したいと思って治療をしておりますし、自分だったらそうしたと思っています。

まとめ

「差し歯」と「インプラント」はそれぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらを選ぶかは、歯の状態・年齢・ライフスタイル・審美性の希望によって変わります。

気になる方は、まずはカウンセリングで状態をチェックしてみてはいかがでしょうか?
治療の選択は、情報と納得があってこそ安心して進められるものです。

参考文献

  1. Misch CE. Contemporary Implant Dentistry, 3rd Ed., Mosby, 2008.
  2. Rosen E, et al. “Tooth retention or implant placement: a review of clinical decision-making considerations.” J Periodontol. 2012.
  3. 川添祐亮 他. 「前歯部インプラントにおける審美的成功の要件」日本口腔インプラント学会誌, 2020.

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