2026年1月20日

こんにちは!博多駅博多口から徒歩5分の歯医者、
博多歯科・矯正歯科、院長です。
「矯正って治療なのに、どうして保険が使えないんですか?」
「むし歯は保険なのに、矯正は自費なのは不公平じゃないですか?」
これは、矯正相談でとてもよくいただく質問です。
結論からお伝えすると、矯正が保険適用にならないのは“矯正が贅沢だから”ではありません。
そこには、日本の医療保険制度ならではの明確な理由があります。
今回は、
矯正はなぜ保険適用にならないのか を、歯科医師の立場からわかりやすく解説します。
多くの場合、保険適用にはならないですが、医療費控除は使える場合がありますのでご相談ください。
日本の保険治療は「最低限の機能回復」が目的
まず知っておいていただきたいのは、
保険治療の基本的な考え方 です。
日本の医療保険は、
- 病気やケガによって失われた
- 最低限の機能を回復する
ことを目的としています。
歯科で言えば、
- 痛みを取る
- 噛めるようにする
- 炎症を抑える
といった治療が、保険の対象になります。
基本的に病気になった時に、病気に対して治療ができるようになっています。
矯正は「命に直結する治療」ではないと考えられている
矯正治療 は、
- 歯並びを整える
- 噛み合わせを改善する
という、非常に重要な治療です。
しかし制度上は、
- すぐに命に関わる
- 放置すると急激に悪化する
といった治療ではない、と位置づけられています。
そのため、
原則として保険適用外(自費治療) になっています。
命に直結する医科は保険治療が最善の治療となるようにかなり考慮されてデザインされていますが、歯科に関してはどちらかというとQOLに直結するので、良い素材や良い材料はかなり恵まれないところがあります。
見た目の要素が強い治療は保険対象になりにくい
矯正治療は、
- 噛み合わせの改善
- むし歯・歯周病の予防
といった 医療的メリット も大きい一方で、
- 見た目の改善
- 審美性の向上
という側面もあります。
日本の保険制度では、
審美性が関係する治療は保険対象になりにくい という特徴があります。
治療方法・期間・ゴールが人によって大きく違う
矯正治療は、
- 歯並びの状態
- 骨格
- 年齢
- 生活習慣
によって、
治療方法・期間・ゴールが大きく変わります。
- ワイヤー矯正
- マウスピース矯正
- 抜歯・非抜歯
など、選択肢も非常に多く、
全国一律のルールを作ることが難しい治療 なのです。
高度な専門性と技術差が大きい治療だから
矯正治療は、
- 診断力
- 治療計画
- 経験値
によって、結果が大きく左右されます。
もし保険適用になると、
- 時間制限
- 工程制限
- 材料制限
が生じ、
十分な診断や調整ができなくなる可能性 があります。
結果として、
治療の質が下がるリスクも考えられます。
例外的に「保険で矯正ができる場合」もある
実は、矯正が 保険適用になるケースも一部存在 します。
たとえば、
- 顎の骨に先天的な異常がある
- 外科手術を伴う顎変形症
- 厚生労働省が定めた特定の疾患
など、
明確に医療行為と認められたり、流石にこのままだと健康を即なうよねみたいなケース では、
保険で矯正治療が行われます。
ただし、
一般的な歯並び・噛み合わせの矯正は対象外です。
自費治療だからこそできることもある
矯正が自費治療であることには、
デメリットだけでなくメリットもあります。
- 治療計画を柔軟に立てられる
- 見た目や快適性を考慮できる
- マウスピース矯正など新しい技術が使える
- 調整にしっかり時間をかけられる
つまり、
一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療が可能 なのです。
当院の矯正治療に対する考え方
博多歯科・矯正歯科では、
- 矯正ありきの提案はしない
- 必要性・メリット・デメリットを丁寧に説明
- 費用・期間・ゴールを明確に共有
することを大切にしています。
患者さんと歯科医師は選手とコーチのような関係で、ゴール達成のためのアドバイザーとして専門知識と技術を提供します。
また、
- 難しい症例はワイヤー矯正専門クリニック
- マウスピース矯正専門クリニック
と連携し、
最適な治療につなげる体制 を整えています。
博多駅博多口から徒歩5分、
平日21時まで・土日祝も診療 しているため、
忙しい方でも相談しやすい環境です。
まとめ:矯正が保険適用外なのは「価値が低いから」ではない
矯正が保険適用にならない理由 をまとめると、
- 保険は最低限の機能回復が目的
- 命に直結する治療ではないとされている
- 見た目の要素が含まれる
- 個人差が大きく一律化できない
- 高度な専門性が必要
という制度上の背景があります。
矯正治療は、
歯を守り、噛み合わせを整え、将来のトラブルを減らすための“価値ある治療” です。
「自分には本当に必要なのか」
「費用に見合う価値があるのか」
そんな疑問がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの人生設計に合った矯正治療 を、一緒に考えます。